どもどもー!バイク初心者の味方、すばるです(^^)/
突然ですが電気バイクが続々と販売されているのってご存知でしょうか?
昨今では車の『ハイブリッド化』『動力の電気のみ化』『完全自動運転の開発』などなど、ガソリンから電気燃料へと移行しつつありますね。
それは車だけにとどまっておらず、バイクにもその波が来ています。
ガソリンは「化石燃料」と呼ばれる石油(原油)から作られているのですが、地球に存在する量には限りがあり、いつか無くなると言われています。
そしていつか無くなるという事もそうですが、環境に悪いという事もあります。
そしてガソリンエンジンは熱エネルギーをピストンの往復運動に変換し、動力としておりますが、これはエンジンが動くという事に全てエネルギーが使われる訳では無く「未燃焼、排気、冷却、摩擦」などの要因でエネルギー損失を起こし、50%を超えるエネルギーを無駄にしていると言われています。
それに比べて電気はガソリンエンジンよりもエネルギー効率が良く、エコだと言われている為開発が進んでいるんでしょう。
そんな自動車電機化はバイクにも影響があり、各メーカーで開発を進めていてすでに販売されている完全電気バイクもあります。
ただ、今回紹介するのは完全電気バイクでは無く、現在販売されている電気バイクの中でも面白いものを見つけたのでそれを紹介していきます。
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バイク(自動二輪車)なのにペダルが付いていて漕ぐことが出来る!?
バイクと言われたら私たちライダーは『自動二輪車』を思い浮かべ、ロードバイク等を所持している人は『ロードバイクやクロスバイク』という自転車を思い浮かべるでしょう。
今回紹介するのは自動二輪車と自転車のハイブリットな乗り物なんです。
その名も『グラフィット(glafit)』
グラフィットは先の説明の様に、電気バイクなんですがペダルが付いており漕ぐことが出来ちゃうんですよw
そんな乗り物って初めてですよね。
電動アシスト付き自転車とかそんな落ちではないですよ。
それではグラフィットの紹介をしていきます。
グラフィット(glafit)とは?
▲これがグラフィットです。
見た目の印象ってズバリ折り畳み自転車ですよねw
でもこれって電気バイク(ハイブリットバイク)なんですよ。
グラフィットは『クラウドファンディング』によって生み出された製品なのですが、クラウドファンディングで集まった金額からグラフィットに対する期待を感じる事が出来ます。
- 目標額¥3,000,000-でスタートしたが
- 最終結果額¥128,004,810-も集まった
これは3百万が100%だとしたらじつに4266%の結果となります。
すごいですよね…w
それほどまでにこの製品は期待されて生まれたものなのだという事ですね。
そこまで期待されて生まれた製品は
- どんな事が出来るのか!?
- どんな良い事があるのか!?
- メリットはデメリットは?
- お値段は?
- etc
と興味が湧いてきますよね。
次はその点について紹介していきましょう。
グラフィットの詳細について
まず、グラフィットは現在販売されており、開発発表段階や選考情報とかでは無くもう購入出来る状態になっています。
カラーバリエーションも4色展開されており、とても可愛い見た目をしていますね。
グラフィットは3つの使用方法が存在
グラフィットは1台で3パターンの走行方法があります。
ここまで読んでもらう中で、勘の鋭い人だと3パターンの走行方法も大体の予想が付いているんじゃないでしょうか。
- ペダルを漕いで人力のみでの走行(自転車パターン)
- EV走行モードで電気の力のみでの走行(電気バイクパターン)
- HV走行モードで電力と人力のコラボレーション
上記3つの走行パターンをする事が可能です。
ペダルを漕ぐ人力のみモード(自転車パターン)
自転車を漕ぐのと同じで、自分のパワーが速度を決定するモードです。
自転車と同じなので詳しく説明する必要はありませんね。
EV走行モード(電気バイクパターン)
ガソリンエンジンを積んでいるバイクと同じ様に、アクセルをひねる事で走行する事が可能です。
電気バイクなので排気ガスが出る事は無く、地球に優しいですね。
HV走行モード(電力と人力のコラボ)
電動モーター使用と同時に自分でもペダルを漕ぎます。
感覚としては『電動アシスト付き自転車』の強力版と思うところでしょうが、違う様でモーターのパワーと漕ぐパワーのそれぞれの力を使用し前に進むという事なので、アシストと言うよりはパワーの追加と言った所でしょうね。
静か・燃費良し・環境に良しの3点セット
100%電気エネルギーの為、ガソリンエンジンの様にエンジンが動く時の様な騒音を起こさずに、夜間の利用などにも周囲に迷惑をかける事が無く安心して乗る事が出来ます。
そして燃費がとても良く、バッテリーのフル充電で走行できる距離が約45kmに対し、充電費用がなんと10円以下!
