最近聞くようになった”ネオクラシックバイク”という新し目?のジャンルってどんなバイクなんだろう…
筆者も最初に聞いた時って全然イメージが湧かなくて色々調べたりした結果、好きなタイプだという事を発見。
今では流行最先端の見逃せないバイクタイプであり、バイク好きとしては是非知っておきたいものとなっていますよ!
バイク業界も日々進化を続けているからね…流行は知っておきたいよね!
ネオクラシックバイクを気に入る人の特徴
- クラシックな見た目が好き
- 壊れにくいバイクが好き
- オシャレなバイクが好き
と、こんな特徴が挙げられるでしょう!理由は「ネオクラシックバイク」自体が上記を含んだものであるからです。
なのでそんなバイクが好きと言う人は是非ネオクラシックバイクを知っておくべきかと思いますよ?
と言う事で特徴や合う服装などを紹介していきましょう!
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【ネオクラシックバイクとは】どんな人におすすめ?排気量、服装は?
バイクが最も盛り上がっていた時代は今から3、40年前の1980年~1990年代ほどであり、もうすでにその頃に出ていたバイク達は「クラシックバイク」と呼ばれています。
それ以上前は「旧車」と呼ばれていますね?ただ、それは”古い”という表現の段階的なだけであり、ネオクラシックバイクと言うタイプはちょっと違う…
ネオクラシックバイクは古いのと新しいものが融合されたバイクというものであり、言葉のニュアンス通りのイメージでOKです。
内容的には「クラシック(古い)見た目のスタイリングに、エンジンや足回り、電装系がネオ(新しい物)が搭載されている」というバイクになります。
元々生産されているバイクが一新され「搭載パーツが新しくなった」場合もネオクラシックバイクと言われる場合があります。
SR400やエストレヤ250などがこれにあたります。
長年生産され続けているバイクはやはりエンジンや電装系が変わったとしてもやはりクラシック感が強く、大きな変更が加わっていないけどね…
そんな感じでネオ感が全然無いから筆者はもう1つのネオクラシックバイク定義を推しているね!
正直言ってネオクラシックバイクは出来たばかりのバイクジャンルと言う事もあり、その定義があやふや…なので有力な定義がもう1つあるのです。
「復刻版」「長い期間を経て生産再開」「クラシックルックスな完全なニューモデル」と言うものだけをネオクラシックバイクと呼ぶ場合もあります。
- 以前生産していた名車をリスペクトし、新しい形で投入される準復刻モデル。
- 生産が終了され、長い期間眠りについた後再び日の目を浴びる復活モデル。
- クラシックルックスであり、先進技術が盛り込まれた完全最新のニューモデル。
この3つがネオクラシックバイクを名乗るのにふさわしいかと筆者が思っています!もちろん長年愛され続けてずっと生産されると共にどんどん中身が新しくなっているモデルも素晴らしいと思いますが「ネオ感」を感じない。
なので筆者はこっちの定義の方が断然に好き!
とまぁ、こんな感じで新参者であるネオクラシックバイクというジャンルはかなり不明瞭な境をもっており、言う人によってパターンが分かれます。
好きな方の定義を用いてネオクラシックバイクと呼ぶと良いかと。ここまではネオクラシックバイクと呼ばれるバイクの定義の説明ですね!
ネオクラシックバイクの特徴は?
ネオクラシックバイクの特徴としての見た目は既に前述してしまっているので、説明は不要ですよね?「クラシック(古い)バイクのような見た目をしている」ものになります。
じゃあそんなバイクの他の特徴は何になるのか?
- 基本的に年式が新しい為壊れにくい
- 色々な服装が似合う為、オシャレをしたいライダーに合う
- 新参ジャンルの割に多くのモデルから選ぶ事が出来る
- ノーマルでも十分に満足出来る見た目
これらが挙げられます。
1.ネオクラシックバイクは基本的に高年式で壊れにくい
ネオクラシックバイクというジャンルはここ数年で確立されてきたジャンルなので、この名前で呼ばれるバイクと言うのは基本的に高年式(新しい)ものがほとんど。
なので、中古バイクだとしても錆や経年劣化などによるパーツの痛みが他のモデル達と比べても少なく、現状であれば維持費は安く済むでしょう!
