どもどもー!
前記事に引き続き今日もメンテナンス・カスタムには必要な物を紹介していくよ!
▼前記事では「工具」を紹介しました!
メンテナンスやカスタムに興味がある方は、一緒に読んでみてくださいましm(__)m
前回紹介した工具達で、おおよそのメンテナンスやカスタムはする事が出来るんじゃないでしょうか。
でも、メンテナンスやカスタムって工具だけ揃えれば良いのでしょうか?
答えは NO!!
バイクには色々な素材が使われています。
真鍮(しんちゅう)、鉄、樹脂、etc…と様々な材料のパーツが組み合わさりバイクという物は出来上がっているんですよね!
「素材とか興味ねーわ(`・ω・´)」と言う方もいるかもしれません。
まぁ…正直私も整備士資格試験で勉強はしていましたけれど、今も覚えている程興味はありません。気持ちはすごく分かりますw
正直、素材なんか覚えなくていいです!(キッパリ)
覚えれば良い事は別の所にあります。
それは何かというと『ケミカル類の種類と正しい使い道』です。
「ケミカル」と言われてもピンとこない人がいると思います。
ケミカル類とは…オイルやグリス、その他といった洗浄剤や潤滑油の事だと覚えておいて下さい。
本来のケミカルの意味は「科学的な」「科学的に合成した」という意味なのですが、バイクや車関係の話の中に出てくるケミカル類という言葉は皆さん科学的な…という意味では使っていないでしょう。
その為、バイクの話の中で出るケミカルとは洗浄剤や潤滑油の事だと思ってください。
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ケミカル類とそれの使い所
バイクのメンテナンスやカスタムをする上でケミカル類は切っても切れない関係です。
バイクに乗っている時に「目に見えている所」はもちろん「目に見えない所」もパーツとパーツが接触や擦れ合っています。
そんな所には潤滑油って必要ですよね?
エンジンオイル
「エンジンオイル」もちろん知っていますよね?
エンジンの中では色々なパーツが高速で動いています。そんなエンジンには潤滑油はかかせません。
バイクに乗り始めの頃はお店に頼んでいたけれど…
メンテナンスを始めようと思って調べてみたら、オイル交換は初歩だという紹介がたくさんでてきたからトライしてみようかな!と思う人も多いと思います。
そこで大切なのはオイルの「粘度」です。
粘度というのは油のどろどろっとしたあの粘り気の具合の事です。
愛車のエンジンに合わない粘度のオイルを使用するとエンジンの不調、最悪の場合エンジンが壊れるという事になります。
粘度の見方
SAE 10W - 30
上記の表記を見た事があるでしょうか?コレが粘度の表記になります。
「SAE」はアメリカ自動車技術者協会の分類、という意味です。
「10W」のWは(冬)という意味で、Wの前の数字は小さくなるにつれ、低温で凍りにくい特性を持っています。
「30」最後の30は、高温時(100℃)の時のオイルの固さを表します。
じゃあバイクのオイル粘度は?
私のおすすめは…SAE 10W - 40 です。(国産車)
私の前の職場(バイク屋)でも上記の粘度のオイルを使用しておりました。
何より、冬場の耐凍性能は「10W」であれば日本では凍る事はありませんし、100℃時の時には「40」くらいの固さが丁度良いとされているからです。
国産バイクのエンジンはすっごく高温になる事が無い為「40」が丁度良いのです。
ハーレーなどの温度がかなり高くなるバイクは「50」が推奨されています。
※オイルがさらさらになりすぎると潤滑効果が期待できず、逆でもエネルギー効率の妨げになります。自分のバイクはどれを使えばいいのか不安になるのであれば、購入したお店に聞きましょう。
エンジンオイルについて知りたいという方は下記リンクへどうぞ!
チェーンルーブ(チェーングリス)
バイクのドライブチェーンにも潤滑は必要になります。
チェーンはスプロケット(歯車)に高速で引っ張られ回転しています。
その為、スプロケットやチェーンの長持ち・安全には潤滑は必須です。
チェーンルーブには「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」があります。
ドライタイプ
ドライタイプはチェーンメンテナンスの頻度を減らしたいライダーにおすすめ。
ドライタイプは「塗ってすぐに乾く」「粘度が高く高速で走っても飛び散りにくい」というメリットがあり、飛び散りにくく油膜が保てる為メンテナンス頻度を減らせます。
また、汚れにくいという声も良く聞くのでこれもまたメンテナンス頻度を減らせる要因ですね。
ただ、掃除をする時オイルが落ちにくいというのがデメリットです。
ウェットタイプ
ウェットタイプは、粘度が低い(柔らかい)為メンテナンス初心者でも簡単に使用することが出来ます。
そして、サラッとしており乾いたチェーンにもとても馴染みやすいです。
ただ、粘度が低い為高速走行時には飛び散りやすく、埃やゴミをくっつけやすいのでメンテナンス頻度はドライタイプよりは多くなるでしょう。
セミウェット・セミドライなんてのもある
セミウェット、セミドライタイプは「ウェットとドライの良いとこ取り!」と考えてください。
メンテナンス中はウェットで使いやすく、速乾性もあるという製品もあります!
