足つきの良いバイクと言えば「アメリカン」ですよね。
アメリカンには足つきの良さの他にどんな魅了があるのでしょう?そしてどのような基準でアメリカンを選びますか?
アメリカンとしての特性はその「重厚感」「低く構えたどっしり感」が魅力となってきます。重そうでありどっしりと構えた感じが渋くカッコ良いバイクですよね。
現在では以前よりもアメリカンの人気が落ちている傾向にあります。
その為か現行モデルはどんどんと少なくなってきており、新車や状態の良いものはどんどんと減ってきているでしょう。
ただ、それでもアメリカンの魅力にハマりアメリカンを探している人は頑張ってお気に入りのバイクが見つかると良いですね。
ただ「かっこいい」という理由だけでアメリカンと決めてしまっても本当に大丈夫でしょうか?
もちろん大丈夫です!あなたがかっこいいと思うバイクにこそ愛着が生まれるのであり、長く乗り続けたいと思えるバイクを選ぶ一番の近道だから。
- アメリカンバイクの車種を知りたい
- アメリカンバイクが愛車の候補だ
- どんな特徴があるかな?思い描く走りって出来るかな?
上記の様なアメリカンバイクに興味を持っている人におすすめです。
あなたの中の候補は本当にたくさんのアメリカンを見てから決めましたか?実はまだ知らない車種もあるかもしれませんね。
アメリカンと言っても色々なタイプがありますし、メリットやデメリットも存在します。
おすすめももちろんですが”メリット・デメリット”を知ってからバイク選びをした方が視野が広くなって良いですよ!参考にしてみて下さい。
【バイク選びもだけど、ヘルメットは決まってる?】
アメリカンバイクのおすすめ29選!250cc~400cc、大型まで紹介
まずはアメリカンバイクの乗り味に関するメリットやデメリットについて説明します。
アメリカンバイクのスタイル(種類)についてはおすすめバイク紹介後に解説するね!
アメリカンは走行性についてのメリットやデメリットは顕著で、どのような走行が向いていて、どのような走行が向いていないかははっきりと分かれます。
それに加えてメリットとデメリットを比べてみるとツーリング時のスタイルもイメージできるので、現在アメリカンの購入を検討している人は自分の思い描くスタイルとマッチするかを再確認できるとよいですね!
- 足つきが良い
- タンデムがしやすい
- カスタムの自由度が高い
- カスタムパーツが豊富
- 疲れにくいポジション
- 直進安定性が高い
- 寝かせる走行に向いていない
- 比較的重量が重い
- 現行モデルが少ない
- 市場の縮小傾向
それではこれらを詳しく見ていきましょう。
まずはメリットからの説明です。
足つきが良い
アメリカンは数あるバイクタイプの中でも抜群に足つきの良いバイクです。
アメリカンの低くどっしりと構えた見た目は足つきの良さに寄与しており、低い車体はシート高も低くしている為、足つきがかなり良いです。
タンデムがしやすい
アメリカンはタンデム(2人乗り)がしやすいバイクタイプです。
フロントシートとリアシートの高さに差があまり無く、後ろの人がバランスを取りやすい上、シートも広めでボリューミーなのでタンデムしやすいバイクになっています。
カスタムパーツが豊富・自由度が高い
アメリカンはカスタムスタイルが複数存在します。
そのスタイルになるようにとカスタムパーツが複数のパターン用意されているカスタムパーツショップが多いので、カスタムパーツ自体も豊富ですし自由度も高いです。
その為、比較的人気車種がかぶりやすいアメリカンですが「自分だけの1台」をカスタムする事で車種はかぶっても見た目はかぶらないという事が出来ます。
疲れにくいポジション
ステップに置く足は窮屈では無く、腕も楽なポジションなので走行時はかなり楽なポジション(姿勢)での走行が出来ます。
そのため走行による疲労を感じにくく、ロングツーリングなどでもさほど苦労はしません。
スポーツバイクに比べるとシートも厚みがあってふかふかなのでお尻も痛くなりにくいですね。
直進安定性が高い
ホイールベースが長いアメリカンは、小回りは苦手ですが直進安定性が高いです。
高速道路を使用してのツーリングなどの急なカーブのない道にはめっぽう強く、そして楽です。
次にデメリットの説明をしていきます。
倒し込むのに向いていない
ホイールベースが長く直進安定性に優れてはいますが、逆に急なカーブなどは苦手です。
ネイキッドやスーパースポーツの様な軽快なワインディングは出来ないと思った方が良いです。
ホイールベースが長い事で小さく曲がる事が出来ない上に、足回りなどの各パーツが地面と近い為、少し倒し込むだけでもどこかのパーツを擦る車種もあります。
比較的重量が重い
Vツインエンジンを積んでいる車種が多いアメリカンは比較的重量が重たく、エンジン以外の各パーツもスチールなどの重たい素材を使っていたりして重くなる傾向にあります。
Vツインエンジンはパーツ点数が多いから重くなりやすいんだよ!
ただ、重心が低い位置にあるので押し引きの時のバランスはそこまで悪くありません。パワーは必要になってきますけどね!
現行モデルが少ない・市場の縮小傾向
現行モデルはかなり少なくなってきており、今後もアメリカン市場の縮小は進むと予想されます。
その為、新しいものが市場に出回らなくなりどんどん古いモデルばかりになっていく可能性があります。
アメリカンはシート高が低くてとても乗りやすいバイクタイプなので、女性や初心者も安心して乗る事が出来るバイクの定番です。
しかし、人気が低迷しているからなのかメーカーも生産終了する・しているモデルが多く、現行モデルはかなり少ないです。
「それでも俺はアメリカンに乗る、アメリカンを探したいんだ」とアメリカンバイク大好きという人は気に入るバイクを頑張って見つけましょう!
