どもどもー!初心者ライダーの味方、すばるです。
バイクを探している時「このバイクのハンドルがもう少し好みのだったら…」バイクに乗っている時「もう少しこのハンドルが○○だったら…」他のバイクを見た時「あのハンドルカッコイイ!」なーんて考えてしまう事あると思います!
私なんか今まで乗ってきたバイクのハンドルを変えた事が無いくらいです。バイクはハンドルを変えるだけでとても印象が変わる乗り物です!
『タンクはバイクの顔』と言われてキレイにして置く方が良い、傷を付けない様にしようなんて言われますが、ハンドルは『バイクのシルエットを決めるベース』なんですよ?
なので、ハンドルを交換するだけで自分のバイクの印象がガラリと代わります!
それと並行してライディングポジションも変わってくるので、乗っている自分の姿も変わりますし乗り易さや乗り心地にも影響してきます!
どうせ交換するなら「カッコイイ」「乗り易い」「楽」という3拍子揃った状態にしたいですよね?
そこで今回はハンドルの選び方~自分で交換する際の注意点をまとめて解説していきますよ!
ハンドル交換で変える事が出来るポイント
- バイクのシルエット、見た目が変わる
- バイクの運転のし易さ
- バランスのとり易さ
- 押し引き時に感じる重量感
- ライディングポジション(乗り姿勢)
以上の事が変わってきます。各項目を解説していきます!
シルエットや見た目が変わる
ハンドルを変える事によってバイクの印象がガラリと変わるのは最初にしましたね!バイクにとってハンドルとは大体の車種の場合、バイク全体に対して高く位置しています。
その為ハンドルが変わることによってシルエットも大きく変わるという事です。更に、バイクの高い位置にあるという事で人の目に付きやすい所でもあります。
なので受ける印象もとても大きなものになるというわけです!
背が高いハンドルに交換するとシルエットも大きくなり、背が低いハンドルに交換するとシルエットも小さくなりますね!
アメリカンやネイキッドタイプのバイクだと、ハンドルの種類も豊富で選ぶ楽しみも増えるでしょうね。
運転のし易さやバランスのとり易さ、乗り姿勢が変わる
ハンドルの種類は様々です。デザイン性に富んだものもあれば、幅や高さが微妙に違うものから大きく違うものまであります!
その為ハンドルを交換することによって運転性能や運転感覚に大きな影響を与えます。
無難に運転し易いハンドルを選ぶのであれば、グリップ位置が「みぞおち辺り」の高さで、グリップの幅位置は「自分の肩幅より少し広い」くらいが運転し易いポジションと言えるでしょう。
幅、高さの変更からの影響
ハンドルは幅や高さが変わることでライディングに大きく影響してきます。幅が広めの場合は左右にタイヤを振り易く、逆に狭い場合は振りづらいです。
これはテコの原理によるもので「ハンドルの中心にあるタイヤを振る為に距離が遠い場所から力を加えた方が少ない力で済む」という事です。
小さな力で振ることが出来る幅広ハンドルの方が微調整や急なハンドリングをし易く、逆に大きな力を要する幅狭ハンドルは微調整にも力が必要で急なハンドリングは瞬間的な力が必要になるでしょう。
微調整がし易いという事はバランスもとり易い事に繋がりますね!
ハンドルの高さは乗り姿勢に影響します。
純正のノーマルバーの様に腕を前に伸ばすだけでグリップが握れるのに対し、高さを上げると少し上に伸ばす必要が出てきて少し距離が長くなります。
逆に高さを低くしても腕を少し下に向けて伸ばす必要があり、これもまた少し距離が長くなります。距離が長くなるという事は、その分上半身が前傾姿勢になりますね!
補足:ハンドルの形状によっては…
ハンドルの形状によってグリップ部分が自分の方に向いている角度が違います。
その為、先程説明したハンドルの高さだけでは乗り姿勢を語ることはできません。
基本的にノーマルバーから高さが違うだけのハンドルに交換する場合は腕を伸ばす距離は伸びますが、グリップ位置が自分の方へ結構な角度向いている場合は距離は伸びるより縮む方が大きいでしょう!
アメリカンの「エイプハンガー」などが良い例ですね!
ハンドルはかなり高いものになっているが、グリップ位置がかなりライダーの方へ向いているので姿勢は楽そうですよね!
逆に「セパレートハンドル」というハンドルに交換した場合は、腕を伸ばす距離が伸びてレーサーの様な前傾姿勢になります!
