ライダーのみなさん「ブレーキフルード」って知っていますか?ブレーキフルードというのは、バイクや車がブレーキをかける為に必要なケミカル(油脂)であり、消耗品です。
消耗品であり、放って時間とともに劣化が進む生ものでもあります。その為定期的な交換が必要になります。
ブレーキフルードの交換時期は年間の走行距離などにもよりますが、一般的には2年に1度交換してください、と言われています。
車検有のバイクに乗っている人であれば、車検依頼時に交換を勧められるので交換タイミングを知っているか意識せずとも定期的に交換している様な事がありますね!
今回はブレーキをかけるにあたって、無くてはならないブレーキフルードについて
- ブレーキフルードとは?
- ブレーキフルードの交換方法
の上記2点を説明していきます。
整備工賃を浮かす為や自分でバイクをいじりたいと思っている人には丁度良いページになっているので、是非とも参考にしてみて下さい!
初心者でも出来る!バイクのブレーキフルード交換方法とエア抜き
メンテナンスとして『ブレーキフルードの交換』を説明する前に、ブレーキフルードとは何かと言うのを少し勉強しましょう。
仕事として整備をするわけではありませんが、作業を知っているのに何でそれをやるべきなのか?と言うのを知らないと中途半端でダサいです。
なので、自分が行う整備について『なぜ必要なのか?』『どんな注意点があるか?』などを知っておいた方が、バイク乗りとしてレベルアップ出来ますよ!
構造や理由を知っておくと他の人の整備を手伝う、やってあげる、教える場合にとてもかっこよく見えます。
中途半端なにわか、や知ったかはかえってダサく見えてしまうのでしっかりと覚えておくとよいと思います。
ブレーキフルードを使うのはディスクブレーキ
バイクのブレーキは大きくわけて『ディスクブレーキ』と『ドラムブレーキ』に分けられます。
そして、ブレーキフルードを使用するのはディスクブレーキです。
上の参考画像の様に、タイヤの横にシルバーの円盤が付いているものがディスクブレーキだと見分けると楽です。
【画像内パーツ説明:色の矢印や円が指すもの】
赤:ブレーキディスク(ディスクローター)
青:ブレーキキャリパー
緑:ブレーキホース
黄:マスターシリンダ(ブレーキフルードリザーバータンク)
ブレーキフルードは、青と緑の矢印と黄色の円が指している『ブレーキキャリパー』と『ブレーキホース』『マスターシリンダー』に入っています。
これらに入っているブレーキフルードを交換する作業を紹介していくわけですね!
ブレーキ全体の構造と、仕組みも知っておいた方が良いと思いますがその説明は以下のリンクページを一緒に参照ください。
ブレーキフルードの役割
ブレーキフルードという液体はディスクブレーキでブレーキをかける際に必要不可欠な物になります。
ディスクブレーキの動きとしては…
- ブレーキレバーを握る
- ブレーキレバーに押されてマスターシリンダー内のピストンが押される
- 押されたピストンが、ブレーキフルードを押す
- 押されたブレーキフルードがブレーキキャリパーピストンを押す
- 押されたキャリパーピストンがブレーキパッドを押す
- 押されたブレーキパッドがブレーキディスクを挟む
- バイクの減速、停止が行われる
という構造でディスクブレーキシステムが成り立ちます。
「ブレーキフルード」は手元のレバーから、タイヤ横のキャリパーへの稼働伝達係として中継を行っているわけです。
ブレーキフルードは何故交換しなければならないのか?