おすすめのアメリカン!排気量別に紹介29選
おすすめのアメリカンを紹介していきます。
よく見る車種からそうでもない車種、あると思いますが250ccから大型クラスまで全て足つきの良いものばかりですので足つきについては省いて説明をしていきます。
205ccクラスのおすすめアメリカン
250ccは普通自動二輪免許で乗る事が出来る様になる排気量です。車検を必要としない所が気軽にバイク購入が出来るポイントとなってきます。
しかし、車検というプロに見てもらう機会がないので『自分で管理をする』か『定期的に点検にもっていく』という事をする必要があります。
ホンダ:レブル250
こちらのレブル250は元々90年代に登場していたバイクになります。
それが2000年に入る前に生産終了をしてから2017年にモデルチェンジをして再登場したというわけですね。実に20年の時を経て蘇りました。
昔の様なクラシカルな印象は捨て去り、先進的なデザインを盛り込んだこちらのレブルは登場からの人気がかなりあり、現在の250ccアメリカン市場を引っ張っている存在です。
基本的にアメリカンには不向きと言われている”スポーツ走行”もこなす事が出来るスポーツアメリカンに進化しています。
Vツインでは無く並列2気筒のスポーツバイクと同じタイプのエンジンを積んでいるので加速やパワーはそれなりにある数少ない現行アメリカンの1つです。
【スペック】
シート高(mm) | 690 |
---|---|
車両重量(kg) | 170 |
最高出力 / 発生回転数 | 26PS / 9,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 22N・m / 7,750rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
ちなみに上の画像のものが旧型のレブル250です!現行レブル250と違ってエンジンは並列2気筒エンジンとなっており、重量も現行よりも軽かったので加速力がありました。
マフラーも2本出しで現行よりもアメリカンスタイルらしい感じでしたね!現行レブルはスタイリッシュさが売りでそれが現在のバイク乗り達にもウケていますよね!
旧型レブル250は筆者の初めてのバイクだよ!
ホンダ:マグナ250
2007年まで生産をしていたVツインマグナですが、今はもう中古市場にしか存在はありません。
Vツインという名前の通りにVツインエンジンを積んでおり、マフラーからは低温が効いたサウンドがリズミカルに出されます。
ノーマルマフラーの時点でかなり良い音が鳴っているので、カスタムに定番のマフラーカスタムをする必要が無いくらいです。
ホイールベースが結構長く、エンジン下が地面と近いので「坂や段差」に注意が必要にはなってきます。
段差などに気を付けなければいけない位のホイールベースは直視安定性と足つき性に寄与しており、初心者のエントリーアメリカンとしてかなりおすすめですし、かなりの人気があります。
【スペック】
シート高(mm) | 690 |
---|---|
車両重量(kg) | 172 |
最高出力 / 発生回転数 | 27PS / 10,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 23N・m / 7,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
ヤマハ:ドラッグスター250
ヤマハの超人気アメリカンドラッグスターシリーズの250ccクラスです。
ドラッグスターはその見た目のカッコ良さと、安定した低い重心が特徴的で人気があります。
レブル250再登場までは不動の人気を誇っていたドラッグスターですが、レブル250登場以来ファンが減った感があります。
ただ”軽い、低い、乗りやすい”の3拍子が揃っており、初心者や女性でも安心して乗る事が出来るバイクには変わりないのでおすすめアメリカンの代表格なのは間違いないでしょう。
2016年に生産を終了しているのですが、人気のドラッグスターは玉数もかなり出ているので状態の良いものを探すものそこまで苦労はしないと思います。
【スペック】
シート高(mm) | 670 |
---|---|
車両重量(kg) | 160 |
最高出力 / 発生回転数 | 20PS / 8,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 19N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
ヤマハ:ビラーゴ250
”じゃじゃ馬”の名を持つビラーゴは今はあまり見かけませんが、90年代ではそこそこの人気があったバイク。
プルバック(後ろに曲がった)ハンドルが特徴的で、重量がとても軽くスリムで誰でも乗りやすく扱いやすいバイクです。
車体はアメリカンの中でもかなりスリムで、シートがかなり”ふっかふか”です。
ふっかふかなシートはロングツーリングをしてもあまりお尻が痛くならないというメリットはありますが、逆に暑い日だと蒸れるかもしれません。
ビラーゴはカッコ良くてスリムで乗りやすいおすすめの250ccアメリカンなのですが、サイドスタンドがちょっと短いです。
その為サイドスタンドで停めると結構斜めで不安なのもそうですが、スリムなのに結構斜めになるので保管場所もそこそこ必要です。
【スペック】
シート高(mm) | 685 |
---|---|
車両重量(kg) | 137 |
最高出力 / 発生回転数 | 22PS / 7,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 20.6N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 9.5 |
カワサキ:エリミネーター250SE
250ccアメリカンの中では随一のパワーを持つアメリカンで、そのパワーは何と40PS。
他の紹介したアメリカンは良くても20後半程度なので、もう別物です。
40PSという最高出力は同じく250ccのネイキッドタイプの中でもパワーがある方で、アメリカンでこの数値は驚異的というかアメリカンなのか?という具合。
それもそのはずで、アメリカンにはあまりない並列2気筒エンジンを積んでおりインジェクション車よりもパワーがあると言われるキャブレター車なのだから納得です。
ホイールベースは250ccアメリカン標準くらいなのでそこまでの小回りが効きませんが、他のアメリカンよりはスポーツバイクのような加速力を楽しむ事が出来ます!
基本的にアメリカンバイクはパワーが低くトルクが高いものになり、250ccという中型の中でも小排気量なバイクだとパワーの無さが顕著に出ます。
ですが、エリミネーター250SEは別物!アメリカンながらもパワーを十分に楽しむ事が出来るアメリカンバイクなのです。
昔と現在のバイクの中でもダントツの走行性能を持っていますね!
