日本でも人気のインカムブランドのB+COM(ビーコム)ですが、そのブランドの新しいエントリーに位置するモデルが登場!その名も「B+COM TALK(ビーコムトーク)」だ。
筆者はビーコムワンという同ブランドのビーコムSB6Xという最高スペックよりも一段下に位置するスペックのインカムを所持しています。
ビーコムワン購入当初は「ビーコムSB6X(現:SB6XR)、ビーコムワン、ビーコムプレイ」の3種類しかなく、最下スペックのビーコムプレイはソロ用なので実質通話ができるインカムのエントリーモデルはビーコムワンだったんですよね!
そこにもう少しスペックを下げて安くされたビーコムトークが仲間入りしたというわけです。
B+COM SB6XR | B+COM ONE | B+COM TALK(NEW!) | B+COM PLAY |
44,000円~ | 34,980円 | 19,800円 | 12,980円 |
最大6人通話 | 最大6人通話 | 最大3人通話 | ソロ用 |
ハイエンド | プレミアムスタンダード | ベーシック | カジュアル |
新しく仲間入りしたビーコムトークはビーコムワンとビーコムプレイの中間に位置し、通話ができるモデルの中では一番下のスペックと価格。
なのでこれからインカムを購入したいと思っているけど確かな信頼と品質を持っているブランドが良いが、高すぎると困るという人にかなりおすすめのエントリーモデルだ!
友達と一緒に買おうと思っている人も手が出しやすい!
ビーコムは日本でも人気だからその点もおすすめだね!
ビーコムの新エントリーモデル「ビーコムトーク」は基本機能は十分!違いはそれ以外のスペック
ビーコムトークは基本的なインカムスペックは揃っているから困ることはあまりないよ!
ビーコムトークはビーコム内で通話ができるモデルの中でも最下のスペックにはなりますが、約2万円なので安くはありませんよね?しかし心配は不要で、インカムに欲しい機能はしっかりと備わっています。
- 他のバイク乗り(仲間)と通話しながら走行できる
- Bluetoothでスマホと接続し、音楽を聴ける(音量調整、曲送り、曲戻し、一時停止も可)
- Bluetoothでスマホと接続し、ナビ音声が聴ける
- Bluetoothでスマホと接続し、ハンズフリー通話ができる
- Bluetoothでスマホと接続し、音声認識機能で操作ができる
インカムでしたいことは簡単にまとめると”ほかのインカムとつないで通話、スマホと繋いでナビや音楽”ですよね?そんな欲しい機能はしっかりと搭載されています。
ほかのビーコムシリーズとの違いは?
ビーコムシリーズの中で今までビーコムワンが通話ができるインカムのエントリーモデルだったのが、新しくビーコムプレイが新エントリーモデルとなる位置づけで登場した!
ですが前の説明に書いた通りインカムに欲しい機能は十分にある。違いは通話人数などの細かなところです。
B+COM SB6XR | B+COM ONE | B+COM TALK(NEW!) | |
聴きトーク | 〇 | - | - |
インカム通話人数 | 最大6人 | 最大6人 | 最大3人※¹ |
B+LINK通話 | 〇 | 〇 | - |
ユニバーサル通話 | 〇 | 〇 | △※² |
B+COM SOUND SYSTEM | 〇 | 〇 | - |
音楽再生 | 〇 | 〇 | 〇 |
ハンズフリー通話 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマホ音声認識機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
デバイス2台接続 | 〇 | 〇 | 〇 |
モバイルアプリ | B+COM U Mobile APP | B+COM U Mobile APP | 対応予定 |
インカム通話連続使用時間 | 最大約22時間 | 最大約12時間 | 最大約11時間 |
音楽再生連続使用時間 | 最大約24時間 | 最大約14時間 | 最大約12時間 |
価格(税込) | 44,000円~ | 34,980円 | 19,800円 |
※¹ビーコムトーク同士の接続の場合。
※²B+COM SB6XR / ONE /SB6Xモデルのみメーカー動作確認済
SB6XRやONEとの大きな違いとしては”B+LINKが使用できない”のと”最大通話人数が3人まで”という点でしょうか。
B+COM SOUND SYSTEMもビーコムトークにはありませんが、これはスピーカーなどがこだわられていて音質が良いというものなので、人によりますが機能面としては無視しても良い内容だ。
- 簡単操作で簡単ペアリング
- 会話中のノイズが少ないクリアな通話品質