バイクや自動車に使用されるケミカル類の中でも『生もの』と認識されるものがいくつかあります。
代表的なのが「エンジンオイル」で、エンジンオイルは走行による劣化と経年による劣化があり、定期的な交換が推奨されていてライダーやドライバーもそれを認識しています。
今回のブレーキフルードというケミカルもエンジンオイル同じく生ものとして認識されるべき物なんです。ブレーキの使用による劣化も、経年による劣化ももちろん存在するので交換が必要になります。
ブレーキフルードの劣化は危険が伴う
ブレーキフルードが著しく劣化していると最悪の場合ブレーキが効かなくなります。
最初の項目でディスクブレーキの動きを順序を追って説明しましたが、ブレーキパッドがディスクを挟み込み、その摩擦でバイクが減速します。
なのでブレーキをかけた時は摩擦による熱がブレーキディスクやキャリパーに発生し、摩擦熱の温度はは人が火傷してしまう程にもなります。
そしてブレーキフルードというのは湿気を吸い易い物質を主成分としている為、使用しているとだんだんと水分を含んでいき、沸点が低下していきます。
そして著しく劣化が進んで水分をたくさん含んでいるブレーキフルードは沸騰し易い状態になります。
ブレーキフルードは水よりも圧倒的に沸点が高く、簡単には沸騰はしません。それがディスクブレーキシステムの環境にとても適しています。
しかし、水によく溶ける性質を持っているので劣化などが進むと空気中の水を取り込みやすくなり、沸点がどんどん下がります。
ブレーキフルードは空気が入っていない状態を維持しないといけない為、沸騰してしまうと命取りなんです。
ブレーキキャリパーのピストンはブレーキフルードによって押されるので、その間に空気が入ってしまうと押されたブレーキフルードは空気があった部分をつぶして押す力を吸収してしまうので、ピストンまで押おす力が届かなくなってしまいます。
この状態を体験すると「ブレーキレバーがスカスカ」という感想が沸く程、ブレーキレバーにいつもと同じ手ごたえが無い状態となります。
これをベーパーロックといいます。
簡単に言い換えると『ブレーキが効かないとても危険な状態』の事です。
▲右が新品のブレーキフルード、左が劣化したブレーキフルードです。
ブレーキフルードはほんのり黄色がかった色が新品ですが、劣化が進んでいくとべっこうの様な色へと変化していきます。
どんどんと色が濃くなっていきますので、バイクに乗って結構経っている人は一度マスターシリンダーを開けて確認してみると良いかもしれませんね。
劣化が進めば進んでいる程、危険に陥りやすくなります。いつ交換したかわからない状態であれば1度交換しておいた方が安心ですよ?
ブレーキフルード交換目安
ブレーキフルード交換目安は冒頭にも説明した通り、2年に1度と言われています。
その為、お店に車検を依頼する場合には作業見積もりにブレーキフルード交換を入れてもらい実際に作業をしてもらう事で定期的な交換は大丈夫でしょう!
ただ、自分で行う場合は交換した日付を覚えておき2年に1度は必ず交換を実施しましょう。
ブレーキフルード交換作業
ここからはブレーキフルードの交換作業を説明していきます。整備をやろうかな?と思ったばかりでまだ何にも準備してないや!
という人の為に準備段階から、必要な物、あったら良い物などを紹介していきます。
ブレーキフルード交換の事前準備
ブレーキフルード交換に必要な物はそこまで多く無く、やたらと高価な物もないので金額的に見て比較的チャレンジし易いメンテナンスでしょう。
ただ一歩間違えるとブレーキ不能になってしまったり、バイクの塗装が剥げたり、樹脂パーツのヒビや割れの原因となってしまう事もあるので気を付けて作業を行うのは忘れずにしましょうね!
必要な工具や道具
- メガネレンチやコンビレンチ
- ドライバー
- ホース
- ペットボトル(空)
- ペットボトル(水をいれたもの)
- 霧吹き(水をいれたもの)
- ウェス(布・紙)※不要なボロ布でOK
- ブレーキフルード
- 水差し(あったらかなり便利)
メガネレンチやコンビレンチ
メガネレンチやコンビレンチは『ブリーダーボルト』を緩めたり締めたりする際に必要になります。
今回の作業でブリーダーボルトを完全に外す事は無く、緩めたり締めたりの繰り返しの為ずっと工具をあてておくことになるので、輪っか状の部分があるメガネレンチやコンビレンチがおすすめです。
▲ブリーダーボルトとは画像の赤丸のゴムキャップが付いているボルトの事で、比較的小さいボルトです。
多くのバイクが同じサイズであり、8mmを用意すれば良いです。
念のため自分でも確認してね!
ドライバー
ドライバーはプラスドライバーの事で、マスターシリンダーのタンクキャップのネジを外す時に使用します。
ホース
ホースとは、ビニールチューブホースの事です。このホースはいらなくなったブレーキフルードをキャリパーから排出する為に使用します。
取り付け場所はブリーダーボルトの先です!なのでブリーダーボルトにはまる大きさのものを用意してください。長さは1mもあれば十分でしょう!
おすすめは透明(クリアカラー)です、理由は中の状態が見えるから。
ペットボトル(空&水入り)
ペットボトルはどんなものでもかまいません。ジュースを飲んだ後の物、お茶を飲んだ後の物でもなんでも構いません。
ただ大きさは500ml程度がいいでしょう!あまり大きいと邪魔になります。
空で用意する方は飲料を飲んだばかりの物でも構いませんが、水を入れる方は洗浄をしておいた方が良いですね。
入れた水はバイクパーツにかける用なので、ジュースとかと混ざったら嫌ですよね?
霧吹き
霧吹きはあった方が良い程度に考えてくれれば大丈夫で、必須ではありません。
用意するのであれば水を入れたものを用意しましょう!