アメリカンバイクはVツインエンジンを積んでいるものが多く、そのエンジン特性上パワーよりもトルク重視のバイクになります。
エリミネーター250SEの様な並列エンジンはネイキッドやSSなどのスポーツバイクに多く使われており、気筒数が多くなればなるほどパワー寄りエンジンとなるのだ!というのを覚えておくとエンジンを見ただけでパワー寄りなのか、トルク寄りなのか?というのをざっくり認識出来ます。
【スペック】
シート高(mm) | 690 |
---|---|
車両重量(kg) | 143 |
最高出力 / 発生回転数 | 40PS / 12,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 23N・m / 10,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 12 |
400ccクラスのおすすめアメリカン
400ccクラスになるとアメリカンは車格が一回り以上大きくなります。
この400ccクラスの排気量帯から、車体の大きさの圧もグイッと上がり重厚感があふれてきます。
250ccまでのアメリカンはどう頑張っても芯の細さが出てしまうので重厚感は出にくいですが、400ccから大きなバイクに乗っている感を持つ事が出来ますよ!
400ccは普通自動二輪免許で乗る事が出来る最大の排気量なので、このクラスでのアメリカン選びを考えている人もいると思います。
アメリカンは重量が重いバイクなので、足つきはともかく重量を気にしている人もいると思いますので重量も一緒に説明していきますね!
ホンダ:スティード400
スティード400はホンダのアメリカンのスリムなモデルです。
生産は2001年が最後となっており、今は中古市場でしか見る事が無いでしょう。
スリムでバランスのとれたシルエットはフルノーマルでも十分かっこよくおすすめです。
重量が215kgとアメリカンの中では比較的軽いので、取りまわしもそこそこ楽で走行時の操作も割とレスポンスよく反応してくれる重量となっています。
スティード400にはフロントフォークが”スプリンガーフォーク”という珍しいフォークになっている「スティード400スプリンガー」もいるので、珍しいアメリカンに乗りたいという方はそちらの方がおすすめ!
【スペック】
シート高(mm) | 670 |
---|---|
車両重量(kg) | 203 |
最高出力 / 発生回転数 | 31PS / 7,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 33N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
ホンダ:シャドウ400
ホンダのシャドウは大きな車格のアメリカンになっています。どっしりと大きく低く構えたシルエットは迫力があり、渋くてかっこいいです。
2008年が生産最終モデルとなり、中古市場でしか見る事が無いでしょう。
重量が248kgとそこそこの重量となってきますが、丁度良いくらいのワイドなハンドルば取り回しも重さを感じさせないもので、重さの割に取り回しし易く走行はかなり楽です。
ホイールベースが長いアメリカンにそこそこの重量が加わる事によって直進安定性はかなり良いです。
【スペック】
シート高(mm) | 675 |
---|---|
車両重量(kg) | 248 |
最高出力 / 発生回転数 | 33PS / 7,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 34N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 14 |
ヤマハ:ドラッグスター400 / クラシック
この排気量帯でも大人気のドラッグスターシリーズですが、ドラッグスター400もクラシックタイプも2016年で生産を終了しています。
カラーバリエーションも豊富で、見た目もカッコよく、乗りやすいバイクという事で定評のあったバイクなのでかなりの人気がありましたし、今でも人気です。
重量はドラッグスター400が234kgでクラシックタイプが247kgとそこそこの重量となってきます。
ただドラッグスターシリーズはどの排気量になってもかなり足つきが良いので重量が上がってもさほど不安にならないのが良い特徴です。
ドラッグスターはカスタムパーツも多いので、車種は同じでも他の人との差別化を簡単にする事が出来るのでカスタムをしたいと思っている人におすすめのバイクです。
【スペック】※()はクラシック仕様の数値
シート高(mm) | 660(710) |
---|---|
車両重量(kg) | 234(247) |
最高出力 / 発生回転数 | 30PS / 7,500rpm(同じ) |
最大トルク / 発生回転数 | 31N・m / 6,250rpm(同じ) |
燃料タンク容量(L) | 15(同じ) |
カワサキ:エリミネーター400SE
250ccと同じ様にこちらのエリミネーターもアメリカンらしくないパワーをもっているバイクです。
同排気量帯のアメリカンが最高出力30PS前後だというのに、こちらのバイクは53PSもあるんです。
どこに向かっていたか分からないバイクですが、走行スペックにおいて400ccアメリカン随一となるのは間違いないです。
アメリカンを探してこれに辿り付いたでは無く、エリミネーターを探していてやっと見つけたという様な人が多く、このバイクを目当てに探す人もいるくらいです。
並列2気筒エンジンのこのバイクの重量は213kgと軽く、パワーもパワーなのでアメリカンらしからぬかなり軽快な走行が出来ます。
【スペック】
シート高(mm) | - |
---|---|
車両重量(kg) | 197 |
最高出力 / 発生回転数 | 54PS / 12,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 33N・m / 10,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 12 |
カワサキ:バルカン400 / クラシック
バルカンはカワサキのアメリカンです。あまり人気は無いですが、アメリカンらしいバイクとなっています。
パワーも同排気量アメリカンの中では高い方であり、21インチのホイールがクラシカルなアメリカンを演出し、どっしりとした走行を楽しむ事が出来ます。
重量はバルカン400が227kgでクラシックが234kとそこそこの重量です。
クラシックになると大分時代が進んだ感じになり、ドラッグスターやシャドウの様な見た目になります。
ただ私個人の意見だと、21インチホイールがかなりポイントが高くてクラシカルでカッコいいのでバルカン400の方をおすすめしたいですね。
【スペック】()はクラシック仕様の数値
シート高(mm) | - |
---|---|
車両重量(kg) | 227(234) |
最高出力 / 発生回転数 | 33PS / 8,500rpm(同じ) |
最大トルク / 発生回転数 | 32N・m / 4,500rpm(同じ) |
燃料タンク容量(L) | 15(同じ) |
スズキ:イントルーダー400クラシック
スズキのイントルーダーはかなり大きなアメリカンとなります。
その為、大柄な人やマッチョな人に良く似合う400ccアメリカンの中でも圧倒的な迫力を誇ります。
大柄な見た目とは裏腹に操作性が良く、とても乗りやすいバイクとなっています。同排気量アメリカンの中でも高めのパワーを持っており、力強い走りをしてくれます。
重量は275kgとダントツの重量になってはいますので、他と比べると重い車両にはなっています。
生産年式的に”キャブ車”と”インジェクション車”の両方存在するので好きな方を選べます。※ちなみにパワーはどちらも同じく33PSです。
【スペック】
シート高(mm) | 700 |
---|---|
車両重量(kg) | 275 |
最高出力 / 発生回転数 | 33PS / 8,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 33N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 15 |
スズキ:デスペラード400X
デスペラード400は珍しいアメリカンとなります、その理由は単純に玉数が少ないからという理由が挙げられます。
このバイクはわずか2年間しか生産しておらず、結構レアなバイクとなっています。その為、被る事はほとんどありません。
