バイクのバッテリーってバイクのエンジンをかけるのに絶対に必要となる電力源です。その為、多くのバイク初心者はバッテリーあがりを起こしてしまったら戸惑ってロードサービスを呼ぶ事になります。
このひと手間や、バッテリー上がりの為に支払うお金ってもったいないと思いませんか?
毎日使うスマホなんかってしっかりとバッテリー管理が出来ていると思います。それって「定期的に充電器につなげばよい」「忘れる事が無ければ良い」と知っているからですよね。
じゃあなんでバイクのバッテリーをあげてしまうのか?それは管理方法を知らないからですよね。
この記事を呼べは以下の事が分かる!
- バッテリーがあがってしまう原因
- バッテリーをあげないようにやるべき事
- 急なバッテリーあがりに困らないようにする方法
上記の事が分かります。
これらの事が分かれば、バイク初心者脱出も一歩手前だと思って良いです。
それだけバッテリーについての管理が出来ていないバイク乗りが多く、バッテリーあがりによるロードサービスの数も多いのです。
と言う事で初心者脱出したい!バッテリー管理をしっかりしたい!という人はこの記事を読みましょう。
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分かれば小学生でも出来る、バイクのバッテリー上がり3つの原因と対策!
バッテリーはバイクだけに採用されている物では無く、その他多くの機器に採用されているので身近なものなはずですよね?
なのになぜバッテリーあがりを起こしてしまうのでしょうか?不思議ですよね。
何故スマホのバッテリー管理は出来るのに、バイクとなると出来ないのか…それは管理方法を知らないからですよね。
断言できますが、管理の仕方さえわかれば小学生でも出来る事です。
バッテリーの搭載位置が変わっているバイクであれば、その限りではありませんが管理の方法自体はとても簡単なんですよね。
現代の車などは下手に初心者が触らない方が良いと言えますが、バイクのバッテリーに関しては初心者でも十分に管理する事が可能です。
恐らく、バイクのバッテリーも初心者の手に負えない状況になる場合はメインのバイクモデルが電動バイクとなる時代になってからと予想出来ます。まだまだ先でしょう…
なのでガソリンバイクに乗っている人であれば十分にバッテリーに手出しできると言えますね!
初心者の為の「バッテリーとは何か?」
バッテリーは、どんなバイクにも搭載されている電気供給の為の箱です。(例外もありますがほぼ搭載されています)
バッテリーとは自分で電気を発電するものでは無く、発電した電気を蓄積・供給する為のものです。
バイクや自動車は、エンジンがかかっている際に発電を行います。その電気は「交流電圧」と呼ばれ、プラスやマイナスが存在しない電気です。今の技術ではこの交流電圧をそのままの状態で蓄電することが出来ません。
バッテリーなどの蓄電池は交流電圧を直流電圧に変換してから蓄電する方法になっているよ!
交流電圧をそのまま蓄電できるバッテリーが出たらかなりの発明といえるんだよね!
バッテリーは交流電圧を変換器によって返還された「直流電圧」を蓄電するものであり、バイクに使用される電圧は直流電圧であり、この電圧にはプラスマイナスが存在します。
その為、バッテリーに繋ぐ端子にはプラスとマイナスが存在しますよね?
ご家庭のコンセントは交流電圧の為、一応プラスマイナスが存在するコンセント端子ですがどちら向きで挿しても電力は供給されますよね?
交流電圧、直流電圧はとりあえずバッテリー管理をする上では基本的に覚えなくても良いので豆知識程度に知っておくと良いですね!知らない人に説明すると物知り感が出ます。
ではバッテリーあがりについて詳しく見ていきましょう。
バッテリーが上がる要因は主に3つだ!
バッテリーあがりについては、知らないと「なんであがったの…?」となりますが知っていれば納得できる事ばかりとなります。
これを知る事でバッテリーがあがってしまう確率をかなり下げる事が出来ますよ!
- 長期放置
- バッテリーあがりを起こしたことのあるバッテリーの継続使用
- 経年劣化、粗悪品
上記の3つがバッテリーあがりの原因になる事を知るのがまずは第1歩となります。
1.長期放置
普通に走行している(エンジンがかかっている)状態であれば余程の事が無い限りバッテリーが上がるという事はありません。
しかし、その逆を行うとどうでしょう?ずっと長い間バイクを使用していない状態だとバッテリーは確実にあがります。
電気を使っていないのにバッテリーがあがっちゃうの?