霧吹きも用意してあると安心感が違います。用途はブレーキフルードが、バイクのボディやホイールに飛び散ったときに一体にかける為であり、任意外の所にブレーキフルードが付いた場合にこれを行わないと、塗装が剥がれたりします。
ブレーキフルード
ブレーキフルードには”DOT4”と”DOT5”があります。基本的に国産バイクは”DOT4”で良いです。
ハーレーなどにはDOT5だったり、BMWには
ただ、自分の愛車をメンテナンスする場合はそのような情報は事前に準備しておくのが基本の為、お店などに聞いておくと良いでしょう!
DOT4か確かめる場合はマスターシリンダーキャップを見るもの1つの手です。
純正のキャップであれば、DOT4と書いてある場合がほとんどです。
▲よく見るとDOT4って書いてありますよね!
水差し
▲この画像の様な水差しをブレーキフルードの容器として揃えておくととても便利です。
理由は、ブレーキフルードを入れるマスターシリンダーのタンクはなかなか小さいもので、ブレーキフルードの缶から直接入れようとすると勢い余って溢れる、ドボドボ出るので飛び散るという事が高確率で起きます。
飛び散ったブレーキフルードはバイクの塗装や樹脂パーツに悪さをし、塗装剥がれのや樹脂パーツの劣化、傷みに繋がってしまいます。
そうならないために参考画像の水さしです!
このタイプの水差しは容器をギュっと握ってあげる事で液体がボトルの細い先から少しずつ出るので、量の調整もとても簡単ですし、飛び散る心配も無くなります。
ブレーキフルードを缶から移し替えて使用しましょう。
ブレーキフルード交換をするぞ!
交換作業前の準備が終わったら、交換手順を確認しておきましょう!
- 道具の準備、設置
- マスターシリンダーのフタを開ける
- マスターシリンダーのフタとダイヤフラムを水洗い、自然乾燥
- ブレーキレバーを握りながら、ブリーダーボルトを緩め、締める
- マスターシリンダーのタンクのフルードが減ったらフルードを足す
- 4と5を数回繰り返す
- ブレーキフルードを規定量まで入れ、フタとダイアフラムの組付け
- お片付け
という具合です。
手順だけではやはり説明が難しく、かなり伝わりづらいと思います。
詳しく説明していきますね!
道具の準備、設置
いよいよ始めるぞ!という時なんですが、道具の準備というか設置をしていきます。
キャリパー ← ホース → ペットボトル
という様に設置します。といっても分かりずらいですよね…
▲用意したホースの片側をキャリパーのブリーダーボルトにセット!
ホースのもう片方はペットボトル内にセット!※ブリーダーボルトにホースをセットする前に、メガネやコンビレンチをボルトに当てておきましょう。ホースセット後だと入りません。
これだけですが、このセット準備がブレーキフルード交換の前には必要ですよ!
マスターシリンダーのフタを開ける
▲赤丸の2つのビスをドライバーを使用し外せばフタが取れます!
※フタを外す際にはマスターシリンダーが地面と水平になる様にハンドルを切っておいてください。斜めの状態でフタを開けるとブレーキフルードがこぼれてくる可能性があります。
更に用心するのであれば、マスターシリンダーカップ周りにぐるりと布などを巻いておくと良いでしょう。
マスターシリンダーのフタを外すと、黒いゴムパーツが出てきます。
それが”ダイヤフラム”です。
▲四角いダイヤフラム
▲丸いダイヤフラム
フタとダイヤフラムを水洗い、自然乾燥するぞ!
マスターシリンダーから外した、フタとダイヤフラムは水洗いしましょう。水の入ったペットボトルはこのような洗浄作業に使います!
恐らく外で作業を行う人が多いと思うので、必要な物の中に入れておいたのです。
家に入って洗うから大丈夫という人はそれでもOKですので、準備するものを減らしたいという人はお家での水洗いを行いましょう。
フタとダイヤフラムを水洗いしたら後はほっといて乾燥しましょう。乾燥をしている間に次の作業ですね!
レバーを握ったり、ボルトを緩めたり締めたり…
ここがブレーキフルード交換作業の本番です!
○○しながら○○するという作業を行うので、しっかりと覚えてから作業しましょうね!
- ブレーキレバーを握る
- レバーを握ったまま、ブリーダーボルトを緩める
- ブリーダーボルトを緩めたら、レバーの抵抗が無くなる
- レバーの抵抗が無くなったら、ブリーダーボルトを締める
- 2~4の繰り返し
大切な事は2~4の作業の間は常にブレーキレバーを握っておくことです。
4の工程のブリーダーボルトを締めるが終わって初めてレバーをはなすことを許されます!
途中で誤ってレバーをはなしてしまうとブレーキフルード内に空気が入ってしまうエア噛み状態になる為『エア抜き』という余分な作業が増えます。
そしてもう一つ大切な事は、2~4の作業中にマスターシリンダータンク内のフルードを絶対にからにしない事!空になってしまう事もまたエア噛みに繋がります。
目安としてはマスターシリンダータンク内の1/3程度になったらつぎ足しをしてあげると不安は無いでしょう。
ブレーキフルードを規定量入れ、ダイヤフラムとフタを組付け
ブレーキフルードにも規定量が存在しています。
自分のマスターシリンダーは四角ですか?丸いカップ型ですか?