シルエットは比較的スリムであり、アンダーカウルとシールドで高さも稼いでいるので、マッチョな人や大柄の人よりはそこそこ程度の体格の人の方が似合います。
メッキ塗装とブラックの塗装の比率が絶妙で重厚感と高級感を出していますね。
デスペラード400Xでは無くデスペラード400という車種もありますが、そちらはビキニカウルとアンダーカウルが無いバージョンになります。
ちなみに私はこちらの400Xの方がかっこいいと思い、おすすめしています。
400ccクラスになると車格も重量も大きくなってきます。ただ、アメリカンというバイクはどこまで排気量が大きくなっても基本的な「シート高が低い」という事実は変わってきませんので、比較的安心して乗る事が出来るバイクタイプだという事は変わりません。
【スペック】
シート高(mm) | - |
---|---|
車両重量(kg) | 216 |
最高出力 / 発生回転数 | 38PS / 8,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 33N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 13 |
では次に大型アメリカンのおすすめを紹介していきます。
大型クラスのおすすめアメリカン
大型アメリカンの良いところは大きなトルクによる力強い走り。
基本的にドコドコと空間の空いた排気音を出しながら走りたいアメリカンですが、中型クラスだとどうしても回転数を上げないとスピードが出づらい傾向にあります。
しかし、大型クラスになるとトルクがかなり大きくなってくるので中低回転域でのスピードが出る様になります。
その為、ドコドコと歯切れの良い排気音を鳴らしながら走行する事が出来るのでアメリカンらしい走りが出来るといえるでしょう。
ただ、重量に関しては400ccクラス以上になってくるのでそこは気になるでしょう。
ホンダ:VT1300CX
ホンダのVT1300シリーズはホンダを代表するビッグアメリカンです。
こちらの「VT1300CX」のほかに「VT1300CR」「VT1300CS」とありますが、一番スタイルが整っているのがこのCXです。
チョッパースタイルもといボバースタイルのこのバイクは、エンジンとタンクの間の空間が特徴的でこの空間「チョッパーやボバーで定番」のカスタムとして知られています。
それがノーマルの状態でデザインされており、尚且つシンプルなデザインは上品で高級感あふれるバイクを演出しています。
最大トルクが103N・mとパワフルなトルクになっています。
この排気量帯になってくると気になるのが重量ですが、こちらのバイクはどのシリーズも300kg超えで結構重たくなっています。
2015年を最後に生産を終了しているので、気になった方は中古市場で探してみてください。
【スペック】
シート高(mm) | 680 |
---|---|
車両重量(kg) | 313 |
最高出力 / 発生回転数 | 54PS / 4,250rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 103N・m / 2,750rpm |
燃料タンク容量(L) | 12 |
ホンダ:レブル500
レブル250と同時に登場したこのレブル500は250の上位互換バイクとなっています。
基本的なデザインやシルエットは同じで、単純にエンジンスペックが上がっていると考えて良いでしょう。
ただし他のビッグアメリカンよりもかなり排気量が小さいので、力強いトルクを期待するよりはレブルの売りであるスポーツアメリカンとしてのパワーに期待する方が良いです。
トルクはVツインの十八番であり、並列エンジンはパワーが十八番なので並列エンジンのアメリカンはトルクよりパワーですね。
レブル250より大分パワーが上がっているので、足つきや乗り易さはそのままにスポーツ走行の楽しさがかなりアップしています。
重量は190kgとかなり軽量です。
【スペック】
シート高(mm) | 690 |
---|---|
車両重量(kg) | 190 |
最高出力 / 発生回転数 | 46PS / 8,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 43N・m / 6,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
ヤマハ:VMAX
VMAXはとてもいかついアメリカンです。
一見シルエットを見るとアメリカンっぽく無いのですが、分類はアメリカンになります。
V型4気筒のVMAXは1200ccでも1800ccでもパワー、トルク共にパワフルで超戦闘的アメリカンとなっています。
重量が1200ccが263kgで1800ccの方が311kgとかなり重たいので、操作性や取り回しは慣れや技術が必要になるでしょう。
落ち着いて乗る事が出来る人であればおすすめです。
逆にスピードを出したくなる人はこのバイクはちょっと危険です。
VMAXは「直線番長」と言われるように直線には強いですが、重量などの要因があり結構なスピード状態での、ワインディング性能やブレーキ性能に不安が残ります。
エンジンスペックはとても優秀なのですが、ドラッグレースバイクの様なスタイルのバイクなのでそのように考えると納得出来ますね。
【スペック】
シート高(mm) | 775 |
---|---|
車両重量(kg) | 311 |
最高出力 / 発生回転数 | 151PS / 7,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 148N・m / 6,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 15 |
ヤマハ:ドラッグスター1100 / クラシック
ヤマハの定番アメリカンはもちろん大型クラスにも存在します。足つきの良さはそのままに、エンジンがかなりパワーアップしています。
力強いトルクが出す加速は、後ろから押し出されるかの様な感覚を覚えると同時にその力強さも感じる事が出来ます。
重量がドラッグスター1100が278kgでクラシックが291kgとクラシックの方が重たく、どっしりとした迫力があります。アメリカンタイプの重量は足つきが良いのであまり感じる事は少ないと思いますが、ふらっとした時が一番重量を感じるので不安な方は跨ったままの移動が無難になります。
ここまでくるとかなりの迫力の大きさになるので、ドコドコと走っているとかなり渋くかっこいいです。
【スペック】()はクラシック仕様の数値
シート高(mm) | 685(710) |
---|---|
車両重量(kg) | 262(275) |
最高出力 / 発生回転数 | 60PS / 5,750rpm(同じ) |
最大トルク / 発生回転数 | 82N・m / 2,500rpm(同じ) |
燃料タンク容量(L) | 17(同じ) |
ヤマハ:BOLT950
ヤマハのボルトは比較的新しいアメリカンであり、初登場は2014年です。初登場から人気が徐々に伸びていき、今ではかなりのファンが付いています。
ボバースタイルをコンセプトとして出されたボルトは、カスタムされたボバーアメリカン程はスッキリしていませんが、メーカー発売のノーマル状態でもスッキリした印象はあります。
どことなくクラシカルな雰囲気を持っているのは古めかしい形をしているからでしょうか。
数少ない現行モデルの1モデルですが、力強いトルクと乗り易さ、スッキリとしたデザインに定評があります。
重量は252kgとそこそこ重たいです。
【スペック】
シート高(mm) | 690 |
---|---|
車両重量(kg) | 252 |
最高出力 / 発生回転数 | 54PS / 5,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 80N・m / 3,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 13 |
カワサキ:エリミネーター900
カワサキの変態アメリカンは大型クラスにも健在です。
こちらのエリミネーター900は、GPZ900Rという一番初めにninjaと呼ばれていた昔のスーパースポーツと同じエンジンを積んでおり、アメリカンなのに水冷並列4気筒というまさに「変態アメリカン」です。
ただこのバイクは知っている人が知っているというくらいの知名度であり、知っている人は結構欲しがるバイクになっています。
パワーはエンジンがエンジンなだけに100PS以上を叩き出すとんでもないアメリカンとなっており、速いです!