- 切断しても近づけば自動接続復帰
B+LINKは簡単に言えば上記の点かメリットとなる接続方式となっており、B+COM TALKにB+LINKがないことで困ることと言えば”通話品質”と”自動接続復帰”でしょう。
ビーコムトークのペアリングはB+LINKが無くても操作自体は簡単、3台だとちょっと面倒かも
ビーコムトークでのペアリングは、親機と子機となる両方のインカムのB+COMボタンを押し、その後親機となるインカムのB+COMボタンを押すことで後は自動で待機インカムを探してペアリングするというもの。
これはB+LINKとほとんど変わらない手順なので”2台”でペアリングする場合に関してはB+LINKが無くてもさほど困ることもなければ手間もありません。
しかし最大接続台数である3台で通話をしようと思うとちょっと面倒になります。
- インカムAとBで2台接続を行う
- AとBで接続した親機を子機としてCとの2台接続を行う
という感じで2台接続を2セット行うことになるので、B+LINKと比較してもひと手間プラスで必要になるということになります。
とはいえB+LINK自体も慣れるまではしどろもどろになりながらのペアリングをしていたのが慣れれば仲間通し阿吽の呼吸でサッとペアリングできるようになっているので、ひと手間多いこの方式だとしてもそこまで困ることはないかと。
困りそうなのは「通話品質」と「自動復帰」
ビーコムトークにB+LINKがないことで困りそうなのは通話品質と自動復帰の2点。
B+LINKというのはグループ内のでのいわゆるメッシュ接続方式なので、それぞれのインカム同士がそれぞれにつながっている状態。
ですが、B+LINKのないビーコムトークの場合はブリッジ接続方式となるのでそもそのも通話品質が話す相手や聴く相手によってはノイズが発生したりしなかったりする可能性があります。
画像のようにAとBの接続が切れた場合はAとBはもちろんですが、BとCも通話ができなくなります。
しかしB+LINKの場合はAとBの接続が切れてもBとCは通話が続けられます。
そして、ビーコムトークにも自動接続復帰機能はありますが、画像のようにAとBの接続が切れた場合はAとBが再度近くに来ないとBは誰とも通話ができない状態が続きますし、BとCが近づいても接続が復帰される事はありません。
B+LINKの場合は、AとBの接続が切れた場合でもBとCの通話は続けられる上に、例えばBがAとC両方との接続が切れて孤立した場合はAかCどちらかの近くに戻れば全員との通話を再度続けることができるようになります。
このように接続方式が違う点でB+LINK有りモデルとの違いが出る点においては困る少なからず困る可能性はありそうですね。
ビーコムトークとそれ以外のビーコムシリーズのペアリング方法を覚えておく必要がありそう
ビーコムインカムは日本で人気があるので、同じ会社(ブランド)のインカムを一緒に走るライダーと合わせるのが良いという点は高い確率で達成できそうだがB+LINKが無いぶん、すでにSB6XRやONEなどを持っている人がビーコムトークとの接続操作を知っている人は少ないでしょう。
なのでビーコムトークをビーコムのほかのモデルと接続するときの操作はビーコムトーク使用者が覚えておかないと時間がかかる可能性もある。
B+LINKで使用するボタンはB1とB2ボタンなので、B2ボタンだけを押すという発想がおそらくSB6XRやONE使用者には無い!なのでそれを教えてあげる必要がビーコムトーク使用者には発生する可能性もありますね…
製品ラインナップはマイクの違いで2パターン
ビーコムトークの製品ラインナップはマイクで選ぶ2パターンです。
フルフェイスなどのチンガードまでついているヘルメットタイプに向いている「ワイヤーマイクユニット」
ジェットヘルメットやチンガードが開閉するシステムヘルメットに向いている「ハイブリッドアームマイクユニット」
同じビーコムでも手間がかかりそうなビーコムトーク!だがエントリーとしては十分な機能面と安めの価格
他のビーコムシリーズと比べてひと手間ふた手間がありそうなビーコムトークですが、ビーコムシリーズが2万円程度で購入できる点や、インカムとしては機能が十分に揃っている点から考えるとインカムエントリーモデルとしては十分。
SB6XRやONEより手間がかかる部分に関しては使用しているうちに慣れればOKだと考えれば十分にアリだと思えますね!
初めてのインカム購入にはおすすめのモデル!
ハイエンド、より便利な機能やスペックを求めている人には向いていないかもね!
そんな感じなのがビーコムトークだ!
という事で、現場からは以上です!
【質問などは▶ツイッター◀でも受け付け中ですよ!】
++++このブログはシェアフリーです++++
↓よかったらポチっとお願いします( *´艸`)