更にクラシックルックスが好きなライダーは”クラシックバイク”に乗りたいと思ったりもしますが、クラシックバイクの中にはもう生産されていないモデルもあり、下手をすればパーツの在庫すらないモデルもあります。
事故や経年劣化による不具合はパーツを交換する必要が出てくるので、パーツが見つかりにくいクラシックバイクに乗ってしまうと維持もメンテナンスも大変になる可能性がありますが、ネオクラシックバイクはそんな心配は不要!
高年式なら中古だとしても簡単に手を出せないエンジン内部などもまだまだ元気だね!
2.色々な服装が似合う上に、バイク自体もオシャレ
クラシックやレトロなスタイルをオシャレと思う人は多く「ビンテージものや、そんな感じの加工」が人気なのがそれを物語っています。
ネオクラシックバイクは高年式で新しめのバイクですが、見た目は古めかしいレトロ感が漂っており、オシャレに感じる人も多い!
更に現状ではネオクラシックバイクのほとんどがネイキッドタイプであり、割と色々な服装が合います。
クラシック感、レトロ感を伸ばしたいのであれば「レトロなヘルメットや革装備、デニム」などが似合いますし、そうで無くても「カジュアル」「スポーティ」なスタイリングも似合うのです。
ライダーとしてのオシャレを好きな方向へと伸ばせるのもネオクラシックバイクの特徴でしょう。
服装が難しく無くて幅広く似合うバイクってかなり助かるよね!
3.新しいバイクジャンルだが、割と幅多くから選ぶ事が出来る
認知度的には、まだまだ定着途中や定着して間もないと言っても過言では無いネオクラシックバイクというジャンルは歴史が浅い…
ですが、うなぎ登りな人気の為かメーカー問わず排気量問わずバイクが登場しているので選べる幅は結構広い!
なのでクラシックな見た目が好きだが、新しい壊れにくいバイクが欲しいという人には持ってこいのバイクタイプと言えるでしょう。
まだまだ聞きなれないジャンルだけど、人気が出ているからかレトロな雰囲気のバイクってどんどん出てきてるね!
4.ノーマルでも十分に満足出来る見た目
2の部分でも説明しましたが、バイク自体がオシャレなのでカスタムをせずとも十分にかっこいいと思え、十分に満足出来る人もいるかと思います。
ここ数年、日本国内・海外を問わずかなり気合いの入った見た目をしているモデルを多く目にしますよ!(特に海外)
レトロな見た目でオシャレ且つ気品があり、バイクらしいスポーティさも忘れない…という洗練された魅力がネオクラシックバイクにはありますね!
人気のあるバイクだと差別化カスタムしたくなるけど、それをしなくても満足出来るならコスパは高いね!
そんなネオクラシックバイクはどんな人におすすめなの?
ネオクラシックバイクって結構いい事が詰まっているバイクだけどどんな人におすすめなのか?答えとしてはどんな人にもおすすめ!
ネオクラシックバイクの特徴を読んだ人なら大体わかっていると思いますが、あえて挙げるとすれば下記の人たちでしょうか。
- 壊れにくく不安の少ないバイクに乗りたい
- クラシック、レトロな雰囲気が好き
- 走行もだけどオシャレも楽しみたい!
- とにかくかっこいいバイクが良い!
こんな人におすすめでしょうね!
高年式で壊れにくいので維持費としてのランニングコストなどが安く済む可能性が高いですし、レトロな雰囲気でオシャレだしライダーもオシャレを楽しめる。ノーマルでも十分にかっこいいモデルが多く、カスタムなどにお金をかけなくても良い。
そしてこれちょっと大切なので付け加えて言いますが、最近の日本メーカーはミドルクラスネイキッドの価格設定を頑張っておりネオクラシックバイクも例外では無い!という点。
ミドルクラスと言うのは大型バイクの500cc~900cc辺りのバイクを言いますが、大型ネオクラシックバイクは大体この排気量に当てはまります。
なのでネオクラシックバイクは価格設定を頑張られているバイクでもあるという事なのです!