重量が238kgと割と重めではありますが、アメリカンスタイルの乗り易さと100馬力を超えるパワーをもっているのでロングツーリングなども楽に乗る事が出来るでしょう。
【スペック】
シート高(mm) | - |
---|---|
車両重量(kg) | 238 |
最高出力 / 発生回転数 | 115PS / 9,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 85N・m / 8,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 11 |
カワサキ:バルカンS
こちらのバルカンSもヤマハのボルトと同じく、比較的新しいバイクであり数少ない現行モデルの1モデルです。
初登場が2016年と若いバイクとなっていますが、アメリカンらしくないスタイリッシュなデザインは結構ウケています。
排気量が650ccと大型の中ではミドルクラスであり、このバイクもまた並列エンジンを積んでいます。
その為そこそこのパワーを持ち合わせており、スポーツ走行も可能にしています。
重量は229kgとそこそこでスタイリッシュで比較的小柄な車格は扱いやすいミドルクラスアメリカンとして、レブルと共にアメリカン新時代を切り開く可能性を秘めています。
【スペック】
シート高(mm) | 705 |
---|---|
車両重量(kg) | 229 |
最高出力 / 発生回転数 | 61PS / 7,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 45N・m / 6,600rpm |
燃料タンク容量(L) | 14 |
外車のアメリカンバイク
基本的にアメリカンバイクと言うのは日本だけであり、外国では”クルーザー”の呼び名が定着しています。
更にはこのスタイルのバイクはハーレーダビッドソンやインディアンなどのアメリカ製のバイクに代表され、それを模倣した事でアメリカン(アメリカ製の様な)スタイルという事なので本来であればハーレーを含む外国車両をアメリカンと呼ぶのはいかがなものか…となるかもしれませんが、イメージしやすいようにアメリカンと紹介します!ご理解下さいませ!
ハーレーダビッドソン:XL883Nアイアン
スポーツスター系で人気の高い883(パパサン)アイアンです。
小柄でスリムなボディであるスポーツスターシリーズはバイク初心者から女性まで気軽にチョイスしやすい車種であり、比較的扱いやすい。
同じ見た目のものであれば、XL1200Nナイトスターという1200ccのバイクがありますが、883ccのアイアンの方が人気が高いです。
ただでさえ重たいアメリカンバイクで1200ccもあると重量が…と思う人が多いのか、アイアンの方が人気があります。
アメリカンのスタイルでよくあるのがステップ位置比較的前にあるのとは違い、ネイキッドなどの様に中間に位置しています。
フォアードコントロールでは無く、ミッドコントロールという事ですね!足を伸ばす必要が無いので、足が短くても「ピンッ」と伸び切った状態にならずかっこ悪くない。
現行のスポーツスターモデルのスタンダードなスタイルだと思って良いくらい定着しています。
昔のハーレーに「アイアンショベル」というショベルヘッドエンジンを搭載したモデルがあります。
なので、XL883Nアイアンを名前で表す時は”アイアン”ではなく”883アイアン”と呼ぶとアイアンショベルを知っている人でも区別出来ますよ!
【スペック】
シート高(mm) | 760 |
---|---|
車両重量(kg) | 256 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 68N・m / 3,750rpm |
燃料タンク容量(L) | 12 |
ハーレーダビッドソン:XL1200Xフォーティエイト
フォーティエイトは芸能人の「チュートリアル:徳井さん」が乗っているバイクですね!