ハンドル交換を考える場合は「幅、高さ、グリップ位置の角度」を考えてイメージすると良いでしょう!
押し引きへの影響
ハンドルを交換することにより、バイクを押したり引いたりする場合にも影響が出ます。「主に必要や力の大きさ」ですね!
ハンドルの幅を適度に広げると、力を加えやすく安定させ易い為比較的楽に押し引きが可能になります。幅を広げすぎると腕が伸び切った状態になり、力を加えにくく押し引きも大変だし安定感も無くなります。
ハンドルの幅を狭くする(絞る)と力は加えやすいが、安定感が無くなります。
安定感が無くなるという事は、力が左右に散ってしまい力を加えやすいはずなのに安定をさせる為に十分な力を加える事が出来なくなり、押したり引いたりする時に必要な力を出しにくくなります。
ハンドルの高さが高いとそこそこ押しやすいが、引く時に力を入れづらいです。引く力は自分の腰~みぞおちに向けての力を一番かけやすい為高いハンドルだと少し辛いです。
ハンドルが低いと、押すのも引くのも苦労は無いでしょう。ノーマルのハンドルよりは操作性にクセが出ますが、そこまで気にする苦労は感じる事は少ないと思います。
「見た目」「操作感」「乗り感」「取り回し感」の全てを自分の体格とセットに考えてハンドルを選ぶと良いですね!
ハンドル交換の順番
ここではハンドル交換をしたくなり易いスーパースポーツ以外のタイプに共通する交換方法をざっくりながら説明していきます!
【重要!】⚠タンクを保護せよ⚠
タンク周辺のカスタムやメンテナンスを行う時に(つまりパーツの脱着をする時)は必ずタンクを保護してあげましょう!
「バイクの顔」と言われるタンクをへこませてしまった、傷をつけてしまったとなっては折角のカスタムもワクワクが半減してしまいます…
カスタムを行う場合は最悪を想定して行動しましょう!
グリップエンド(エンドバーキャップ)を外していこう!
タンクの保護が済んだら早速ハンドル交換開始だ!
まずは、スロットル側(アクセル側)のグリップエンドを外しますよ(^^)/
▲これを外してね♪
ハンドルの交換だけで良いのであれば、グリップエンドを外す必要はないのですが「グリップ、グリップエンド、スロットルパイプ」を交換したハンドルに移植しますよね?だからです!
ハンドルがしっかりと固定されており、工具を当てやすい状態の最初が一番これを外すのに適していますよ!
ホルダー類、スイッチボックス類を外していこう!
ホルダー類とは「ブレーキレバー、クラッチレバーが付いている所」です。
▲上の写真の工具を当てている部分ですね!このホルダー類には、レバーの他にもミラーが付いています!※レバーやミラーが付いている所で、そこそこの重量があります。外した瞬間に落ちたりバイクにぶつけないように注意しましょう!
スイッチボックス類はホルダーの横にある「セルスイッチ」「キルスイッチ」「ヘッドライトのハイロー切り替えスイッチ」「ホーン」などのスイッチが付いている四角いものです!
こちらも外した瞬間にバイクにぶつけない様に注意しましょう!
スロットルワイヤー(アクセルワイヤー)とスロットルパイプを外していこう!
スロットルパイプ(右グリップ)を外していきます!
右側スイッチボックスを外すと、スロットルパイプに付いているワイヤーが見えてきます。
▲こんなの。
これをスロットルパイプから外してあげましょう!これが外れたらスロットルパイプをスコーン!と抜くだけです。
右グリップはスロットルパイプに接着されているので、スロットルパイプを外してあげたら右グリップも外れた事になります。※スロットルパイプは樹脂パーツです、踏んで割ったりしない様にしましょう。
左グリップを外していこう!
左グリップを外すのは結構しんどいです。何故なら、ハンドルに接着されているからです…
しかしグリップを交換後のハンドルに移植する場合にはこの左グリップを外す作業はスルー出来ない工程なのです…
グリップを破損しない様に「ねじねじ」しまくって、接着剤をねじ切ってあげるイメージで外していきましょう!運が良ければ短時間で終わりますが、悪ければ腕がパンパンになるくらい格闘する羽目に…
※女性の方の力だとびくともしないケースが多いです…「たくましい男性」「整備士」にまかせましょう!
