このページの題名になっている”ヴィットピレン701”は私(筆者)の愛車です。
実は最近乗り換えたのですが、話題性のある”ネオクラシックなタイプ”ですし”かなり楽しいバイク”と言う事で紹介させて頂きます!
ヴィットピレン701は「KTM」の傘下にある「ハスクバーナ」という会社のバイクで、このバイクに関しては”690DUKE”のエンジンがベースとなっています。
「ネオクラシックタイプ」であり、ハスクバーナの「オンロードネイキッド」初のモデルと言う事であり2つの意味で注目度が高いんですよね!
ヴィットピレン701がイベントでの初お披露目からメディアやバイクサイトで注目を集めていました。
そんなヴィットピレン701に関して
- 色々と注目はされているけど実際どうなのよ?
- ビッグシングルってどんな感じ?
- 画像とかで見た目は分かるけど乗った感じは?
- 筆者の身長と跨った感じは?
と言った事を紹介していきますよ!
2020年モデルでは新カラーが控えていますので、興味がある人は是非参考にしてみてくださいm(__)m
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私のネオクラシックな愛車、ヴィットピレン701は想像以上に楽しい!
上の画像がヴィットピレン701だよね!
そうそう、かなりシンプルな見た目が第一の特徴だよね。
まずはじめに見た目について軽く触れておきます。
ヴィットピレン701並びに現在展開されているピレンファミリーは以下…
- ヴィットピレン401
- スヴァルトピレン401
- ヴィットピレン701
- スヴァルトピレン701
- ヴィットピレン250(発表はされたが、まだ未発売)
- スヴァルトピレン250
となっていますが、これらのどのモデルでも見た目はシンプルになっています。
ヴィットピレン701はその中でもかなりシンプルに作られており、一切の無駄が無いデザインとなっています。
その為、好き嫌いが分かれやすく好きな人はドハマりする魅力をもっていますよ!
筆者なんかは一目惚れだもんねw
ドハマりしてんの、自分だよねw
私もこの見た目に魅了されてしまい「次乗るバイク何にしようかなぁ…」と考えていたんですが、ヴィットピレン701が発表された瞬間にその悩みは吹っ飛びました!
見た目でのお気に入りポイント
もう全部好き!全部良い!と言ってしまえばそれっきりなのですが、その中でも特に良いなって思っている点を挙げてみます。
- マッドガードにナンバープレート
- 黄色のカラーデザイン
- 上下のメリハリの良さ
特に好きなのは上記の3点です!
ヴィットピレンには、リアタイヤの後ろへ向けて”マッドガード”が付いていてそこにナンバープレートを付ける様になっています。
▲こんな感じ。
このナンバープレート取り付け方法の為、リアシート周りの短さを強調する事が出来てスタイリッシュさがかなり上がっています。
個人的にリアシートから伸びている「フェンダー」とか「ナンバープレート」ってあんまり好きじゃないんですよね…
次に、ところどころにある黄色いカラーデザインが好き。
▲こんな所や…
▲こんな所にある黄色
基本的にバイクの主なカラーが「シルバー」「暗めのゴールド」「ブラック」ばかりと暗い色ばかりなのに対して、ちょっと黄色を入れる事によってぼやけた色味が締まりますしちょっと可愛いですよね!
こんな感じで手を抜いていないのが良いですよね!
最後に上下のメリハリの良さなんですが…
▲赤い線を境目にして上下とします。
上部分は比較的尖った部分も無く、タンクからリアシートまでが滑らかになっています。
下部分はフレームから中身のエンジンまでが詰まっており、「メカメカしている」印象が強いですよね。
このギャップがすごくいい!
なんかもう”シンプルイズベスト”なマシンですよね。
最近のバイクはライダーの快適性や機能面を色々考慮していたり、デザインをめちゃくちゃ凝ってみたりと「見た目が賑やか」な印象にあります。
でもヴィットピレン701は「静かにたたずむ」様な見た目をしており、主張が強すぎないのが私は好きです!
と、上記の様な事が私の「ヴィットピレン701見た目レビュー」です。
このレビューは所有する前から思っていて、所有してからより強くなりました!
私と好みが似ている人であればきっと気に入ると思いますよ!
ヴィットピレン701の機能面
見た目は分かったから次は機能面教えてよ!
まぁ、読者も同じように思うよね。
次は機能面いってみよー!