エヴォリューションエンジンというハーレーでは有名なエンジンを積んでおり、排気量も1200ccとボディは細身でスタイリッシュですが迫力はあります。
ボバースタイルという無駄なものを取り除いたスッキリとしたスタイルで、特徴的なのは前後の太めなタイヤです。
若干のファットタイヤはフォーティエイトの代表的名特徴であり、このタイヤのスタイリングに惹かれたというライダーも多いとか。
883アイアンではミッドコントロールで身長が低い人でも乗っている足が伸び切ってしまわないのに対し、フォーティエイトはフォアードコントロールなので足がピンと伸びてしまいます。
私も以前フォーティエイトに乗っていましたが、低身長の私は883アイアンのミッドコントロールステップを購入しカスタムしてミッドコンにしていました。
比較的互換性があるのでこのような使いまわしが出来ますが、一度確認をしておくべき事ではあります。
【スペック】
シート高(mm) | 710 |
---|---|
車両重量(kg) | 252 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 96N・m / 3,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 7.9 |
ハーレーダビッドソン:XL1200Vセブンティツー
セブンティツーは新しいスポーツスターシリーズの中でも一番クラシカルなモデルです。
特徴はメッキパーツが多いという点と、フロントタイヤが細くインチが大きめです。
メッキパーツが多くハンドル位置も高くも無く低くも無い、アメリカンらしいポジションなのでクラシック感が際立ちます。
昔ながらのスポーツスターデザインを洗練し新しくしたようなモデルと考えればイメージが付きやすいでしょう。
チョッパースタイルとして説明される事もありますが、チョップ(ぶった切る)事を指しぶった切った要素をほぼ感じる事は無いのでチョッパーと呼んでいいかは微妙…
フォーティエイトと同じフォアードコントロールなので低身長の人は足が伸び切ってしまうかもしれませんが、レトロカッコイイハーレーです。
【スペック】
シート高(mm) | 710 |
---|---|
車両重量(kg) | 252 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 96N・m / 3,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 7.9 |
以上3モデルが現状のスポーツスターおすすめモデルです。
スポーツスター系モデルはハーレーの中でも誰でもとっつきやすいハーレーエントリーモデルとして優秀!
扱いやすさもあるし、カスタムパーツも豊富であり比較的安価。これだけ聞くとかなりコスパの良いモデルですよね!
たまに「スポーツスターはハーレーじゃない」と言うライダーもいますが、好きで乗っているのであれば無視でOK!自分が認めてさえいればなんの問題もありませんよ?
ハーレーダビッドソン:FXD
ダイナシリーズのベーシックモデルである「FXDスーパーグライド」は比較的人気のあるモデルであり、車体もハーレーらしく太く大きめですがハーレーの中ではそんなに大きくは無い。
なので、大きな車体が好きだけどあまり大きすぎると不安というハーレー好きにおすすめのモデル!
満足な車体の大きさと重厚感を持っており、見た目だけでは無くもちろん走りも力強いです。
スタンダードモデルと言う事でカスタムパーツも多く色々な面でたくさんの楽しさを覚える事が出来るでしょう。
大きすぎずなボディとは裏腹にしっかりとハーレーの鼓動感を味わう事ができますよ!
【スペック】
シート高(mm) | 676 |
---|---|
車両重量(kg) | 305 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 113N・m / 3,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 18.2 |
ハーレーダビッドソン:FLSTFB ファットボーイS
ベースモデルはFLSTFBファットボーイローであり、スクリーミングイーグル製ツインカムエンジンを積んでいるモデル。
大きくインパクトのあるモデルですが、アメリカンなのでシート高が低く重量があっても足がしっかりと付くので安心感はあります。
このモデルは黒々とした重厚感と渋さを持ったハーレーであり、ワルカッコイイ雰囲気という表現が一番しっくりきます!
ライダーの内面や人間性は置いておいて…ワルい見た目のスタイルが好きな人にはかなりピッタリなハーレーです。
排気量が1800ccもありトルクの太さや大きな鼓動、ボディの圧を十分に感じる事が出来る満足モデルである事は間違い無いでしょう!
ただ、大きな太めな車体のワルカッコイイスタイルが販売状態で既に完成されていると言っても過言では無いのでカスタムをして見た目をガラリと変えたい時は、工夫やお金をかける必要が大きく出てきますね。
【スペック】
シート高(mm) | 670 |
---|---|
車両重量(kg) | 333 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 127N・m / 3,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 18.9 |
ハーレーダビッドソン:FLTRXS ロードグライドスペシャル
大きな艦船みたいなハーレーが好きだ!欲しい!という人はこの「ロードグライドスペシャル」がおすすめ!
長距離ツーリングなどの積載が必要なロケーションに抜群の対応力を持っており、かなり優秀なツーリングクルーザーです。
ビキニカウルの様なボディとサイドパニア、追加でリアボックスなどを揃える事でまさに艦船ハーレーとなります。
同じ様なツーリングに最適なハーレー「ストリートグライド」というモデルがありますが、現状はロードグライドスペシャルの方が人気が高いですね!
ストリートグライドはちょっと昔っぽいのに比べて、ロードグライドスペシャルの方がフロントフェイスが未来的なのがウケが良いのでしょうね。
【スペック】
シート高(mm) | 695 |
---|---|
車両重量(kg) | 391 |
最高出力 / 発生回転数 | - |
最大トルク / 発生回転数 | 163N・m / 3,000rpm |
燃料タンク容量(L) | 22.7 |
インディアン:SCOUT SIXTY スカウトシックスティ
スカウトシックスティは2015年に登場したスカウトをダウンサイジングして進化させたモデルと言われています。
スカウトは1,130ccなのに対し、シックスティは999ccとリッターを切る排気量となっています。
アメリカンスタイルとしては十分な大きさのボディを持っていますがリッターを切る排気量なのは大きすぎるエンジンは不安だけど大きなバイクに乗りたいというライダーも満足出来るわがままスペック!
バイクでのダウンサイジングという表現はあまり聞きませんが、大きすぎるエンジンはどうしても日本の公道にはマッチしない…ストリートでの使い勝手に振ってあるマシンはありがたい。
【スペック】
シート高(mm) | 650 |
---|---|
車両重量(kg) | 255 |
最高出力 / 発生回転数 | 79PS / 7,800rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 88.8N・m / 5,600rpm |
燃料タンク容量(L) | 12.5 |
トライアンフ:サンダーバード
サンダーバードはトライアンフの代表的なアメリカンバイクです。
車体の大きさももちろんエンジンも約1600ccと大きなバイクです。
大型アメリカンの定番のVツインエンジンでは無く、並列2気筒エンジンと言う事で結構珍しいタイプのモデルです。
ただ、V型エンジンの車体を細めに仕上げる事が難しい並列エンジンとなる為、アメリカンという車体の大きさに加え並列エンジンと言う事でさらに太く大きいです。
画像の見た目イメージよりも実際は大きく感じるでしょう…その為細身の体の人や女性だとギャップが激しいかもしれません。
【スペック】
シート高(mm) | 700 |
---|---|
車両重量(kg) | 339 |
最高出力 / 発生回転数 | 86PS / 4,850rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 146N・m / 2,750rpm |
燃料タンク容量(L) | 22 |
トライアンフ:ロケットⅢ
ロケットⅢはトライアンフの代表的な化け物アメリカンバイクで、その排気量は約2,300ccと化け物感がヤバイです!
