ヤマハ発動機が、新しい電動の乗り物を実証実験を行っています。
その名も『TRITOWN(トリタウン)』、小型の3輪立ち乗りモビリティであり、東京モーターやCESなどでも発表されたりしています。
2019年7月13日から8月11日の週末を中心に、新潟県長岡市の「国営越後丘陵公園」にて、実証実験を行っています。
トリタウンのデザインは『フロント2輪、リア1輪』の3輪構造であり、その見た目は「ヤマハ:トリシティ」という3輪バイク(LMW機構)の派生型の様なものです。
PR動画を見てみるととても快適で、楽しそうに走っている姿を見る事が出来ます。
小型モビリティですが、人が両足をのせて乗車するには十分な大きさであり、その見た目もちょっとオシャレで新しいアクティビティの様です。
ではちょっと見ていきましょう。
[toc]
ヤマハ「トリタウン」は次世代のアクティビティ!?
▲はい!これがヤマハのトリタウンです。
これを見てパッと思いつくのはいくつかあると思います。
- ヤマハ:トリシティ
- セグウェイ
私がトリタウンを初めて見た時に思ったのは上記2つです。
トリシティとセグウェイを足して割った感じがしませんか?
私のイメージはそんな感じなんですが、よくよく構造を見ていくとセグウェイ要素って無いからちょっと間違っている様な感じですね。
トリタウンの構造は結構ユニーク
見た目はこんな感じで、ちょっと色使いに遊び心が感じられる所がおもちゃっぽくて私は結構好きです。
2017年東京モーターショーに出展された時は、青色と白色の2カラーでスポーティでもう少しスタイリッシュな感じだったんですが、私はこのおもちゃ感がとても交換が持てます。
基本的に曲がる時は、バイクと同じで車体を倒すようにする事で曲がる事が可能です。
上記のように倒す方向によって、左右のサスペンションが可動して、左右のタイヤがそれぞれ上下する事によって曲がる事を可能としています。
この点がセグウェイと違う所ですね。
セグウェイはサスペンションによって、タイヤが上下しないので体重移動を感知して左右のタイヤの回転速度が変わる仕組みであり、見た目はちょっと似ていますが違いますね。
LMW機構を組み込んだ「トリシティ」も同じ様に左右タイヤ上下する事によって、ライダーが体重移動させたときに左右に倒れる仕組みを行っています。
トリシティの機構を工夫して小型用に踏襲した結果なのでしょうか。
走行距離、走行速度共にアクティビティとしては満足
重量 | 約40kg |
寸法 | 1,140mm×620mm×1,140mm |
速度 | 最高25km/h |
モーター形式 | インホイールモーター |
バッテリー形式 | リチウムイオン |
バッテリー電圧 | 48V |
バッテリー容量 | 380Wh |
充電時間 | 約3時間 |
走行可能距離 | 約30km |
これがトリタウンの概要になりますが、乗る人が気になる所というと『速度』と『距離』でしょう。
赤文字にしてあるところが、その気になる所ですがアクティビティと考えると十分に距離が走れて十分に速度もでます。
今後の活躍の場としては?
現在この「トリタウン」の実証実験では、有料での「国営越後丘陵公園」のガイドツアーを行っており、利用客からの意見を元にサービスの実用性、集客性、商品性の検証を行うとされています。
この国営越後丘陵公園ガイドツアーでは「免許制限無し・安全講習実施」という事で、所要時間は安全講習を含む約80分であり、料金は2,500円で行われています。
他の車両通りが無い状態での公園ツアーになる為、交通事故などはトリタウン同士かトリタウンと歩行者になるのですが、このトリタウンがその枠を超えて世にどのように出てくるのかがとても気になりますね。
可能性の高い「大型公園内利用」「ゴルフ場などの施設」「アクティビティ」
国営越後丘陵公園でのガイドツアーを実施できている点で見ても、大型公園などの観光の足としての貸し出しは他の所でも見込める所ではあります。
同じく、整備がされておりちょっとした道路があるゴルフ場などの施設でも利用を考えるのは出来ますね。
大きな緑があり、雄大な自然を楽しむ事が出来る所であればトリタウンはアクティビティとしての活躍は大いに見込めますね。
セグウェイもその様なアクティビティとしての顔をもっており、色々な所で乗車体験を行っているので、トリタウンもその可能性はかなり高いです。
他の車両とバッティングしない大きな施設であれば、トリタウンが走っていても危険はかなり少ないですし、何より大きな施設を回るには「エコで誰でも乗れる」ような乗り物はもってこいでしょうからね。
期待したいのは貸自転車の上位互換
私的には、貸自転車の上位互換としての社会浸透に期待したいです。
まだ免許が必要か不要かは定かにはなっていませんが、まだ『検証中』という事なのでこれからのトリタウンに改良がくわえられる可能性もあるわけであり、それに伴って免許や乗り方に決まりが設けられる可能性もあります。
なので、私的には自転車と同じ扱いで原則として道路を走るという取り決めがされる事によって、観光地などでの利用も大きく可能性が拡がるのでは?と考えています。
例えば、京都などの観光都市では「人がかなりごった返しており」トリタウンを歩道で走らせるのには危険が伴います。
しかし、自転車と同じ様に公道の端を走行するのであれば、その危険もかなり減少し、観光地としての貸し出し利用にもかなり可能性があるんじゃないかなと思います。
人気のある観光地って、色々と見て回る所がある密集地帯がいくつかの地域に分かれていて、歩いて回るには結構しんどかったりするんですよね。
「だったら自転車使えばいいじゃん!」なんておっしゃる通りなのですが、このトリタウンが自転車の上位互換として、貸出をしているのであればトリタウンに乗る事を楽しんで、観光を楽しんでと2重の楽しみが出来ると思うんですよね。
そんな事になればいいなと何も考えずに期待しています。
そうなる為には山積みの問題とかを考えない状態なら、そんなのも期待しちゃうよね!
そうそう。そうする為に調整とかしなくて良い完全にお客さん立場なら期待するだけなら自由だしねw
ぶっちゃけ欲しい!
ぶっちゃけ「トリタウン」欲しいwと私は思いました。
何て言うか足として使えるおもちゃみたいな感じで欲しいなと思います。
速度も20km/h以上でますし、3時間の充電で30km走行が可能ならかなり使い勝手が良い気がするんですよね。
『ちょっとコンビニまで』『近場のスーパーまで』『友達の家まで』なんて30kmなら結構な距離だと思うので、自分の使い方次第では結構幅が拡がるんじゃないかって思います。
私がお世話になっているスーパーは家から10km無い程度なので、リュックサックなんか背負って買い物にも行けちゃうので、結構欲しいですw
積載物があんまり無い状態で、近場に行くなら結構乗りたくなっちゃうかもね!
リュックに納まる程度の量なら、サッと乗って行っちゃうかもね。
▼動画を見ているともっと欲しくなっちゃいますw
おわりに(まとめ)
近年電動小型モビリティがかなりたくさん出ています。
このページを読んでくれている方の中にも「ミニセグウェイ持ってるよー」という人もいるかもしれませんね。
ミニセグウェイも小型電動モビリティであり、人気がある製品ですよね。
足にも使えて、アクティビティとしての顔も持っている製品は人気が出やすい傾向がある気がしています。
免許が不要であり、誰でも直観的に乗れる物というのは年齢層も男女も問わず多くの人気がありますよね。
今後も色々な製品が出てくると共に、社会にも浸透するものもあると思います。楽しみですね!
++++このブログはシェアフリーです++++
↓よかったらポチっとお願いします( *´艸`)