その理由は、バッテリーは少しずつ蓄電されている電気を使っているからです。
バイクの中にはメーター周りに「時計」を有している車種がありますよね?エンジンを切った状態~エンジンをかけた時も時計は狂う事なく時刻を表示してくれていると思います。
つまり、バイクが稼働していなくても時計はしっかりと時を刻んでいます。電力が供給されているという事ですね!
あとはバッテリーは放っておくと自分で放電していきます。何もせずとも、何とも繋いでいなくても電力を微量ながら消費していくのです。
時計は確実に電力をもらい、時間を狂わせること無く稼働していますがそれ以外でもバッテリーと端子が繋がっている以上微力ながら機器に電力を取られていきます。
「待機電力」って分かりますよね?あれの事です。
機器に電力を少しずつ取られていくのと、バッテリー自体による自家放電が長期放置によるバッテリーあがりの原因の1つになるのです。
2.一度バッテリー上がりを起こすと癖になる
バッテリーは1度でも上がってしまうと、それが頻発する可能性がぐーんと上がります。
私もバッテリーの専門家、スペシャリストというわけでは無いので詳しい仕組みはわかりませんが1度バッテリー上がりをしてしまうと蓄電機能が著しく劣化してしまうと言われています。
バッテリーは消耗品であり、正しく使用していても劣化はしていくものであり、バッテリーあがりを起こすとその劣化が1度に大きな劣化となってしまうのです。
その為、バッテリー上がりを起こしてしまったバッテリーは早めに交換してあげる事をおすすめします。
バッテリー上がりを起こしたことがあるバッテリーを使用し続けると、大事な時にバッテリー上がりを起こしかねません。
一度バッテリーあがりを起こして、充電し直してもらった場合、その後普通に乗れているのであれば”まだ”大丈夫と言う事も言えます。
3.経年劣化、粗悪品
3つ目の要因としては経年劣化です。これはどのような製品にも等しく訪れる事です。長年使用していると、機能が劣化してくることは当たり前であり逃れられない事です。
バッテリーは消耗品ですので、長い事使用しているバッテリーが上がってしまったら諦めましょう。
次に粗悪品をつかまされた場合、バッテリーにも当たり外れが存在します。正直言ってバッテリーの見た目のみで優良品か粗悪品かを判断することはまず無理でしょう。(明らかにおかしい状態であれば別です)
バッテリーは正直使用してみないと分かりません。
新品バッテリーを購入して適切な管理を行っているのにも関わらずバッテリーが上がってしまう様であれば粗悪品をつかまされた事なので諦めるしかありません。
ネット購入であれば到着まで現品を確認する事が出来ないので、気を付けようがありません。
しかし、バイク屋での購入・交換であれば確認が出来るので取り付け前に確認する事をおすすめします。
まずありえないと思って良いですが「バッテリーが膨れ上がっている」などの状態が見られた場合は別のものに取り換えてもらいましょう。
そんな状態のバッテリーを取り付けようとするが考えられない事ですが、もしもがありますので自分を守る為にしっかりと確認をしましょう。
バッテリーを上げない為の2つの方法
バッテリー上がりをさせない為に、知っておくべきことを2つ紹介します。この2つの事はとても些細な事で当たり前の事なので知っている人も多いと思いますが、バッテリー上がりでロードサービスを利用するライダーが多くいることも事実。
つまり、些細な事・当たり前の事すぎてうっかり忘れてしまいやすいことでもあるという事です。
- 適度にバイクに乗って充電をしてあげる
- 長期放置をする時には充電を(再び乗る時にも充電を)
言われなくても分かっていると言いたくなりそうな事ですが、出来ていないライダーがいるのも事実。
1.適度にバイクに乗って充電をする
一番の方法は適度にバイクに乗ってあげる事です。バイクに乗ってあげるという事はバッテリーに電気を供給してあげるという事と同じです。
放置していて勝手にバッテリーの蓄電圧が上がる事は無く、減る一方です。数日、数週間でも電圧は確実に減っている事を忘れてはいけません。
適度にバイクに乗ってあげる事で、微量ながらも放電し続け消費している蓄電量をMAXまで戻してあげる事ができます。
基本的に数日や数週間程度では、エンジン始動をかけられなくなるほど弱くなる事はありません。
が、とても元気なバッテリーでも半年など放置されてしまってはバッテリーあがりを起こしてしまいます。
2.長期放置する場合は充電器による充電を(再び乗る時も充電を)
バイクを長期放置する場合には必ず、充電器による充電を行いましょう。
長期放置する前に…
- バイクからバッテリーを外す
- バッテリーを充電器で充電する
- そろそろバイクに乗ろうかな?