もの珍しさももちろんですが、ここまで大きな排気量のバイクは所有しているだけでもかなり満足感があるでしょう!
ただやはり排気量が大きいと重量も車体も大きくなってくるので、一回一回出発準備をするのがいちいち大変になってしまう可能性は大きいです。
トライアンフは定番を嫌うのか…ロケットⅢも同じく並列エンジンを搭載しています。
エキゾーストが3本出ているのが画像からも分かるとおり、3気筒というレア過ぎるバイク。
アメリカンの中で異色の変態バイクですが、バイク乗りってそういう「変態バイク」好きですよね!でっかいのが好きな人には是非乗って欲しい。
【スペック】
シート高(mm) | 740 |
---|---|
車両重量(kg) | 320 |
最高出力 / 発生回転数 | 142PS / 5,750rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 200N・m / 2,500rpm |
燃料タンク容量(L) | 25 |
モトグッツィ:カリフォルニア
イタリア最古のバイクメーカー、モトグッツィのアメリカンであるカリフォルニア。
モトグッツィの特徴的な縦置きVツインエンジンが光る個性的なアメリカンバイク。
トライアンフのアメリカンバイクと同様に他には無い見た目や特徴を持っているので、所有感を大きく感じられると共に、もの珍しさで注目される事間違い無いでしょう。
排気量は1,380ccと決して小さくは無いですが、スタイリングでの印象は結構スタイリッシュに見えますよね!
参考画像はグレーを載せていますが、ブラックカラーだと締まった印象が強く更にスタイリッシュに感じますよ!
十分な車体の大きさと前後の太めのタイヤはかなりインパクトがあります。
個性はありますが万人ウケするようなデザインなのは流石イタリアメーカーと言ったセンスなのでしょう。
【スペック】
シート高(mm) | 740 |
---|---|
車両重量(kg) | 318 |
最高出力 / 発生回転数 | 97PS / 6,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 120N・m / 2,750rpm |
燃料タンク容量(L) | 20.5 |
以上が海外モデルのおすすめアメリカンバイクでした!
基本的に海外モデルではアメリカンは大型のみとなります。ハーレーを代表に大きなバイクがひしめいている状態であり、現状の国内ラインナップを考えると大型を選ぶなら海外メーカーの方が選ぶ楽しさがあるかと。
何度も言いますが、海外モデルをアメリカンと表現するのはちょっと違和感がありますが分かりやすい為に「アメリカン」としています。
クルーザーが一番良い表現なのですが、これはあまり日本では定着していないんですよね…
アメリカンバイクのスタイル(種類)の違い
アメリカンバイクにはスタイルによって違いがあります。例を挙げるとすればネイキッドに派生スタイルがあるような感じですね!
- スタンダードネイキッド
- カフェレーサー
- クラシック/ネオクラシック
- ストリートファイター
ネイキッドなら上記のようなスタイリングの違いがありますよね?アメリカンバイクにもこのようなスタイル違いがあります。
アメリカンバイクのスタイル
- クルーザー
- チョッパー
- ボバー
- マルボロマン
- ドラッガー
- ディガー
- ハイテック
などなど…文頭で話をしましたがアメリカンバイクはカスタムパーツが多くある!更に7,80年代にはアメリカンカスタムに憧れてしまうモデルがたくさんあり、派生スタイルも多く登場しているのです。
クルーザー
クルーザーと言うのは簡単に言うと定番の形をしたアメリカンだと思えば話は早いです。何せアメリカンアメリカンと当たり前のように読んでいますが、アメリカン”クルーザー”なのですからね!
アメリカンは元々広大な大地を適度な速度で悠々と巡行(クルーズ)できるバイクとして開発されたものなので、アメリカンらしいスタイルのアメリカンはクルーザーなのは当たり前というわけですね!
男女共に人気なのはハーレーのスポーツスターシリーズであり、スポーツスターはハーレーラインナップの中でも比較的軽量で、安く足つきも良いという事でハーレーのエントリーモデルのような感じで他車種よりも心的ハードルは低く人気があるのも頷けます!
スポーツスターはカスタムパーツも多いからカスタムベースとしてもおすすめだよね!
チョッパー
チョッパーバイクというと映画「イージーライダー」で出てきたバイクのような、”長いフロントフォーク、上に高いハンドル、小さな燃料タンク”がカスタムされたバイクと言う印象が強いでしょう。
そのようなスタイリングが定番なのは確かですが”chop=切る、たたき切る”という言葉が語源となっているように、不要部位を切ったり取り除いたりして作り出されたバイクの事を指します。
何故切ったのか?というとハーレーの重たい重量を減らす為に行ったカスタムであり、ハーレーに採用されているフェンダーなど各所のパーツはスチール製など質感が高くなる代わりに重たくなってしまうのでそれを減らして軽快にしたかったという事でしょう。
チョッパースタイルはカスタムスタイルなので買った時からチョッパーと言うのはほぼ無いと思いましょう…もし買った時から高いレベルのチョッパーがあれば良いなと考えるなら下画像のロードホッパーType2iなどがおすすめ!
