ハイグリップタイヤに求める性能はもちろん”グリップ力”ですよね。
そのグリップ力を発揮させる為にはバイクの乗り出し時にタイヤを温める慣らし運転が大切と言われています。
しかし、ライダー的にはライディングの初めから終わりまでずっとグリップ力が欲しいというのが本音です。
数いるライダー達の中には『初心者からベテラン』までバイク経験が浅い人から深い人まで様々です。
特に初心者ライダーはちょっと攻めたいと思ってもタイヤが温まっているかどうかがわからずに不安げにライディングをしてしまう事が多々あるでしょう。
転んでバイクを傷つけてしまうのも嫌だし、何より転ぶ可能性があるから怖い…という気持ちもありますしね。
タイヤがどれくらいの走行で温まってくるのかと言うのは経験と共に分かる事であり、その感覚を得るにはどうしても回数をこなす必要があります。
そんな状態ではハイグリップデビューをしても不安が先を行き、なかなか攻めきれない状態でじりじりとタイヤライフを削っていく一方となってしまいます…
しかし、メッツラーから『低温状態からハイグリップを発揮』するタイヤが登場しました!
この登場はなかなか攻めたライディングに踏み切れずにいた人から、ハイグリップを履きなれたベテランライダーまで幅広いライダーが喜ぶ事でしょう。
乗り出しからグリップする!メッツラー「スポルテックM9 RR」が登場
登場したのは『Sportec(スポルテック) M9 RR』という製品で「スポルテック M7 RR」の次のモデルとなっています。
メッツラーのスポルテックシリーズでは”M5”が人気だったのですが、M5の次のモデルである”M7 RR”から「RR」が付くようになりました。
「RR」はロードレーシングの略であり、公道ロードレーススペックを持つタイヤとなっています。
その証拠に2019年のマン島TTレースのシニアクラスで優勝した”ディーン・ハリソン”選手の乗っていたZX-10Rにはメッツラータイヤが装着されていました。
メッツラータイヤでは”M7 RR”の時点で既に低温から強いグリップを発揮していましたが、その進化版と言う事で"M9 RR"が新たに仲間入りを果たしました!
前モデルである”M7 RR”の時点で言われていた売りとして…
- 低温でも高いグリップ力
- ウェット路面でも確かなグリップ力
- ハイグリップの中でもロングライフ
などがありましたが、今回も『ハイグリップ力』と『ウェット性能』にはかなり気合の入っている印象です。
タイヤライフ自体はまだ情報も無く、私のバイクにも履かせていないので分かりませんが
今回も公道最高峰レベルに仕上がっている事は間違いなさそうですね!
そんな気合の入り具合が分かるPR動画がありますよ!
濡れた路面をものともしない「S1000RR」の走行。
実に200km/h近い速度を出す場面や、急カーブ、濡れた路面に落ち葉などの様々な悪条件の中、颯爽と走り抜けるそのグリップ性能はかなりの物ですね!
実際一般ライダーの方はここまでの事はしないと思いますが、ここまでしてくれるのであればグリップ力に信頼を置くのに十分なPRとなっているでしょう。
動画を見てもらって分かる通り、スポーツなライディングを十分すぎる程にこなす事が出来るタイヤとなっており『低温状態からでもハイグリップを発揮』する実力は
タイヤが温まるタイミングがわからない初心者ライダーから、グイグイと攻めたライディングをするベテランライダーまでもが納得・満足するスペックを持っている事は間違いなさそうですね!
”M7 RR"時点では各種レビューなどもそうですが、私の使用インプレとしてもサーキット走行に耐えうるドライグリップ性能程は無いと感じましたが、今回の”M9 RR”では自信をもってサーキット走行も出来る!と宣伝されています。
この事からもレースシーンも大きく視野に入れて開発されたタイヤなので、前モデルからの進化はかなりのものになっていると期待出来ます。
サーキット走行をしない私の様なライダーからしてみれば、残るポイントは『タイヤライフ』と言う事だけになりそうですね。
前モデルである”M7 RR”は結構好きなタイヤだったので、このモデルも機会があれば是非履かせてみたいと思います。
履きつぶしたらタイヤライフレビューも追記します!
M9 RRのサイズラインナップ
このモデルのラインナップを紹介します。
気になった方はサイズをチェックして自分のバイクに適合するかを確認しておくと良いですね!
【Front】
- 110/70ZR17
- 120/70ZR17
【Rear】
- 150/60ZR17
- 160/60ZR17
- 180/55ZR17
- 180/60ZR17
- 190/50ZR17
- 190/55ZR17
全て17インチサイズとなっており、レースシーンで活躍するバイクであればそのほとんどに装着可能かと思います!
M9 RRはこんな人におすすめ!
”M9 RR”の売りは「低温でもハイグリップ」「ウェット路面に強い」の2点が現時点で分かっている段階ですが、”M7 RR”の後継モデルとなっているのでタイヤライフも頑張っている事でしょう!
【メッツラー M9 RRはこんな人におすすめだ!】
- タイヤ温めるのめんどくせぇぇ…という人
- タイヤが温まったのがいまいち分からないという人
- ハイグリップタイヤデビューをしたいけど不安という人
- 急な悪天候でも確かなグリップ力が欲しい人
- メッツラー大好き!ハイグリップ大好き!という人
- などなど
基本的に一番の注目所が低温でもハイグリップという所なので、バイク乗り出し時からグリップ力がありライディングを楽しみたい方
最初から最後までグリップが安定して続くタイヤを求めている人にはおすすめのタイヤであることは間違い無いでしょう。
ハイグリップタイヤを履いたことが無いライダーがハイグリップを体験してみると、また違ったバイクの楽しみ方が1つ増え、何倍にも膨れ上がります。
ハイグリップタイヤデビューを考えている人にも不安の無いおすすめのタイヤとなっているので、考えている人は思い切ってデビューしちゃおう!
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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