ネオクラシックブームに火が付き出してからすごい勢いでネオクラシックバイクが世に飛び出しています。
ユーザー達が望んでいたスタイルのバイクだったという事がとても良く分かりますね。
ネオクラシックバイクとしての代表格に『Z900RS』や『XSR700/900』の存在がありますが、その他ネオクラシックバイクはどれも大型二輪ばかりとなっています。
「はじめてバイク」内のページでも、上記2つの記事中に『ネオクラシックバイクは大型しか無い』などの事を書いていますが、どうやらそうでは無かったかもしれないという事実が発覚しました。
(上記リンクでも今はもう訂正をしてあります。)
実は
250ccでネオクラシックバイクが存在したんです!
という事で今回はその存在した250ccネオクラシックバイクについて紹介していきたいと思います。
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ファンティックってバイクメーカーを知ってる?
実はその中型クラスに存在している250ccネオクラバイクはファンテックというメーカーが出しているバイクの様です。
ファンテックはイタリアの名門オフロードメーカーであり、その歴史は1968年にイタリア北部で創業し、70年代~80年代までエンデューロ界やトライアル競技で世界に名を馳せていたメーカーです。
エンデューロとかトライアル系は今では『オーストリアのKTM』が有名だけど、昔は違ったんだね!
その様だね。
筆者も知らなくて、知識不足を嘆いてたよw
その名門ファンティックは創業の翌年1969年に新ブランド
CABALLERO(キャバレロ)を出し、当時の若者たちを虜にしていたと言います。
キャバレロは「性能・品質」共に高く評価されていましたが、90年代中盤から経営破綻と再建を繰り返した事もあり、日本国内ではこれまで馴染みが無かった様です。
今回発見した250ccのネオクラバイクは、そのキャバレロであり日本での取り扱いもされています。
という事で見ていきましょう。
ファンティック キャバレロ スクランブラー250
参考画像がキャバレロスクランブラー250です。
スクランブラー250はネオクラシックトラッカー!
1970~80年代に名を冠したシリーズが現代の技術を搭載して蘇っており、まさに『ネオ』を名乗るのにふさわしいバイクでしょう。
エンデューロ界などで世界に名を馳せていたファンティックなので、オフロードとしての性能ももちろんの事であり、更にオンロードでの走りにも光るものがあるのでオン・オフどちらのロケーションでも十分に楽しませてくれるバイクとなっています。
昔ながらのシルエットや丸型タンクはレトロ感を出し、タンクに被ったシートやブロックタイヤ・倒立フォークはトラッカーとしての乗り易さをフルに発揮してくれます。
フロントタイヤ19インチという走破性の高いホイールを採用しており、特にオフロード走行時を視野に気合いを入れているのが良く分かります。
フルノーマルでも競技用のバイクを思わせるデザインはとても好感が持てますし、更にはレトロもといクラシカル漂う感じはストリートなどにもピッタリのまさに両刀バイクでしょう!
キャバレロ スクランブラー250のスペック詳細
見た目がカッコイイのはもちろん大事!
ですが、それだけでは『乗りたいバイク』としては選ばれません。
中身も重要という事でスペックを見ていきましょう。
【スペック詳細表】
全長×全幅×全高(mm) | 2166×820×1135 |
ホイールベース(mm) | 1425 |
シート高(mm) | 820 |
乾燥重量 | 140kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 249.6cc |
ボア×ストローク | 77×53.6mm |
最高出力/発生回転数 | 25PS/8500rpm |
最大トルク/発生回転数 | 2.2kg-m/6500rpm |
燃料供給方式 | FI |
タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
フロントタイヤサイズ | 110/80-19 |
リアタイヤサイズ | 130/80-17 |
オフロードにも気合いが入っており、フルに楽しめるバイクですがシート高820mmは日本人にとってそこそこ優しいシート高となっています。
誰でも気軽に乗れる足つきとまでは言いませんが、割とたくさんの人が楽しめる事が出来るでしょう。
最高出力自体は25PSとずば抜けて高かったり、低かったりもしませんが試乗インプレを見ていてもガツンといきなりパワーが発揮されるわけでは無いので、とても扱い易いという好評があります。
上記2ポイントを見てみると『トラッカー初心者』でもビビる事無く挑戦できる、初心者に易しいモデルとなっている様です。
キャバレロ スクランブラー250の搭載スペック
基本的な内部スペックを見てもらった所で次は外観、つまり装備品のスペックを見ていきましょう。
【ヘッドライト】
LEDヘッドライトを採用しており、中心部のプロジェクターが常時点灯のロービーム、上の5つの丸い部分が入ビームとなっています。
なかなかのこだわりが見られますね!