四角い場合は内側をチェック!
▲内側に少し段差が設けられており、線が書いてある様に見える部分があると思います。これがアッパーライン、いわゆる限界量ラインという事です。
四角いマスターシリンダータイプの場合はこのラインを超さない、触れない程度にブレーキフルードを入れておいてあげるのが良いでしょう。
日本人はきっちりが好きなので、ギリギリまで入れたいと思いがち…!
しかし、その段差はレッドラインです。段差より少なく入れましょう!
丸いカップ型の場合は外から見える!
▲赤い四角で囲んだ部分に、アッパーとロアーと書いてあるのが見えますね!この間に入っていればOKです、外からも確認できるなんて親切設計ですねー。
規定量を入れる時の注意点
アッパーラインを見てブレーキフルード量の調整を行う時は、ブレーキレバーに抵抗が出ている事がちゃんと確認できている状態で行いましょう!
もし、ブレーキレバーに抵抗が無い状態だと何回かレバーを握って抵抗が出るまでの間にマスターシリンダータンクの中のフルードはキャリパー側に流れていき、液面が変わるのでちゃんと規定量入っているのかが怪しくなります。
ブレーキフルード量の調整が終わったら、ダイヤフラムとフタを組付けて片付け!※ダイヤフラムはゴムパーツなので伸びている場合があります。著しく伸びていてフタと一緒に組み付かない状態の場合は、交換しましょう!
ブレーキフルード交換時の注意点
お分かりだと思いますが『霧吹き』の出番がありませんでしたね。
霧吹きはブレーキフルードがこぼれてしまった場合に活躍してくれるものなので、作業手順の中には入っていません。
ブレーキフルードが付いた場所の塗装は放っておくと剥がれてしまうので、ブレーキフルードが任意の場所以外に付着してしまった場合に霧吹きでたっぷりあたり一面に水をかけて、ウェスで拭き取りましょう!
もしもエア噛みをしてしまったら…
ブレーキフルード内に空気が入ってしまう事を『エア噛み』と言いましたが、もしエア噛みをしてしまったら気づくことが出来るのか?どうすれば良いのか?という事に関して説明をしていきます。
エア噛みをしてしまったらブレーキレバーを握っても抵抗が無く「ふにゃふにゃ」になる場合と、いつもは壁にぶつかった様にグッと止まるけど「グググ…」と入れる力を上げるとなんだか握り切れてしまうという状態になります。
この様な状態でいつもと違った違和感を覚える場合にはエア噛みを疑った方が良いでしょう!
エア噛みを解消!エア抜きの方法2パターン
エア抜きの方法は2パターンあります!
- エア噛みが無くなるまで丁寧にフルード交換2~4の手順を繰り返す
- ブレーキレバーを握っては弾く、握っては弾くを抵抗が出るまで繰り返す
上記の2パターンです。
どちらの場合もマスターシリンダーキャップとダイヤフラムは外します。
四角いタイプのマスターシリンダーの場合はブレーキレバーを握って弾くで大体が対応可能だと思います。
言葉の通りの作業になりますが、ブレーキレバーを握ってから弾くように急にはなします
こうすることによってバイクに多少の揺れや振動が生じ、ブレーキホースなどに引っかかっているエアを上に浮かせることが出来ます。
マスターシリンダータンクのフルードを見ながら行うとエアが抜けていく様子がよく分かります。
引っかかっていた空気がどんどんと上に上がってきて抜けていくのでタンク内のフルードには空気が浮かび上がってくるからです。
丸いカップ型の場合は、レバーを弾く方法でエア抜きが出来る場合と出来ない場合があります。
レバーを弾く方法の方が楽なので試してみてダメだった場合には、フルード交換手順の2~4をエアが抜けるまで丁寧に繰り返しましょう。
終わりに(まとめ)
ブレーキフルード交換作業は揃える工具も手に入り易く、安価な為とてもチャレンジし易いメンテナンス作業になります。
慣れてくると金銭コスト以外にも時間コストもあまりかかる事無く作業出来る為、交換方法の習得をしておいても損はないでしょう!
ただ、簡単な作業だからと言ってテキトーに行ってしまうと最悪の場合ブレーキが効かなくなってしまうというかなり痛いしっぺ返しをくらってしまうので、作業を行う時は丁寧にを心がけて行いましょう。
そしてブレーキフルードというケミカルはバイクの塗装などにとても大きなダメージを与える攻撃力を持っている為、どこか意図しない場所に付着してしまった場合は即時水で洗い流せるような準備も大切です。
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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