風速が1m/s上がるだけで、体感温度が1℃下がるという目安がありますがこれは実は正確ではないらしんですよね!
え?違うの?じゃあこれからどうしたらいいのかな…
と今まで何気なく参考にしていた目安が違うと言われると困惑するかもしれませんが、そのとりあえず心配はいりません。
でもさ、違うって言われても今まで困った事ないよ?
今まで風速1m/sで体感温度1℃ダウンと考えてバイクに乗っていても困る事はありませんでしたよね?そういう事です!どちらかというと風速1m/sで体感温度1℃ダウンというのは言いすぎな考え方だったので、寒いという意識をしっかりと頭に植え付けられてしっかりと防寒対策をして出ていく事になるので寒くて困る事はないって言うわけですね!
ん?でもこれってバイクの速度の話じゃなかったっけ?
そうですね!ですがバイクの速度についても同じ”リンケの体感速度”というものを使用して考えるので同じ事が言えるので簡単に覚えておくと良いですよ!
バイクで時速60kmの速度の時は約-16℃の体感速度になる!冬なら大変な事だ
公道でよく出されているであろう時速60km(60km/h)だと実は体感温度は何と-16℃となるわけです!これは冬となると外気温が氷点下に到達していなくてもバイクで走行をするだけで体感温度は簡単氷点下に達してしまうというわけですよね。ほんとバイク乗りって丈夫な体と心してますよね…(自分もだけど)
ちなみに最初に話した秒速1mで体感温度1℃下がるという目安よりも紹介する”リンケの体感温度”の方が時速60kmに到達するまでは大きく体感温度がマイナスされることになります。
リンケの体感温度は「気温-4×√風速(m/秒)」という感じになります。なので外気温が15℃の場合に時速60kmでバイク走行をすると想定すると…「15-4×√16.6...」となり、約-1℃の体感温度になるという事です。同じ気温で時速50km走行なら約0℃という事ですね!
時速(km) | 秒速(m) | 体感温度(℃) |
10 | 2.78 | -6.68 |
20 | 5.56 | -9.44 |
30 | 8.33 | -11.55 |
40 | 11.11 | -13.33 |
50 | 13.89 | -14.91 |
60 | 16.67 | -16.33 |
70 | 19.44 | -17.64 |
80 | 22.22 | -18.86 |
90 | 25 | -20 |
100 | 27.78 | -21.1 |
時速10kmというバイク走行では遅い速度だとしても体感温度が-6℃くらい下がるものとなっているので、冬で考えてみるとかなり大きな影響となりますよね?冬にしてはちょっと今日は暖かいなと思える気温15℃だったとしてもバイクで走行し始めると体感温度は氷点下がすぐに見えてきてしまうわけですからね…
日本の冬のバイク走行の防寒対策はどれくらいが良いのか?
上記のバイクの速度と体感温度の変化を見てもらって印象となるのって結構体感温度下がるって事じゃないでしょうか?この体感温度と合わせて日本の冬の気温を考えて見ると大体冬の何月はどんな服装で防寒しておけば良いかというのが見えてきます。
冬の初めと言われる11月は日本では昼間14~18℃、朝晩7~12℃程度
日本の初冬11月は昼間が大体14~18℃の気温になります。公道で多くのライダーが意識しているであろう時速60kmをメインに走行すると考えると-16℃なので日中でも0℃の壁を下回る可能性は十分にありますが、冬本番に比べるとまだまだ日差しの強さがあるのでバイク走行時は寒いのは間違いありませんが、そこまで大袈裟に考える必要はありません。
肌寒い日が多いのでジャケットやセーターがデフォルトでおすすめ。
普段着ではジャケットやセーターがデフォルトの装備でおすすめなので、バイク走行時はそれ以上という事になります。普段着で言うジャケットやセーターは暖かいですが肌寒い時にちょうど良いくらいなので、バイク用なら秋冬用のちょっと冬本番には厳しいかな?程度は装備しておきたい所だ!