【メーター】
メーターはかなかなり小さめな液晶メーターになっていますが、燃料系やタコメーターなどの表示はもちろんの事、多彩な表示機能を持っています。
オフロードを走る上で大きなメーターは邪魔になる時もあるので、必要最低限の大きさで、表示は多彩という所が嬉しいですね!
【タンク】
タンク丈夫にシルバープレートとそれに対して黒いラバーをボーダーに配置しているのがちょっとしたデザインアクセントになっています。
機能的に作用するかはちょっと分かりませんが、オシャレですね。
【フロントフォーク・ブレーキ】
41mmのフロントフォークは150mmという余裕のストローク量を確保しています。ここでもオフロードに対しての気合いを感じる事が出来ますね!
ブレーキディスクも320mmを採用しており、レスポンス良く細かなブレーキ調整が出来るでしょう。
【ヒートガード】
ヒートガードには高品質な綾織りのドライカーボンを採用しており、普通に綾織りカーボン製品を購入するとそこそこ高価です。
この様なワンポイントに高品質を採用している所も好感が持てますね。
【マフラー】
マフラーにはレースシーンでお馴染みである一流ブランドのアロー製を採用しています。
スラッシュカットされている2本出しはかなりスタイリッシュでかっこいいですね!
【シート】
フラットな形状で少しタンクにかかったシートはとてもライダーの自由度が高く、オフロケーションでの活躍が期待出来ます。
足つき状態の確認
オフにも対応出来るこの手のバイクは身長が他の国と比べて低いとされる日本人であれば足つきが気になる所ですよね。
参考となる画像があるので、チェックしておきましょう!
【参考モデル情報 身長176cm:体重62kg】
参照元:Webオートバイ
身長が176cmもある人であれば両足ベッタリとまではいきませんが、余裕でバランスの取れた跨り方をする事が出来ます。
176cmとなると日本人男性のそこそこ身長がある人、となりますね。
ただ、重量が140kgとかなり軽量なバイクになりますので両足が付かなくてもバランスの取りやすいバイクである事は間違い無いのでそこまでビビる必要は無いかと思います。
キャバレロ スクランブラー250の価格
搭載パーツもとても気合いが入っており、オンでもオフでも十分に楽しめるバイクである事は十分に伝わったと思います。
そうなってくると気になるのはやはり車体価格ですよね。
今回紹介した「スクランブラー250」は税込み89万円です。
いや、250ccクラスにしてはかなり高級ですがそれだけの気合いが入っており、これだけの価格を出しても後悔する事は少ないと思うバイクです。
気合いが入っているライダーは是非検討してみてねw
キャバレロ スクランブラーは250ccだけじゃない
今回紹介したキャバレロスクランブラーの排気量は250ccだけではありません。
他には125ccの原付2種クラスと500ccの大型クラスがありますので、もし今回の紹介ページで気になった方はキャブレロホームページを見てみると良いでしょう!
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おわりに(まとめ)
今回の発見で私の見解を見直さなければならない部分があります。
それは『中型クラスにはまだネオクラシックが無い』という所です。
2019年にキャブレロ スクランブラーが登場していたので、ネオクラシックは既に存在していたという事で、私の情報不足があったという事ですね…
ネオクラ系ページを読んで下さっていた方スミマセン…
ネオクラバイクは本当にとても注目され人気の高いバイクタイプとなっているので、今後バイク界を担っていく存在になる事はほぼ確実でしょう!
という事で今後も私自身アンテナを張って新しい情報をどんどん発信していきたいと思います!
【ヤマハから小排気量ネオクラシック登場!?】
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