このページは…
バイクのチェーンってさ「調整」だの「交換」だの言われるけど、そんなに大切なのかな?
交換は交換なんだろうけど、調整って何するんだろねw
という疑問にこたえるページとなっています。
結論としてまず、上記の疑問にこたえておきます。
【チェーン交換やメンテはかなり重要です!】
その理由は…放っておくと切れてしまったり、外れる事があるからです。
急に切れたり外れたチェーンはバイクを傷つけ壊したりしますし、最悪の場合はあなた自身が危険になったり、他の車や人にケガ・迷惑をかけてしまいます。
厳しい事を言うようですがチェーンの重要性に関してはバイク乗りなら知っていて当然というレベルの内容です。
知らなくて「今更知り合いや友達に聞けないよ…」という人は是非このページで勉強していきましょう!
知っている人でもせっかく見に来てくれたのだから、おさらいがてら流し読みしてみてください!
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初心者から知ろう、バイクのチェーン「交換」や「メンテ」が必要な理由!
何度も言いますがチェーンのメンテや交換はかなり重要です!
じゃあ何故メンテや交換は必要なのでしょうか?
それは”伸び”や”摩耗”をしていくからであり、今まで「なんで?」と思っていた人は認識を改めましょう!
バイクのチェーンは消耗品です!
消耗品なのでバイクに乗れば乗る程ダメになっていき、ある程度であれば適切な張りへの調整をし、かなり使い込んだら交換が必要になるというわけです。
新品チェーンからいきなり交換という例外もありますが、調整を何回かしてから交換するのが一般的です。
シールチェーンとノンシールチェーン
ドライブチェーンは大きく分けて2つの種類があります。
『シールチェーン』と『ノンシールチェーン』の2つです。
シールとノンシールの違いは”シール”と呼ばれるものがあるかどうかの違いだけです。
シールって何?ステッカーみたいなやつがどっかにあるの?
知らない人はシールって聞くとそれを想像しちゃうよねw
チェーンに使われているシールと言うのは、簡単に言うと”輪状のゴム”です。
▲これがチェーンのシールです。
車やバイクに使われたりするシールと言うのは、『空気を逃がさないように』『オイルなどの液体を逃さないように』という目的に使われます。
シールチェーンに使われている”シール”がどんなものかが分かった所で、シールチェーンについて詳しく説明します。
シールチェーン
シールチェーンは「空気や液体を逃さない」という目的で使用されると説明しましたが、チェーンに関して言えば”グリスを逃がさない”と言うのと”外部からの保護”という目的があります。
シールチェーンはバイクの中ではとてもスタンダードなチェーンになります。
大体250cc~のバイクはこのシールチェーンが採用されています。
シールチェーンは上の画像の様にいくつかの細かいパーツが組み合わさって出来ています。
画像内の「ブッシュ・ピン・ローラー」の間にグリスを散布しシールでフタをするといったイメージです。
チェーンが伸びるというのはこのブッシュとピンの間が広がってしまう事を言います。
この”伸び”が酷くなった時に交換が必要になります。
- チェーンは伸びます
- チェーンの張りには適正な張りがあります
- 伸びたら適正じゃないので調整をしてあげないといけません
- 「調整しきれない」時や「酷く摩耗している」場合には交換する
と、なるわけですね!
この「伸び」や「摩耗」をしにくくする為に使用される”グリス”を保持するのにシールが役に立っています。
更に言うと、バイクで走行していると”砂や小石、埃”などのゴミを巻き上げますが、これらがチェーンの隙間に入らない様にする為。
水などの水分がチェーン内側に入って錆びてしまわない様にする為という保護の役割も持っています。
とは言っても、走行と共にグリスにはゴミなどが付着したりしてチェーン自体が汚くなるのでチェーンの調整も大切ですが「給油(注油)」も大切です。
ノンシールチェーン
ノンシールチェーンというのはシールが『ノン』ということです←はいうざいw
『のんっ♪』では無く、シールが無いチェーンの事をノンシールチェーンと言います。
シールチェーンの説明の時にあった輪状のゴムが無いって事だね!
シールが無いという事は、チェーングリスを保持するという特性が無く、チェーンに塗布されているグリスが無くなり易いという事にもつながります。
その為、チェーングリスを給油(注油)してあげるというメンテナンスとチェーンが伸びてしまった際の張りの調整というメンテナンスを行う頻度がシールチェーンより多くなります。
いやいや…だったら何でシールチェーン使わないのw
当然の疑問だと思います。
しかし、ノンシールチェーンを使用しているのにはしっかりとした訳があるんです。
ノンシールチェーンが採用されているモデルは50ccや125ccのものであり…
- コストをあまりかけられない
- 排気量的にパワーがそこまで出ない
という特徴があげられます。
小排気量バイクというのは、それ以上の排気量のバイクに比べ販売価格は高価ですよね?という事は使えるコストも安く抑える必要があります。
そして、出せるパワーもそこまで大きく無い小排気量バイクはノンシールチェーンより重たいシールチェーンを使うと「エネルギーのロス」が生まれてしまうので、出来るだけ軽いノンシールを採用。
更に、バイクが動く事によるチェーンに対しての「引っ張り負荷」が小さい為、ノンシールよりも頑丈なシールチェーンを使うまでも無いという事が背景にあります。
シールチェーンとノンシールチェーンまとめ
シールチェーンとノンシールチェーンは”シールの有無”だと分かったかと思います。
だけど、両方ともちゃーんと伸びますし摩耗します!
だからチェーンの調整や交換はどちらも必要になってくるんですよ?
僕のバイクはシールチェーンだから何もしなくても大丈夫!
僕のはノンシールだからすぐ調整が必要なんだよなぁ…
上の会話は間違いです!しっかりと覚えておきましょうね?
補足として、シール&ノンシールの特徴を以下にまとめておきます。
【シールチェーンの特徴】
- 伸びにくいので高寿命
- メンテナンス頻度は少ない
- ノンシールよりも高価
- ノンシールよりも重たい
- ノンシールよりも交換は大変
【ノンシールチェーンの特徴】
- 伸びやすく低寿命
- メンテナンス頻度は多い
- シールチェーンよりも安価
- シールチェーンよりも軽い
- シールチェーンよりも交換は楽
上記を見てみると、どっちもどっちな感じだけど…どっちがおすすめとかあるの?
私はチェーン調整がめんどくさいから「シールチェーンがおすすめ!」と言いたいところなのですが、正直言っておすすめをするつもりはありません。
おすすめしない理由はもともと付いているタイプに合わせて交換するのが一番無難だからです。
チェーンは駆動系に属するパーツであり、これらを別のものに交換する場合は他のパーツも変える必要があったりするので基本的にはカスタムは考える必要は無いと思っておいた方が良いです。
どうしても変えたいのであればバイクを購入したお店やカスタムショップに相談しながらしっかりと考えて決めましょう!
チェーンの調整は意外に簡単!チャレンジしてみる?
チェーン調整の交換工賃はおよそ3,000円~5,000円程度です。
これはレバレート(時間工賃)に直すと1時間もかからない作業であるという事。
そして、チェーンの調整工賃はもっと安いです。
慣れている人であれば10分~20分もあれば完了するという、結構簡単な作業なんですよね!
と言う事でチャレンジしてみたいという人は以下リンクページも読んでみてね!
バイクのチェーン「交換」や「メンテ」が必要な理由!まとめ
一通り読んだらチェーンにメンテは必要な事が十分に分かったかと思います。
大切な事なのでもう一度確認しておきましょう。
シールチェーンもノンシールチェーンも調整や交換は必要です!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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