初冬くらいの気温であれば秋冬用やオールシーズンとして売られている”ソフトシェル生地”のバイクウェアで大丈夫ですね。ソフトシェル生地は防風性能が高い服装となっているので冷たい風もガードしてくれる。なので朝晩には暖かいとまではいかないにしろ寒くない程度にはライダーの体温を守ってくれます。
冬の12月は日本では昼間10~14℃、朝晩3~7℃程度
いよいよ冬本番到来と意識され始める日本の12月は日中でも15℃を超えることは無いと考えていた方が良いですね。基本的には陽が出ていても15℃を切るので肌寒い~寒い日になるのはみんな知っているかと思います。
そして朝や夜などの基本的に陽の光が弱い、陽が出ていない時間帯に関しては一桁気温は当たり前で寒い日だと0℃近くになったりするので長距離ツーリングに出て早い時間出て遅い時間に帰ってくる場合は日中の暖かさよりも晩の寒さの方を意識した方が良いですね!疲れている体に襲ってくる夜の寒さはそれだけで集中力や体力を奪っていきますからね。
12月にもなるとコートが必要になってくる寒さで、末端がすぐに冷えてしまうので手袋と首からも冷えが回ってしまうのでマフラーなどがおすすめされるくらいの寒さ。
普段着ではコート、手袋、マフラーとなるとほぼフル装備ですよね?そんな気温下ではバイクはもっと過酷な状況になるのは当然の事!普段着でのフル装備レベルでは全然心もとないと思っておきましょう。
電熱ウェア
暖かいインナー
バイク用冬ジャケット
寒さが苦手なライダーはこの季節から電熱ウェアやグローブなどの装備をしてしまっても良いでしょう。
- 寒さが苦手な人はこの時期から電熱ウェアもアリ
- 寒さに対して普通だと思う人は普段着の冬インナーと冬用バイクジャケット
こんな感じで良いかと思います。
正直言って12月は寒い時期に入って結構経ち本番といえば本番ですが、まだまだ特に日中は極寒とまではいきにくい。なので寒さが苦手じゃなければしっかりと防寒のインナーと冬に使えるバイクジャケットがあれば日中のツーリングはそこまで大丈夫。
ただ朝早くや夜遅くにも走行する場合があるなら電熱ウェアなどを着ておいて、陽が落ちた後などの急激な冷えに対して使うのはかなり有効的に体温を維持しながらツーリングが続けられますね!
日本の冬は1月が一番寒い!昼間は9~10℃、朝晩は2~3℃程度
日本の冬は1月が一番寒いです。日中でも10℃を超えたら今日は暖かい日だと感じてしまうくらい平均で低い気温を出す月なので常に寒いのは当たり前ですね!そして高くても10℃程度であれば時速60kmなんてバイクではよく出す速度帯なので体感温度は簡単に0℃を切ってしまうという事になる。
普段生活しているだけでも寒いという言葉が自然に出てくる季節なので雪なんか降っちゃったりしたりしますし、ダウンジャケットなどの暖かさ極振りなアウターなんかも街でよく見るようになりますよね!
ダウンジャケットや厚手のコート、長時間外にいるなら手袋やマフラーは必須と言えるかなり寒い状況。
人によってはファー入りのブーツなんかを履いて手だけではなく足先からの冷えにも対応していたり、服装だけでは寒さがキツイという人はホッカイロなどの熱を発するアイテムを持ち歩く。
ダウンジャケットを着るというのは日本で言えば最高潮に寒い冬の景色の1つだと言えますよね?そんな寒い季節、寒い気温の中でバイクに乗るなんて乗らない人からすると信じられない光景であり、バイクに乗っているライダーの姿もこのころにはかなり減っています。
電熱グローブ
バイク用ネックウォーマー
ここまでの寒さになってくるとバイクに乗るのはかなり過酷だと言えます。常に猛威を振るう冷たい走行風が体力と気力を奪ってくるので電熱ウェアはもちろんの事、電熱グローブなどでも末端をしっかりと暖めて守ってあげるのが良いでしょう。
そこまでのフル装備をしても冷気というのは服装の隙間や少しでも露出している所から体温を奪っていくので、ネックウォーマーなどの細かな防寒アイテムも取り入れてしっかりと細部まで防寒が必要になりますね!
2月頃からは1月と同じくらいか、または春に向かって気温が暖かくなっていくので説明は省きます。
2月でもまだまだ寒いですが1月や12月の時の服装を参考に考えれば大丈夫ですね!
筆者が実際に感じた冬の最強装備「インナープロテクター+超防寒アウター」
筆者が実際に着てめちゃくちゃ良いと思ったのは”インナープロテクター”と”超防寒アウター”の組み合わせです。
この組み合わせは着用が最小限ながらプロテクター付きだし、防寒性能も高いという点にあります。筆者は冬だろうがなんだろうがたくさんの重ね着をしたときの着用感も着ぶくれする感じも好きではありません…
なのでいかに少ない重ね着でいかにしっかりと寒さを凌げるか…というのを考えて試した結果この組み合わせが最高だという事に気が付きました。
KNOXのインナープロテクター
重ね着したアウター
KNOXのインナープロテクター(バイク用)とエアロゲルが入った防寒ジャケット(普段着用)を組み合わせると真冬でも全然寒くなく走行を楽しむ事が出来ました!
それぞれは上記のような製品となっており、両方とも安くはありませんが機能性や着用感などを踏まえて長く愛用したいと思えるものなので長い目で見てコスパは高いものと思えます。
バイク用インナーで安全性などを整え、普段着用の防寒性の高いアウターで街歩きも出来る見た目と防寒性を整えている感じです。
冬などの重ね着が必須と思われる季節の利点はやっぱり”重ね着”なので、インナーとアウターを工夫すればバイクに乗る時でも安全性と防寒性を両立出来たりするので、お気に入りの防寒性能の高いアウタージャケットを持っているのであればそれを活用してインナープロテクターと組み合わせるのもアリですね!
という事で、現場からは以上です!
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