と言う事で次は機能面を紹介します。
見た目の紹介でも言いましたが、ヴィットピレン701は「無駄なものが一切無い」と言いましたが実はそうでも無かったりしますw
主な搭載機能は以下となっており…
- ヘッドライト、ウィンカー(LED)
- メーター表示
(ギアポジション、燃費、エンジン回転数、時計、ABトリップ) - ABS
- トラクションコントロール
- スリッパークラッチ
- シフトアシスト機構(クイックシフター)
割と機能は充実しています。
ただ1つ言えるのはどの機能も突出しているわけでは無いと言う事。
今時代の大型クラスなんて大体「ABS、トラコン、クイックシフター」は付いているものが多いです。なので際立って”付いてる!”って思うものって無いんですよね。
でもさ、クイックシフターでかなり感動してたよねw
そうそう。筆者は初クイックシフターだもんねw
その通り!私は初クイックシフターと言う事でその楽さに感動しまくっていました。
その辺については次の乗り味項目で説明します。
ヴィットピレン701の乗り味
ヴィットピレン701の乗り味は「楽しい!面白い!」と思います。
ただ、これは私個人の意見であり他の人にも同じ事が言えるか?と言われれば別です。
私が楽しいと思う理由を以下にまとめます…
- 単気筒だけど振動が気にならない(心地よい)
- クイックシフターがめちゃくちゃ楽
- 重量が軽いのは低身長な私でも安心
- セパハンがキツく無い
- ひらひらと扱える扱いやすさはライディングをアクティブにする
上記の点が楽しいと思える理由になります。
単気筒だけど振動が気にならない
単気筒バイクは振動がキツく「ツーリングが辛くなってくる」事や「疲労がたまりやすくなる」など言われていますが、ヴィットピレン701は違います。
バランサーが搭載されており、振動が緩和されています。
辛いはずの振動が心地よいものとなっているが、振動が無くなるわけじゃないので「ビックシングル」に乗っている感はしっかりと感じる事が出来ます!
クイックシフターがめちゃ楽
クイックシフターはクラッチレバーを握らなくてもギアチェンジ出来る機能だよ!
最初は「大丈夫かな…」って不安になるけど、慣れたら左手の負担が無くなって最高だね!
クイックシフターは最低限のクラッチレバー操作のみで済ます事が出来るので”楽であり、負担も最小限”に出来るライダーにとって素晴らしい機能です。
最初は回転数に気を遣いながら操作をする必要がありますが、慣れれば”楽”という感想しか出てきません!
ヴィットピレン701にはアップダウン両方ともにクイックシフターが採用されているので、加速時・減速時共にその恩恵を受ける事が出来ます。
重量が軽いので、低身長な私でも安心
ヴィットピレン701はとても軽いバイクになっています。
その重さ"157kg”は250ccクラスと同じくらいの重量であり、とても大型バイクだとは感じません。
しかもその軽さは高価な素材を使う事なく「シンプルなパーツ構成」により成り立っているので、価格の安さにまで繋がっています!
私はもう身長が伸びる望みの無い「20代男性で身長160cm」と低身長ライダーです。
ビットピレン701はシート高830mmであり”片足つま先ピンピン状態”のギリギリ…ですが、重量がとても軽いのでヒヤっとする事はありません。
走行~停止時の足をつく時が低身長ライダーにとっては一番不安な状況なのですが、その状況でもつま先ピンピンで問題なく停まる事が出来ていますよ!
軽いのはとても良い!(軽いが、走行中の接地感も申し分ないよ!)
セパハンがキツくない
意外にもヴィットピレン701のライディングポジションはキツくありません。
低身長ライダーの私は身長と共に腕も短いわけですが、そんな私でも前傾がキツいと思う事はないです。
ピレンシリーズの中でライディングポジションがキツいと言われているのは”ヴィットピレン401”と言われており、私が購入したハスクバーナ正規取扱店の方もそう言っていましたよ!
「セパハン=姿勢がキツい」のは大体の車両には当てはまりますが、ヴィットピレン701は例外。長距離ツーリングも全然行けちゃいますね!
軽い車体はライディングをアクティブにする
250ccクラスに匹敵するほどの車両重量と、大きさはどんどんとライダーのライディング意欲を高めます!
乗っていてキツく無く、自分の手足の様に反応してくれる車体だからこそライダーの中に眠る意欲を呼び覚ますんですね!
正直言って大型クラスでこれほどひらひら扱う事が出来る車両は他に無いんじゃないか?というレベルです。
意欲的にワインディングロードへと出かけたくさせる魅力的な部分ですよ!