- バッテリーを充電器で充電する
- バイクにバッテリーを搭載
という様に2回充電を行いましょう。
放置しているとバッテリーの電力を少しずつながら消費してしまうので、長期放置前に充電したとしても再び乗る前に充電は必ずしましょう。
バッテリー充電時の注意事項
バッテリーには種類が2種類あり「MFバッテリー(密閉型)」「開放型バッテリー』」の2種類があります。
▼MFバッテリーとは、MF(メンテナンスフリー)という意味なのですが
この見た目の物がMFバッテリーです。
メンテナンスフリーだからといって充電不要では無く、化学反応を起こす為に必要な電解液の調整が必要無いという意味のメンテナンスフリーです。
密閉型の為、中を開けて電解液をどうこう出来なくなっています。こちらは普通に充電器をつけて充電を行えばよいです。
気を付けるべきは次の開放型バッテリーの方です。
▼開放型バッテリー
搭載されているバッテリーがコチラの場合、要注意が必要です。この開放型バッテリーは充電器にかける場合、電解液の調整が必要になります。
電解液とは希硫酸の為、身体に害のあるものです。肌に触れると荒れる危険があり体内に入ると体調を崩してしまうでしょう…
幼いお子様がいる家庭では取り扱いたくないものではあります。その為、愛車が開放型バッテリーを使用している場合は充電はお店におまかせするのがおすすめです。
希硫酸は触れたり体内に入ったら体調を崩してしまいます。更にこの希硫酸は揮発性が高く、液体がすぐに気体へと変わってしまうのでそれを吸い込むだけでも人体に害のある物となります。
そんな劇薬を個人で扱うのはとても危険であり、基本的には許可されていません。
なのでバイク屋などでは開放型バッテリーをユーザーに販売する場合は、この希硫酸をバッテリーへ入れて蓋をしてから販売する事になりますし、出来る限りバイクへの取り付けも一緒に行いたいと思っているはずです。
番外編:バッテリーはバイク屋で買うな!
なぜバイク屋でバッテリーを買ってはいけないのか?それはとても高価な価格設定の為です。私が過去勤めていた職場でもそれは例外ではありません。
ライダーの皆さんが出来るだけランニングコストを抑えれるようにあえてばらします、バイク屋で売るバッテリー価格はよその2倍近くの価格です…
例えばAmazonですが「YTX7L-BS」という型式のバッテリーですが
バイク屋で「バッテリー交換が必要です」と言われ、提示される見積もり金額は交換工賃1000円~2000円でバッテリー代が10,000円~15,000円程度となる場合が多いはず。
バッテリー交換工賃はお店や車種によって変わるので仕方がありません。
しかし、上記のバッテリーは10,000円もしません。
↑ この値段で買う事が出来ます。 信じられませんよね…元整備士という事でバイク屋で働いていた事があるので筆者は知っているのです。
が、知らない人は高い値段で買い続ける必要があるんですよね…これが商売の怖さ。
Amazonや楽天、Yahoo!などのオンラインショップサイトでバッテリーの型式を検索する事ですぐに出てきますよ!
バッテリー交換自体は作業も簡単な車種が多いです。バッテリーの買い方を考えると共にバッテリーの交換くらいは自分で出来ると、バイク屋さんにその場で買わされてしまう事もないでしょう!
終わりに(まとめ)
バッテリーはバイクにとってとても重要なものです。
しっかりと管理をしてあげて、常に元気な状態にしておいてあげましょう!
バッテリーと上手に付き合う事が習慣化されていれば、バイクによくあるトラブルの1つに怯える心配もなくなるので是非バッテリーの管理をちゃんと出来るようになりましょう。
という事で、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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