安価だと思える大型ネオクラシックバイク
価格が頑張られているという理由として最近の250ccクラスの人気車種(特にSS)は高いですが、大型ミドルクラスネイキッドってそれとあんまり価格差が無いんですよね…
例えば…高価な250ccクラスを挙げると
- カワサキ ZX-25R(825,000円)
- ホンダ CBR250RR(821,700円)
など、最近では80万円台の250ccクラスなんてのも出てきています。
あくまで高価なモデルをピックアップしているだけなので、全てがそうというわけではありません。
そして、ミドルクラスのネオクラシックバイクを見てみると
- カワサキ W800STREET(1,012,000円)773cc
- ホンダ CB650R(979,000円)648cc
- ヤマハ XSR700(916,300円)668cc
- ヤマハ XSR900(1,061,500円)845cc
- スズキ SV650(752,400円)645cc
と、10万や20万を追加すれば倍以上の排気量のネオクラシックバイクに乗る事も出来ますし、250ccよりも安く買えるモデルまであるんですよね…
SV650なんて結構かっこいいんだけど80万円以下とか破格じゃん。
と言う様に日本国内メーカーって割と最近価格設定頑張っていたりします。もちろんSSなどのハイスぺマシンは高いですが、ネオクラシックバイクなどのネイキッド系であれば安価なものって多い。
ただ、安いから低スペックというわけでも無く品質もスペックも十分なのだから日本流石って感じなんですよね!
なので大型バイクに乗りたいけど、高すぎるのは買えないなぁ…という人にもおすすめ!日本のネオクラシックバイクは安くて優秀な高コスパ車両ですからね
排気量はどんな感じ?
排気量は割と広めにあるのもネオクラシックバイクの良い所!250cc~400ccまでの中型クラスはもちろん大型クラスもあるので免許持ちなら多くのライダーが乗る事が出来ますね。
ただ、現在ではどちらかと言えば大型バイクのラインナップの方が充実しているので中型のみでたくさんのバイクから選びたいというのであれば海外モデルも視野に入れないと割と狭まってしまいます。
やっぱり海外モデルは車体価格が国内モデルよりも高くつく場合が多いです。
更にバイク屋によってはレバレート(1時間当たりの工賃)が海外モデルの場合は国内モデルよりも割高に設定されている場合が多いのでランニングコストもちょっと高いです。
海外モデルに乗るとその分ランニングコストが高くなってしまう傾向がありますが、その分の魅力は十分にあると言えますよ!
海外モデルのバイクは日本にはないデザインセンスを持っている所が魅力だったりするよね!
そうだね、お財布と相談していけるんじゃないかと思ったら海外モデルを視野に入れるのもアリ!
国内モデルの代表的なネオクラシックバイク(125~400cc)
国内モデルの代表的なバイクをざっと紹介します。250~400ccの国内モデルと縛るとほとんど無いと思って良いです。
なので小排気量帯も視野に入れないと厳しくなります。
【ホンダ:CB250R】
ホンダのCB250Rはデザイン的には先進的要素が強めですが、丸目一灯でバイクらしいシルエットの雰囲気にレトロさを感じるモデルです。
燃料タンクが10Lというちょっと物足りないサイズですが、単気筒なので燃費が良く倒立フォークなど走行面での足回りは割と充実している印象。
シート高も800mmと高く無いので、比較的誰でも気軽に乗る事が出来るモデルとなっています。
【ヤマハ:XSR155】
ヤマハのXSR155はヤマハネオクラシックの代表格「XSRシリーズ」の末っ子的なモデルです。250や400ccのラインナップが無いので中型免許まででXSRに乗りたいならこれを選ぶしかありません。
日本生産では無く、タイヤマハの生産になるので輸入する必要がありますが、そこは輸入車両大得意のバイク館SOXがしっかりとおさえているので日本でも購入が可能!
CB250Rと同じく燃料タンクは10Lとなっていますが、単気筒で燃費が良いのも同じですね。シート高は810mmと高すぎるわけでは無いので多くの方が跨るのに苦労しないでしょう。
【MUTT Motorcycles(マットモーターサイクルズ)】
マットモーターサイクルズとは一応バイク屋さんの名前です。
このマットモーターサイクルズというお店(企業)はあるバイクをベースにフルカスタムし、マットスタイルのバイクとして販売するという形をとっているのでカスタムメーカーと言っても良いでしょう。
基本的にレトロなスタイリングにカスタムされているバイクが売られており、ネオクラシックバイクという名がぴったりなバイクばかりがありますね!