電気自動車の様な特別な機器を必要とせず、充電は付属の専用充電器をコンセントにさすだけ。
見た目通りで折りたたみが可能
折りたたみ自転車の様な見た目!という期待を裏切りません。
やっぱり折りたためちゃうんですね。
▲これが走行時の状態です。
▲これが▼こう!
いやー、ちっちゃくなったもんだ…
こんなの車に積んでも座席1つくらいしか場所とりませんね。
折りたたみに工具は不要
しかも、折りたたむのに必要な工具は無いときてます。
なんだこれ最高ですね。
工具がいらないというだけでどれだけの人が安心し、利便性が向上するかをとても良く分かっているのでしょうね。
工具に不慣れな人もいるでしょうし、出先で使用したい場合とかとなるとグラフィットの他にも工具を持っていかなければいけないという余分な荷物が増えるというのは避けたい所ですもんね。
こんな製品を作ったらこんな事が出来ると助かるだろうなとユーザーの気持ちをしっかりと汲んだ設計が出来ているんですね。
重量は約18キロ
18kgとかバイクでは考えられません。
通常原付と呼ばれる小さなバイクでさえ50kgを超えてくるのに対し、18kgなんて軽すぎですね。
盗難が心配な場合でも小さく折りたたんで家の中に持っていきたい所ですが、この軽さはそれを可能にしてくれますね。
もう「チェーンロックってどれが一番安全なんだ!?」なんて悩む必要が無くなるわけですよね。
折りたためて軽いグラフィットはロケーション様々
折りたためる+軽いという事は、車に積んで出先で楽しむ何てもってこいの製品なわけですよね。
- キャンプに行った先で軽いツーリングやサイクリングを楽しむ
- 車だと動きが取りづらい観光地でもグラフィットなら、軽快に動けるし電気のパワーを使えるから楽ちん(車で行ってグラフィットに乗り換え)
- 引っ越しの時でも車とグラフィットとを移動する為に往復する必要が無い
と小さくなることで様々なメリットを思い浮かべる事が出来ます。
最新技術を搭載
グラフィットは自転車の後輪に元々付いている輪っか状の鍵と同じ様な鍵が付いています。
鍵を指して押したり回したりするとガチャン!って解錠されるあれです。
ただこれは最新技術が搭載されているもので『指紋認証』による解錠を行います。
指紋認証…すごいですよね。
指紋認証技術はスマートフォンなどに使われている為、馴染みがあるシステムでその信頼度がどれくらいなのかもご存知でしょう。
指紋認証システムを搭載する事により…
- キーレス
- 優れた防犯性能
- スマートスタート
が実現されますね。
鍵をあけて、跨って、走行という動作をスマートに出来るなんてちょっとかっこいいですよね。
グラフィットのスペック
車両型式 |
GFR-01
|
全長(mm) |
1250
|
全幅(mm) |
590
|
全高(mm) |
1050
|
自区間距離(mm) |
900
|
重量(バッテリー搭載) |
約18kg
|
電動走行距離 |
約45kg
|
出力 |
0.26kw
|
最高速度(EVモード) |
33km
|
バッテリー種類 |
リチウムイオンバッテリー
|
バッテリー電圧 |
36V
|
バッテリー容量 |
10.2A
|
充電時間 |
約4~5時間
|
駆動方式 |
チェーン
|
タイヤサイズ |
14✖2.125
|
制動装置形式 |
ディスクブレーキ
|
乗車店員 |
1名
|
メリットとデメリット
ここまで読んでもらって興味が湧いた。という人の為にメリットやデメリットを紹介していきます。
メリットとデメリットは製品を購入するかしないかに大きな影響があるものであり、人に紹介する場合もまた同じですので、興味が湧いたという人にとっては知りたい事かと思います。
それでは参りましょう。
グラフィットのメリット
グラフィットのメリットはグラフィットの詳細を紹介した事に+αくらいですね。
- 3つの使用方法が可能
- 静かで燃費が良く、環境にも良い
- 折りたたみが可能で軽く、様々なロケーションに使える
- 最新式ロックの搭載で盗難がリスク減少
- 見た目が可愛く、ファッション性も高い
詳細紹介で説明をいれていますので、メリットの方はそこそこ省略しますが、自転車のみ所有の方だと行動範囲が拡がるのは大きなメリットでしょう。
何せ自転車に電気バイクの機能を付けたという様な乗り物になります。
自転車で数キロというとちょっと躊躇いが生まれてしまう距離ですが、電気バイクで数キロと考えると気負いする事無くすぐに出発出来るくらいの余裕が出来るでしょう。