ヴィットピレン701の乗り味(気になる点)
私の中で「見た目、乗り味」は100点で褒めまくりたいヴィットピレン701ですが、やはり気になるところは出てきます。
その気になる点を私自身の目線とあまりバイクに乗り慣れていない初心者目線で紹介します。
説明する気になる点は以下…
- 前後から見てシートが四角い(筆者目線)
- 積載スペースが皆無
- レバー類が短め(初心者向け視点)
- ビッグシングルの扱いにくさ(初心者向け視点)
の3点となります。
シートが四角い(筆者目線)
私(筆者)は160cmの低身長ライダーです。
身長が低く無ければ恐らく気にならないでしょうけれど、低身長な私はかなりこのシートの四角さが気になります。
跨った時に内ももにシートの角が刺さるような感じです。
比較的硬めのシートになっており、角部分がへこんでくれません。
私の様な「片足つまさきピンピン状態」の人にはこれはとても問題なんですよね!
断面で表すと □ ←こんな状態です。
この四角いシートは足つきを悪くするんです!シート上面が山なりになっていれば…と思います。
大げさな表現にはなりますが、上記の黒い四角がヴィットピレンのシートだとすると、赤いラインの様に変更すればもう少し足つきが良くなります。
シート自体のクッション性がもっとあれば座った形に変形してくれて良いのですが、そうも言ってられませんしねw
そんなに文句言うならあんこ抜きしたらいいじゃん!
そうだそうだ。簡単な事じゃないか!
と、あんこ抜きすれば良い話なのですが交換では無く純正品に手を出すのってなんだか抵抗あるんですよね…まぁわがままです。
ただ、低身長の方の参考になればと思いました!
ローダウンするキットは出ているのですが、フォークの中身を交換したりするのでパーツ代も工賃も結構しますからねぇ…
積載スペースが皆無
積載スペースがほぼありません。はっきり言うとETCを搭載するのも「大丈夫かな…」状態w
上の画像がフロントシート(メインシート)を外した状態の物ですが、シート下にはもう何かを入れる余地はありません。
続いてリアシート(タンデムシート)を外した画像になりますが、本来あるはずの空間がワイヤー類に占拠されてしまっており、壊滅状態w
ワイヤー類を綺麗にしてあげれば若干空間は生き返るかもしれませんが、いかんせんワイヤー類は長く硬めなのでそれも結構大変でしょう…
と言う事でヴィットピレン701の積載スペースはほぼゼロ状態!
バッグ類を装備するか背負う事で積載物は何とかしましょう!
レバー類が短め(初心者目線)
レバー類が短めになっているので初心者の方は最初は慣れが必要になるかもしれません。
あまりバイクに乗ったことの無い初心者ライダーの方は、レバー類…特にクラッチレバーを全ての指でギュッと握る様にしてギアチェンジをするかと思います。
ヴィットピレンの短めのクラッチレバーにはそれは向きません。
全ての指を使おうと思うと、かなりスイッチボックス寄りにグリップを握る事になります。
こうなると人差し指がかなりレバーの根本と近い状態になるので「テコの原理」が働きづらく、かなり疲れます。
グリップ中央くらいを握り”人差し指or人差し指+中指”の1本か2本での握り方が一番しっくりくるスポーツ走行寄り設定となっているので、初心者は慣れが必要でしょう。
クラッチの切れはじめをレバーの遠い所に調整してあれば、レバーを深く握る事無くクラッチを切る事が出来ます。
スポーツ走行を主としているライダーはその状態で、指を1本・2本程度しか使用しません。
上記の参考の様にクラッチ操作を行う事が出来れば違和感は無くなるでしょう!
ただクイックシフターがとても便利なので、はじめにクイックシフターに慣れる事が出来ればクラッチレバーを頻繁に握る事が無くなるのでクイックシフターへの慣れを優先するのもアリですね!
ビッグシングルの扱いにくさ(初心者目線)
約700ccを単気筒でまかなっているヴィットピレンは初心者にとっては乗りづらいバイクになるかもしれません。
1つ目の理由は「単気筒」であり、しっかりとエンジンの回転とギア数のバランスをとってあげなければパワーを引き出しにくいエンジンとなっている所。
例えば…スピードに乗っていない、回転数もそこまでという状況でギアを1速から2速に上げてしまうとかなりもたつきます。
教習所でよく使用されている”CB400SF"は同じ状況でも普通に走行が出来ます。これは4気筒というエンジンの特性でもあります。
複数の気筒を持っているエンジンは「それぞれがピストン運動し、力を合わせてバイクの動力」として働きます。
しかし、ヴィットピレンの様な単気筒は「1つのピストン運動でバイクの動力全てを賄います。」
単気筒バイクは一つのピストンで動力に繋げる機構となっている為、勢いが不十分な状態で次のステップ(負荷)へ行ってしまうと、もたつくと言う事です。
回転数管理があまり得意ではない初心者は、これに慣れる事が出来ない内は「エンストやもたついた走行」をしてしまうと思います。
ただ、慣れてしまえばこれほど扱いやすいバイクもそうそう無いと思えるくらいの相棒になってくれますよ!