ちなみにマットモーターサイクルズは国内メーカーではありませんが、国内でもそこそこ知名度があって、購入にそんなに苦労しないという点で載せました。
正直言って日本だけで見ると中型クラスのネオクラシックバイクラインナップはまだまだ…なので中型クラスで探すなら広い視野で探すのが良いですね。(たくさんの中から選びたいなら)
と言う事で中型クラスの魅力的なネオクラシックバイクを紹介しているリンクを置いておくね!
国内モデルの代表的なネオクラシックバイク(大型クラス)
大型クラスになれば国内でもラインナップが割と存在しているので、国内だけでも選ぶ楽しさを味わう事が出来ますね!
代表的なものを各メーカーからピックアップ!
【カワサキ:Z900RS】
カワサキのZ900RSは”Z伝説の再来”と言われる準復刻モデルの車両になります。
カワサキと言えば?の名車でお馴染みのZ1やZ2をリスペクトし、スタイリングをかなり近い状態にして登場したモデルとなっています。
今の若い世代だとゼファーシリーズと似ていると感じるかもしれませんね!
ノーマルでも十分にかっこよく、ゼファーなどよりもエンジンスペックや装備品がグレードアップしているのはもちろんの事、大型ですがシート高が800mmと高すぎないのが好印象。
【ホンダ:CB650R】
ホンダのCB650Rは先に紹介した「CB250R」の兄貴分的な存在である為、見た目に関しては似ています。
その為、レトロ感はやや感じるものの先進的な印象もやや強く感じるモデルとなっています。CB250Rに比べて高級感が増しており、シティ的な雰囲気も持っていたり、メカメカしさを感じる部分からはスポーティな色気も滲み出ていますね!
CB650Rも大型ながらに810mmというシート高は良心的です。
【ヤマハ:XSR700/900】
ヤマハのネオクラシックバイク代表格であるXSRシリーズはミドルクラスが2つ存在しており「XSR700/900」があります。
先に紹介したXSR155の歳の離れた兄貴たちという感じでしょうかね。
大型のXSRシリーズは結構人気が高く、大型ながら比較的リーズナブルなのでかなりコスパが良いと言えるでしょう。
海外ではカスタムベースとしての人気が高く「XSR700(900)+カスタム」という風に検索をかければたくさんのかっこいいカスタムXSRを拝む事ができますね!
XSR900はシート高が830mm、XSR700はシート高が835mmと高めとなっているので身長160cmくらいの人にはちょっとキツいと感じてしまうでしょう。
【スズキ:SV650】
スズキのSV650は元々2007年まで生産されていましたが、一度生産終了し10年程の時を経てネオクラシックスタイルをひっさげて復活したモデルです。
大型ミドルクラスネオクラの中では群を抜いてリーズナブルな割に見た目はかっこよく、スペックも普通に優秀!国内モデルでは筆者も一押ししていますね。
ビキニカウルが付いた別仕様ネオクラシックカフェレーサースタイルの「SV650X」もかっこよくそっちもおすすめです!
シート高が785mmとかなりやさしいところも色々な人に愛されるべく設定された事なのでしょうね!
もっとネオクラシックバイクを見たいという人の為におすすめモデル紹介リンクを置いておくね。
まとめ:ネオクラシックバイクはかなりおすすめ!
ネオクラシックバイクいかがでしたか?かっこいいですよね!
このページだけ読んで「ネオクラシックバイク…いいね!」って思った人はきっとリンク先へ飛んでみると更にネオクラシックバイクの魅力を感じる事が出来るかと思います。
今やトレンドとなっているバイクジャンルなので、流行に敏感な人は是非色々知って行って欲しいですね!
- 壊れにくい
- オシャレ
- 安いモデルも多い
- 国内外合わせるとめっちゃある
良い事尽くしのバイクである事は間違い無く、かなり注目度が高いです。
バイクを探しているライダーさん、乗り換えを考えているライダーさん「ネオクラシックバイクいかがですか?」
という事で、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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