ボバー
ボバースタイルの定番の簡単な説明としては”不要なパーツを取り除いたカスタム”と言われる事が多いです。
それは間違っていないのですが、詳しく説明するとまた違った色味が見えてきます。明確な起源は不明ですが、カスタムというよりはマシンパフォーマンスを上げる為に軽量化するとしてパーツを取り除いた事からが始まりだという説が濃厚です。
チョッパーと似ているが違う所はパーツを切るというカスタムでは無く、パーツを外して完成形とするという点です。
1930年ごろ市販車ベースのレースのクラスCというレースに出る為に、ハーレー・BMW・インディアンなど総じて鉄製フェンダーなどを採用していたメーカーが勝つために軽量化した事が始まりだと言われます。このスタイルがトレンドとなり出来上がったのがボバーという感じ。
今となってはパーツを外し完成形とするという事もカスタムとして定着していますが、それでは恐らくメーカーとしての品質に関わるという事で現在ボバースタイルとして販売されているモデルは「軽量化のために軽いものに交換してあるようなバイク」になっています。
名前にもボバーと付いているとおり、トライアンフの「ボンネビルボバー」はボバースタイルとして市販されていますが、バイクとしての定番パーツはしっかりとありますが、フェンダーがフラットなものが採用されていたり、アメリカン定番のツインサスペンションでは無く、モノサスが採用されていたり…
などボバースタイルらしく軽量化がしっかりと考えられたスタイルのアメリカンとなっています。
マルボロマン
「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」に登場したバイクのようなスタイリングが、マルボロマンスタイルです。
チョッパースタイルの火付け役となったイージーライダーほどのインパクトは無かったようですが、この映画もバイク乗り達にカスタムの素晴らしさとインパクトを与えるのに十分だったようですね!
チョッパーがベースになっているカスタムですが…
- アメリカンらしいぼってりタンクにカスタムペイント
- 角度のあるトリプルスリー(フロントフォークネック)
- シートからリアフェンダーにかけての平たくフラットで短いフェンダー
- フロントフォークがそのまま伸びたかのような角度のハンドルポスト
- 横一文字のバーハンドル
というのがマルボロマンスタイルの特徴となっており、チョッパーベースながらにしっかりと特徴が出ているマルボロマンスタイルというわけですね!
あれやこれやいじる必要のある各アメリカンのカスタムスタイルとは違って、マルボロマンスタイルは映画に出てきたバイクをミームするスタイルなので、カスタムする部分が明確になっている分、集めるパーツの指標は固まりやすいと言えるでしょう。
ドラッガー
ドラッガーとはドラッグレースマシンのようなスタイリングのアメリカンになります。
ドラッグレースとはレース場を何周もするようなコーナリングを競ったりするものでは無く、直線で競うレースとなっています。その為コーナリング性能は度外視しているマシンとなっています。
しかし市販されているドラッガースタイルはそうでは無く、カーブを曲がる事も出来るので心配いりませんね!
- ドラッグバーという短いハンドル
- 全体的にロースタイル
- 速く走行するためにやや前傾姿勢となるシートポジション
というのが特徴です。
ドラッガーで分かりやすいのがヤマハのVMAXですね!VMAXは直進走行性能がやはり高く速いです。逆にカーブはそんなに強くありませんね。
直線番長と言われることもあるVMAXはドラッガースタイルだからという事もありますが、乗り姿勢がネイキッドに近いが重量がありコーナリングの扱いが難しい点もそれに繋がっているでしょう。
ディガー
ディガースタイルはチョッパーよりも後に生まれたスタイルとなっており、基本的にそのシルエットはロー&ロングとなっています。
こちらのスタイリングもドラッグレースのマシンがベースとなっており、スタート時にリアタイヤを空転させ、タイヤを溶かし、グリップを向上させる「バーンナウト」という動作がカスタム・ジャンル名の由来となっています。
バーンナウトとは発進前にあらかじめタイヤを空転させタイヤを温める行為ですが、それが地面を掘る(dig/ディグ)ように見えるのでディガーというカスタム名称というわけですね!
ディガースタイルはステアリングステム部が低くなっているので、横長のバイクスタイルとなります。
ディガースタイルもやはりコテコテのカスタムなので、ノーマルで販売されているものはほぼありません…どうしても欲しいというのであればやはりロードホッパーがおすすめだ!
Type9 EVOなんかはかなりジョガーな見た目をしており、尚且つかなりかっこいいですよね!このようなコアなアメリカンカスタムの完成形をそのまま買いたい!となるとロードホッパーは強いです。
ハイテック
ハイテックスタイルのアメリカンとは近未来的なデザインをしているアメリカンバイクの事ですね!
日本人にはハイテックよりもハイテクの方が馴染みがある言葉かと思いますが、これは違うものなのか?は分かりません。
とはいえアメリカンバイクのハイテックスタイルは近未来的なデザインをしているものの事を指します。
画像のように滑らかな流線を描いたシルエットで、メッキなどの色合いが強いバイクがハイテックスタイルとして定着しているようですね!
日本国内メーカーならホンダのワルキューレルーンがそれにあたるようで…
海外メーカーならハーレーのVRODやナイトロッドがこれにあたるようです。
とは言えおそらくこのスタイリングはまだしっかりと定着していない印象にありますね…理由はちょっとみないシルエットデザインのアメリカンがハイテックと言われる傾向にあるからです。
VRODなんてハーレーの中では珍しく水冷仕様で、見た目も変わっているので変態バイクと言われる事もあるような変わり種ですからね…かっこいいけど!
おわりに(まとめ)
女性や初心者にもおすすめであるアメリカン国内モデルは少しずつ衰退していく傾向に現状はあります。
しかし、ホンダやカワサキが「スポーツアメリカン」というジャンルを上手く切り開くことが出来ればアメリカンの未来は進化した形で明るいかもしれません。
現行モデルとして新車生産をしている車種は『レブル』『ボルト』『バルカンS』くらいになってしまっています。
今まで存在したバイクタイプが無くなってしまうのはとても悲しい事なので何とか踏ん張って欲しいですね。
アメリカンが欲しいという方は現行モデルは少なくなってしまっていますが、古いバイクでも良いバイクはありますので色々と検討してみてください。
しかしアメリカンにはたくさんのカスタムパーツとスタイリングジャンルがあり、カスタムして自分好みのバイクに仕上げていく楽しみは他のバイクタイプと比較しても頭抜けてあります!
なので現行モデルの有り無しだけでは無く、カスタムをしたいと思っている人はカスタムベースとしても選ぶ目を持っておくと幅も広がるかもしれませんね!
おまけコメント…ホンダのNM4の立ち位置がわからないのでアメリカンっぽいけど不明です!
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