ウェット寄りかドライ寄りかは製品によって違う為、自分で試してみるか口コミを見てみる・お店に聞くなどして選びましょう!
おすすめの製品
↑コチラの製品はコスパ最高「セミウェットタイプ」のチェーンルブ。
丁度良い粘度でメンテナンスし易く、液だれしにくく、走行時の飛び散りも少ないです!
チェーンルーブの中では最高コスパの為、メンテ初心者は買いです。
↑コチラの製品はバイク好きの中でも人気が高い!
セミウェットタイプのチェーンルブで、メンテのし易さはもちろんポリマーコーティングによるチェーンへの守りがあります。
水置換性がある為チェーン上の水分や湿気を追い出す効果まで期待できます!
他に良いチェーンルブは見つからない!?という程w
▼ドライブチェーンについて詳しく知りたい場合は下記リンクへどうぞ!
リチウムグリス(万能グリス)
リチウムグリスは別名万能グリスと呼ばれる程色々な所に使用できます。
もちろんの事、エンジンオイルには使用できませんしチェーングリスの代用もおすすめしません。
が、それ以外なら大体の所に代用しても問題はないでしょう。
※万能と言っても要所要所に適したグリスがあるのでそれらが用意できるのであれば何でもかんでもリチウム1本という使い方はやめましょう。
この蛇腹状のチューブに黄色いグリスが入っています。
リチウムグリスの用途としては「アクスルシャフト」「ベアリング類」などに使用します。
使い方は、チューブから指にグリスを出し指で塗り広げたりしていきます。
おすすめの製品
私個人的にはこの手のグリスはしっかりと隙間などに塗り込む事を重要視する為、手で塗るこのタイプをおすすめします。
そして個人使用の為であれば、蛇腹1本分あれば当分買い足す必要が無いのでセット販売品ではなく1本品をおすすめしています。
ブレーキパッドグリス
ブレーキパッドは文字通り「ブレーキパッド」に塗るグリスです。
画像の赤丸の様に、キャリパーピストンが当たる円状に合わせて塗っていきます。
更に、ブレーキパッドの穴にさしてある「パッドピン」にも塗ります。
上の画像が「パッドピン」です。
ブレーキキャリパーによっては付いている形がそれぞれ違いますよ!
この棒状の「ブレーキパッド」に挿す部分に塗ります。
このグリスを塗る事で…
- ブレーキ鳴きの予防、解消
- 錆の予防
- 制動力のブレ軽減
が出来ます。
おすすめの製品
しっかりと塗る事が出来れば問題ないので、チューブタイプで問題ありません。
指に出して広げてもいいし、パッド裏に出してスポンジなどで広げてもOK!
ラバーグリス
ラバーグリスは文字通り「ラバー(ゴム)」系の部品に使用するグリスです。
ゴムに優しい素材が使用されている為、傷んでボロボロになりにくくすることが出来ます。
ラバーグリスは基本的には「赤色」または「ピンク色」をしているのでとても見分けるのが簡単でしょう。
バイクにはラバーがたくさん使用されているので、メンテナンスやカスタムを行う方は絶対に持っておきましょう!
使用用途を少し挙げると…
- 「キャリパーピストンシール」
- 「キャリパーピストンダストシール」
- 「フロントフォークオイルシール」
- 「フロントフォークダストシール」
- etc…
たくさん使用箇所がありますので、もっておいて損はないでしょう。
ゴムを傷めないグリスは【ラバーグリスか?シリコングリスか?】という質問や議題をよく見ますが、私はラバー用ならラバーグリスを選びますねw
おすすめの製品
基本的にワコーズのケミカルは使い易いのでおすすめです!
終わりに(まとめ)
今回はケミカルについてお話してきました!
いかがでしたか?ケミカルだけでもたくさんの種類がありましたね!
でも、全て揃えたとしてもそこまでの金額はいきませんよ!安心してくださいね。
工具と同じで「自分がこれから行おうとしているメンテナンスやカスタム」に合わせて揃えていけば大丈夫です。
少しずつでも1歩ずつ1つずつトライしていくことがとても大切です。
何を買おう…?と迷っている暇があれば、ちゃっちゃと何をするか決めてしまってトライの中での試行錯誤に時間を使った方がいいんです!
バイクのメンテナンスやカスタムは、触る時間の数だけ覚えられる事も多いのでその時間をたくさんとれるようなバイクライフにしましょうね!
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