軽くて小さいので保管場所に困る心配がほぼ無いですね。
自転車としても保管が可能ですし、折りたたむ事が可能なので自宅内保管も出来てしまうのは、盗難などの面を考えると嬉しいと思います。
見た目もちょっと洒落た自転車の様なデザインをしているのでファッション性も高く、且つ話題性も高いアイテムとなってくるのでレジャー品として車のお供に持っていくのも全然アリ!ですね。
グラフィットのデメリット
グラフィットは出始めたばかりという事もあり、デメリットは全く無いわけではありません。
- 原付免許が必要
- 原付と同じ扱いの為、ナンバー登録が必要
- 自賠責保険の加入が必須
- ヘルメット着用
- 車道走行必須
- 出始めたばかりなので不具合報告がややあり
- 上り坂でのパワー不足
- バッテリー切れ時には走行猶予は1時間
- 人力のみモードでも公道を走行する必要がある
1つ目から5つ目までのデメリット項目はグラフィットが『原付』と同じ扱いになるという事です。
原付を運転するには免許が必要になりますし、走行するにはナンバーと自賠責保険の加入が必要になり、運転手のヘルメット装着が義務になります。
いくら自転車のみの走行が可能だからといって歩道を走る事は許されておりません。子※自転車も車両という扱いの為、本来であれば自転車も公道を走行する必要がありますが、自転車は取り締まりがあやふやです。しかし、グラフィットはナンバーが付きますのでそうはいきません。
そして、出始めの製品の為不具合の報告があげられています。
「雨の日に走行をしたらメーターの防水が不十分だったのか、故障していた」などの不具合報告があげられています。
そして、最高速度が時速33kmと製品スペック値に載っていますが上り坂にはめっぽう弱く時速15km程しか出ないという事も挙げられています。
坂道のパワーの非力さは自分のパワーでカバーしてあげる必要がありそうです。
あくまで原付として扱われる為、完全にウィンカーやヘッドライトの灯火類が付かなくなってしまうと法的に走行不可能となります。
バッテリーが切れてしまってから灯火類は1時間以上は保持できる仕様となっているようなので、バッテリー切れを起こしてから大体1時間で充電を行える場所に着く必要がありそうです。
使用イメージにマッチした人にはとても良い相棒か?:口コミでは好印象
出始めたばかりという事もあり、不具合報告なども挙がってはいますが使用イメージにマッチしている方にとってはとても満足な製品になっている様です。
https://twitter.com/slowdeepthink
glafitの電池の減りがハンパないと思ってたら、どうやらちゃんど充電できてなかったらしい
バッテリーの鍵が回ってなかったのが原因。
ごめんよglafitちゃん
今日も近所までらくらく走行近場はほんとに便利だわー
暖かくなってから乗るの楽しみー
— はーにゃ (@yuzbotch) February 8, 2018
これ観光にちょうど良いスピード感だなヽ(^o^)
アレなんだろうと思った時にススっと行ける。車だと見逃すし徒歩だと時間がかかり過ぎる。自転車が一番近い感覚だけど楽なので積極的に寄り道が捗る。#glafit— ゆっくり考える (@slowdeepthink) February 7, 2018
という結構気に入っている様な口コミが出ているので、使用イメージが合う人には満足の製品だという事ですね。
グラフィットの購入
グラフィットは「スーパーオートバックス」か「グラフィット」のオンラインストアで購入する事が可能です。
価格は約17万円と、原付の相場と同じくらいの値段で購入する事が可能です。
《グラフィットのオンラインストアはコチラ》←クリック
おわりに(まとめ)
グラフィット…私も結構欲しい製品です。
メインの足にすると考えると不安な面が結構あるのですが、チョイ乗りバイクと考えるとデザインも可愛くて1台は所有しておきたいなと所有欲を掻き立てる製品ですね。
何より発想が面白くて、話のネタになるという所も大きなプラスポイントでちょっと遊べるおもちゃバイクの様な感覚で持っていたらきっと楽しいですよね。
メインの足と考えるとちょっとかわいそうな気がするので、チョイ乗り程度に考えている人にとってはとてもおすすめのバイクだと思います。
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