どうしても外れない場合…
どうしても外れない場合は、左グリップが付いた状態のハンドルをバイク屋さんに持っていきましょう!プロの技は確かです。
無理して体やバイクを傷めてしまう前に適格な判断を。
コンプレッサーが家にある場合は、グリップとハンドルの隙間にエアブローしながら外すトライをしてみましょう!エア圧の力は絶大ですよ!
ハンドルを外していこう!
ハンドルポストを外します。ハンドルポストというのは…
▲この画像のハンドルを掴んでいる部分ですね!ココを外していきます!
※これを緩めるだけでハンドル角度が急に変わる場合があります。タンクをしっかりと守ってあげましょう!又、外した際にハンドルが落ちる場合があるのでタンクをしっかりと守ってあげましょう!
目くら蓋に注意
ハンドルポストのボルトは基本的に「ヘクスボルト(六角ボルト)」です。
車種によっては「目くら蓋」と言われるボルトの頭の穴を隠すフタをしているものがあります。
ハンドルポストのボルト部分に工具当てる位置がねぇぞ!?と思った場合は、目くら蓋をマイナスドライバーなどで取ってあげてください!
※目くら蓋はデザイン性や錆防止、異物混入防止の為に付けられています。無くしても焦る必要は無く、走行に影響はありません。
逆順で新しいハンドルをつけよう!
元のハンドルを外したのと逆の手順で新しいハンドルをつけていきます!以上、終わり!お疲れ様でした。
という感じでハンドル交換は終わります。
ハンドル交換の注意事項
ハンドル交換は比較的簡単なカスタムですが、注意する点は多いです。ハンドル交換をし始める前に注意点を抑えて準備しておきましょう!
何度も言います「タンクはバイクの顔」です!
タンクはバイクの顔!バイクのそこそこの割合を占めるタンクは傷や汚れ、ヘコみがあるととても目立ちます。
傷などが付かないように、カスタム開始前にしっかりと保護をしてあげましょう!
おすすめは、毛布などのクッション性のあるものです。クッション性のあるもので覆ってあげる事で、少しの衝撃ではヘコまず傷への耐性も強いです!
クッション性の無いもので覆うと、擦り傷などは防ぐことはできますが衝撃に対する耐性が低い為ヘコみへの保護にはなりません。
そのハンドルへ変えて大丈夫?
交換手順の中に「ホルダー類、ボックス類を外す」という工程がありましたが、これらのパーツは『ワイヤーや電線、ホース』などで別の所へつながっています。
これらのワイヤー類はゴムの様に伸縮自在ではなく長さが限られているので、高さが極端に変わるハンドルや、角度が極端に変わるハンドルへの交換は注意が必要です。
ホルダー類、ボックス類がハンドルに届かなくなる可能性があります。
届いたはいいがピンピンに張っている状態の場合は届いていないのと同じと考えましょう!
ずっとスロットルを捻っている状態になったり、ブレーキホースに負担がかかりふとした瞬間にブレーキ不良になったりと絶対に良くない事へつながります。
交換するハンドルを探すのと一緒にワイヤー類の長さが届くのかというのを調べておきましょう!届かない様ならワイヤー類も一緒に交換する必要があります。
ボルト類を落とさない様に
ボルトやネジは、その場所その場所に適した「太さ、長さ」などをして作られています。その場所にはその場所に付けられている理由がちゃんとあります。
それらをなくしてしまわない様に、外したボルト類はもともと刺さっていた場所に軽くねじ込んでおきましょう!
そうすることによって無くしてしまう事を防ぐとともに、付けるべき場所も間違えない様になります。
終わりに(まとめ)
バイクをカスタムするというのは色々と変化が生まれるものです。
ハンドルも例外ではないですね!
むしろハンドルは色々と変化がありすぎて意外にも気を付ける事が多いカスタムです!
交換は比較的簡単なのでライダーの中でも人気カスタムの上位を飾るハンドルカスタムですが、失敗してしまうと結構なダメージを喰らいます…
事故などに繋がらない失敗なら何回でも失敗していいんです!それが自分の成長につながるから。
ただ、ハンドル周りは重要個所につながる所が多いです特に「ブレーキ」や「加速元」に繋がっているのでこれは注意!大きな失敗につながるとすれば、ブレーキが効かない、加速が落とせないといった場合です。
この様な大きな失敗をしない為に、今回紹介した中での「注意事項」や「赤字」の部分は注意しておいてほしいですね!カッコイイカスタムをするのもいいですが、安全にも気をつけてカスタムしましょう!
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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