車のEV(電動)化に始まり、バイク業界にもEV化の波が勢いよく押し寄せています。
バイクでも既にたくさんの電動バイクが出ており、その勢いはとどまる事をしりません。
一時期話題に上がった”漕ぐことが出来るバイク(ペダルのあるバイク)”を出しているグラフィットから新たな形の電動バイク?が登場する予定です!
グラフィットと言えば、自転車みたいな電動バイクと言う事で一時期話題に上がっていました。
▲こんなの見たことある人も多いんじゃないでしょうか?
この自転車みたいな電動バイクは、ペダルが付いている事から”漕ぐことが出来る”バイクです。
「電気のみ」「電気と足」「足のみ」の3通りの走行が出来る事から話題になっていましたね!
そんなグラフィットから新たに”立ち乗り”する電動バイク?が登場する予定です。
完全に立って乗る事からバイクと呼んでいいのか分かりませんが、2輪という事で一応バイクと言っておきます。電動モビリティと言った方がいいかもしれませんがねw
という事で今ページではグラフィットから新登場する「X-SCOOTER LOM」を紹介していきますよ!
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また新しい形の電動バイクが登場する!次は「立ち乗り」か!?
コチラはグラフィットから新登場する予定の「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」以下ロム、です。
名前に”スクーター”と付いているのでバイクと呼んでもいいよね?w
この”ロム”のプロトタイプが1月7日~1月10日まで開催される「CES2020」で展示されています。
まだ、販売はされておらずクラウドファンディングにて展開(時期未定)される予定との事です。
X-SCOOTER LOMはどんな乗り物?
今このページを読んでいるあなたも思っているでしょう…ロムは「キックボード」みたいな乗り物です。
見た目は似ていますが違うものですよ?
まずは乗り方…
- キックボードは「左右の足を縦に並べて乗る」乗り物
- ロムは地面に「立つ様に、両足を並べて乗る」乗り物
という違いがあります。
そして次は走行する場所…
- キックボードは「歩道など」の道
- ロムは「車などが走行する」道路
という走行出来る場所が違います。
つまり、ロムには”ナンバープレート”が必要であり完全に車両としての扱いになるという事です。
でもさ、電動キックボード風の公道走れるタイプも最近出てきてるよね?
よく知ってるね!電動キックボード風の公道走行可能モビリティも出てきてて、結構話題に挙がったりするね。
そう言われると思っていたので、次の項目はそれら公道走行可能キックボードとの比較をお見せします。
その他公道走行可能モビリティとの比較
キックボードとは商標だと思うので他の製品を同じ様に呼んでいいのか分かりません!
なので、その他公道走行可能モビリティとします(以下その他モビリティ)。
その他モビリティと比べてもロムはスペック面でも比較的優秀だという事が言えるでしょう。
今回比較するその他モビリティは以下…
- 「ZERO9」:Kモビリティ
- 「Kintone α GO」:キントーン
- 「E-KON grande」:E-KON
- 「ELECTRIC KICKBOARD」:メーカー不明
以上4製品と比較します。
ロム | ZERO9 | Kintone α GO | E-KON grande | ELECTRIC | |
総重量(kg) | 16.5 | 18 | 10 | 15 | 8 |
最大積載量(kg) | 100 | 100 | 120 | 120 | 120 |
最高速度(km/h) | 25以上 | 40 | 20~23 | 25~30 | 24 |
航続距離(km) | 40/60 | 40 | 5~10 | 25~30 | 10~15 |
充電時間(h) | 3.5/6 | 4 | 4 | 4~5 | 4 |
金額 | 不明 | 10万9800円 | 9万640円 | 9万円程 | 3万円 |
▲上記が気になるスペックの比較表となっています。
(ロム内数値参考→スタンダードバッテリー/大容量バッテリー)
【この手のモビリティの平均値】
総重量:10~30kg
最大積載量:100~125kg
最高速度:20~40km/h
航続距離:10~30km
充電時間:4~6時間
金額:ピンキリ
▲大体の平均値
ロムの大きな強みは”航続距離が長い事”にあります。
スタンダードなバッテリーでさえ40kmの最大走行距離を持っており、大容量バッテリーにしたら60kmもの走行を可能にします。
はっきり言ってしまえば「ちょい乗りにしてはオーバースペック」とも言えなくもない距離ですが、公道を走れるとなると心境的に距離は長く乗れた方が良いのも事実ですよね!
