どもどもー!
皆さんは「エンジンブレーキ」という言葉はご存知ですか?
聞いた事がある人はいるとは思いますが、それが何の事か「覚えていない」という人も多いでしょう。
何故覚えていないのかというと、日頃から意識していないという事が大きいでしょうね!
特にオートマチックトランスミッション(通称:オートマ)の車にしか乗ったことが無いという方は余程意識していないと「エンジンブレーキ」という言葉を忘れるでしょうw
しかし、エンジンブレーキは車両を運転する際にとても大切なブレーキの一つです!
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バイク初心者の安全運転のカギはエンジンブレーキ
エンジンブレーキってにゃんだっけ?
エンジンブレーキとは簡単に言うと…
走行中にアクセルを戻すと起こるブレーキです。条件としては
- 走行時
- ギアが入っている
- アクセルを回さない
- ブレーキも握らない
走行中にアクセルを戻すと「ウォーン」とエンジンは唸りますよね?
そして徐々に走行スピードは落ちていくと思います。これがエンジンブレーキがかかっている状態です(^^)/
エンジンブレーキはギアが「5速<4速<3速<2速<1速」という様にギア数が小さくなっていく毎に強くなります。
エンジンブレーキの上手な使い方、減速時
エンジンブレーキもブレーキと名前が付いている通り、制動力があります。
このエンジンブレーキを上手に使う事が出来れば、減速や停車などの不安や恐怖も解消できるでしょう( *´艸`)
バイクでは走行時時速60kmも出している状態だと、ギアはそこそこ大きい数だと思います。
その状態から「ハンドブレーキ」「フットブレーキ」のみを使用して、停まるのも良いと思いますが。それのみで減速~停車まで行ってしまうと停車時にギアをガチャガチャと連続して変える必要がありますよね?
これを…
- 時速60km走行中
- アクセルを戻す
- エンジンブレーキによって40kmまでスピードが落ちる→ギアを落とす
- エンジンブレーキによって20kmまでスピードが落ちる→ギアを落とす
- 停車
とする事によって、より安全な減速と停車を可能とします。
ただ、上記の1~5までの手順はあくまで極端な参考です。
なのでエンジンブレーキと一緒に「ハンドブレーキ」や「フットブレーキ」を織り交ぜながらの減速や停車が出来ると良いでしょう(^^)/
バイクを運転する上で、エンジンブレーキを上手に扱える人は事故を起こす確率も低くなると私は思います。
エンジンブレーキを使用しながらの減速は、自分の速度を理解して前もってギアを落としていくことで減速~停車に繋げる事なのでエンジンブレーキを上手に扱える人というのは余裕をもってブレーキを開始できるという人と言えるのですから(*^^)v
エンジンブレーキの利点は安全な減速だけじゃない
エンジンブレーキとミッションのギアには密接な関係があります。
先程も説明しましたが、ギアの数字が小さければ小さい程エンジンブレーキの制動力は強くなっていきます(*^-^*)
ここからはエンジンブレーキという話の他にギアの話もしていきます。
坂道の攻略にはエンジンブレーキとギアが鍵になります!
坂道を走行する場合、登りと下りがありますよね?
下りの場合
坂道の下りは普通に走行していると知らず知らずのうちにスピードが加速していってしまいますよね(;'∀')
これは危険へと繋がりますし、スピードに慣れていない方には恐怖が生まれます。
坂道は角度がキツくなればなる程、下り時の加速も上がっていきます。
そんな時にもエンジンブレーキが役に立ちます。
例えば…
- 時速60kmで坂道の下りに突入
- 5速のままだとどんどん加速してしまう…
- ギアを4速に変更したけど加速は止まらない…
- ギアを3速に変更したら加速が止まった!
- 下りの坂道でもアクセルを戻した状態で時速60km走行が維持できた(^^)/
という具合に役立ってくれます。
この様にエンジンブレーキの特性や、愛車のギア毎のエンジンブレーキ制動力を知っていればその場その場に適切なギア選定が出来ます。
それが出来る様になれば、より安全な運転が出来るでしょう( *´艸`)
登りの場合
坂道の登りの場合はアクセルを回さないとどんどんスピードが落ちてしまい、そのままだと当然止まってしまいますよね?
「だったらアクセル回したらええやん?」
まぁその通りなんですけれど…w
ここからはエンジンブレーキというよりギアとトルクの話になるのですが…
エンジンブレーキの強さと同様で、トルクも「5速<4速<3速<2速<1速」とギアの数字が小さくなるほど、トルクも強くなります。
ここで言うトルクとはタイヤを回す力の事なので、タイヤを回す力が強いという事は坂道を登る力も強いという事になります!
なので、坂道をよりスムーズに早く登るには適正なギア選定がかかせません。
- 時速60kmで坂道の登りに突入
- 5速の状態でアクセルを回してもどうも速度があがらないorあがりにくい
- 4速にギアを落とすとちょっと加速力が増した!
- 更に3速に落とすと欲しい加速力になった!
- 坂道を登り切ったので5速にギアを戻した。
という様に坂道の上りの時にでもギア選定が役に立ちます( *´艸`)
ギアを落とすとエンジンブレーキの強さとトルクの強さがあがります。
トルクがあがって登りに対する加速度があがるのと同時に、エンジンブレーキの強さも上がる為、登っている最中の後ろへ下がる力への抑制にも繋がります。
エンジンブレーキを使用する注意点
エンジンブレーキはエンジンに帰属するとても強力なブレーキです。
キャリパーブレーキやドラムブレーキと違い、ライダーが微調整をかけることが出来ないブレーキになる為気を付けなければなりません。
急にギアを落としすぎるな!
- 時速60kmで走行
- エンジンブレーキで減速をしようと5速→1速へ変更
- エンジンがものすごい唸りをあげ、急減速をしようとする
- ライダーは急な減速に身体がついてこず前に飛ばされそうになる
という様に極端なギアチェンジは危険です。
バイクに作用するブレーキというのはあくまでバイクに対してかかるブレーキの為、極端なギアチェンジに対応するのはバイクだけ!ライダーの体は慣性の法則で前に進むエネルギーが残っている為、前に飛んでいく危険があります><
ギアを落とす時は1つずつ
先程説明したことを理解してくれたのであれば、数字飛ばしのギアチェンジは危険という事を分かってくれましたね( *´艸`)
バイク乗りは、自分がどのタイミング(速度)でギアを上げるかという自分の中でのルールが存在すると思います。
であれば、その逆でギアを落としていけば良いのです(^^)/
Aさんのギア上げタイミング
- 時速20kmを超えたら1→2速にあげる
- 時速30kmを超えたら2→3速にあげる
- 時速40kmを超えたら3→4速にあげる
であれば、ギア下げタイミングは
- 時速40kmを切ったら4→3速に下げる
- 時速30kmを切ったら3→2速に下げる
- 時速20kmを切ったら2→1速に下げる
という様に下げていけばよっぽどエンジンブレーキによる急減速が起こる事は無いでしょう。
終わりに(まとめ)
ギア毎のエンジンブレーキやトルクの強さはその車種に積まれているエンジンによります。
その為、自分の愛車のギア毎のエンジンブレーキやトルクの強さを乗って確かめる必要があります(^^)/
自分の愛車の特性を知る為には、慣らし運転が丁度(・∀・)イイネ!!
『タイヤの皮』についての記事の中にも書きましたが、慣らし運転はとても大切な事です!
なんていうか…愛車に色々な事を教えてもらうコミュニケーションですね!
エンジンブレーキの効き具合などは『慣らし運転というコミュニケーション』の中でバイクに教えてもらいましょう( *´艸`)
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