ヴィットピレン701はコスパが良いバイク
大型であるヴィットピレン701はそこそこ価格です。
新登場が2018年の海外仕様となっており、登場からまだまだ日の浅いバイクという点や生産台数が少ないと言う事で中古市場もそこまで多くありません。
その為、中古でも新車とそこまで金額差は無いです。
しかし、ヴィットピレン701はコスパが良いバイクです!
何故コスパが良いと思うのか?は以下の点…
- USBソケットが1つ標準搭載
- ノーマルタイヤがブリジストン「BATTLAX HYPERSPOT S21」
- ブレーキがブレンボ製
- あったら良いなと思う機能(トラコン、スリッパークラッチ、クイックシフター)が搭載
という事。
USBソケットがシート下に標準搭載
フロントシート(メインシート)を開けたバッテリー横にUSBソケットがあるんですよね!
ETCなんかはUSBを使用しますし、ETCをおさめる所はシート下が多いのでETC用に便利かな!と思いました。
ETCを付けないライダーでも色々なアクセサリーに使用出来ますよね!
ノーマルタイヤがブリジストンのハイグリップタイヤ
”BATTLAX HYPERSPORT S21”には後継モデルであるS22が登場していますが、ハイグリップタイヤとしては申し分のない性能を持っています。
ツーリングからサーキットまでカバーできる幅広く利用できる用途を持っている為、タイヤとしての価格もそこそこします。
好印象のレビューも良く、信頼できるタイヤをノーマルタイヤとして採用しているのは太っ腹な気がしますね!
そして、ブレーキがブレンボ製という所。
ブレンボのブレーキと言うのは性能も良く人気が高い事で有名であり、わざわざブレンボ製ブレーキにカスタムするライダーも少なくありません。
それほどに信頼と実績を兼ね備えているブレーキ界のビッグネームなメーカーを採用している点も太っ腹と言えるでしょう。
あったらいいな!な機能が搭載
トラコン、スリッパークラッチ、クイックシフターが搭載されているという事で最近の大型クラスの最低限と言える機能をしっかりと押さえています。
これらが無くても車体価格的には納得出来てしまうのですが、搭載されていてヴィットピレン701の車体価格なのだからコスパは良いと思います!
何度も言うよ!「クイックシフターが超便利!楽!」
以上がコスパが良いと思う部分です。
いやいやコスパが良いと思う部分だけじゃ分かんないよw
ヴィットピレン701の金額を忘れてるよ!
そうでした、車体価格を言わないと分かんないですよね。
私はヴィットピレン701の正規取扱店で新車を購入して”乗り出し価格150万円”でした!
”最近”の大型クラスと比べるとちょっと高いかな?と思う金額ではありますが、搭載スペックなどを考えるとコスパが良いと感じますよ!
最近の国産ミドルクラスなんて安いもんね…あれはユーザーに優しすぎ!
特にネイキッドタイプはヤバイね…
という状況ですが、ヴィットピレン701を選んで良かったと思いますよ!
ヴィットピレン701レビューまとめ
ヴィットピレン701のレビューを書いてきましたがはっきり言って大満足のバイクです!
「見た目良し、乗り味よし、機能良し」とくれば言いたい事はほぼありません。
最高の相棒となってくれます!
とても軽くトルクフルなマシンなだけでは無く、高回転域までしっかりと駆け上がるエンジンは優秀であり乗っていてかなり楽しい。
ヴィットピレン701を悩んでいる人は是非とも購入をおすすめしたいですね!
2020年には新カラーも登場するよ!
上のリンクページでも紹介しているからよかったらどうぞ!
期間限定番外編(ハスクがキャンペーンしてるよ!)
現在2020年1月1日~3月31日までハスクバーナがヴィットピレン401/スヴァルトピレン401に関するキャンペーンをしています。
上記2モデルが気になっているという人は下記リンクへジャンプ!
ハスクは最近キャンペーンを頑張っているから、定期的にやっているキャンペーンを見逃すな!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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