比較するその他モビリティはハイグレードモデルがある製品はハイグレードモデルを載せています。
その状態で”ロム”と比べると…スタンダードバッテリーで同等レベル、又はそれ以上のスペックを有しており、大容量バッテリーだと航続距離が抜群に長いです。
ZERO9がかなり良スペックな製品に対して、スタンダードバッテリーで引けを取らないロムは優秀でありその上があるというのも驚きですよね。
ふむふむ、スペックは優秀…と
あとは”金額”だよね。
クラウドファンディングがまだ始まっていないから全然分かんない。
残る気になる所は金額だけ!
ZERO9と同じくらいの価格になるのであればコスパ最優秀モデル間違いないかもしれませんよ?
【参考PR動画】
X-SCOOTER LOM開発の背景
グラフィットがこの”ロム”を開発・販売するにあたって社会的問題解決への助けの一端になればと考えている様です。
この”ロム”を開発し販売するにあたってグラフィットでは以下の事を思っているようです…
「Revolutionize the last mile」を掲げ、楽しく快適な単距離移動を提供する事で「Last one mile」問題に取り組んでいきたい。
Revolutionize the last mile
この英語をざっくり訳すと「ちょっとの移動に革命を」という意味です。
ロムは3つのコンセプトを基に開発されており…
- Compact(小型で)
- Connected(繋ぐことが出来る)
- Comfortable(快適な)
電動バイク(モビリティ)
ロムを使用し、ちょっとの移動に楽しさと快適さをプラスする事でちょっと移動に革命を起こすよー!というニュアンスだと思います。
Last one mile問題
Last one mile問題とは…簡単に言うと流通業者における人件費の高騰問題です。
この問題の背景としては2つの要因があり
- 物販サイト(ネットショップ)運営側は、売上を上げる為に”送料無料”施策
- 消費者側の再配達の多さ
があります。
1つ目に当たる”送料無料”…
売上を上げる為にネットショップ運営側は送料無料を行っていますが、あまりに低価格の商品のオーダーでは売上が少なすぎる。
その少ない売上を少しでも上げる為に、運営会社への支払いを削減します。
これによって運送会社の売上に対する人件費の高騰へと繋がっているという事。
2つ目の”再配達”の多さ…
スマホやPCを使用し、購入したい製品を選び購入ボタンを押す…これだけで製品が手元に届くという便利な世の中。
ですが、製品を配達時に受け取る人がいない場合には運送業者は自社の支店へと持ち帰り「一時保管」します。
そして消費者から依頼があれば”再配達”するという仕組み。つまり2度手間!
再配達に関してはたくさんの人が知っているでしょう、これが運送業者の人件費高騰につながっているのは知っていましたか?
ロムでこの問題に取り組んでいきたいとは…
恐らくグラフィットとしては2番目の”再配達”に関しての一手としてロムは手助けを出来るのではないか?と考えていると思います。
理由としてはロムという製品そのものを見ても、PR動画を見てみても「基本的に誰でも気軽に乗る事が出来る」という点があり、この乗り物に乗る事が楽しいと思えると…
再配達依頼をせずに自分で荷物を保管してある支店へと出かけたくなる!
という事でしょう。
確かに、荷物を受け取る為だけに車やバイクを走らせ支店に行くのは「わざわざ」だったり「めんどう」という気になります。
その点ロムは気軽に乗り出す事が出来るかもしれませんね!
X-SCOOTER LOMのまとめ
ロムの開発にあたっての思想は素晴らしいと思います。
便利になった消費社会の代わりに起きた問題「Last one mile問題」の解決策の補助になり得るロムです。
ただ、この思想って結構多かったりしますw
ロムと比較した製品の中にも「Last one mile改革」をテーマにして販売されているものも実はあるんですよね!
ただそれは同じで良いと思います。
このような問題に向き合う企業が多ければ多い程解決する可能性も高いわけで、多ければ多い程その思想に共感する消費者も増えるのでたくさんの企業が頑張った結果解決できれば良いなと思います!
グラフィットからの”新しい電動モビリティの登場!”あなたは欲しいと思いますか?
私は欲しいです!(クラウドファンディング始まったら支援しようかな…と)
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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