バイクのDIY整備(自分で行う整備)ってどんな時にやりたいと思いますか?色々ありますよね!
- お店にお願いするバイク整備の工賃が高いと感じたから
- 自分のバイクなんだから出来そうな事は自分でやりたいと思ったから
- 冬などの割と長くバイクに乗らない時期にチャレンジしたいと思ったから
などなどDIY整備を始めるライダーさんには色々な理由がありますね!
理由は何であれ、自分で自分のバイクを整備しようと思う事は素晴らしい事なので筆者は応援しています「バイクのチェーン清掃方法」を解説していきます。
と言う事で、そんな感じでDIY整備をしたいライダーさんのお手伝いが出来ればと思い、このページでは- 工具や道具を準備
- リアタイヤのジャッキアップ
- チェーンの清掃
- チェーンの給油
- 汚れた部分の清掃
当然の事なのでリアタイヤを地面に降ろす事は割愛しています。
こんな感じです。正直言ってバイクのチェーン清掃という整備に関しては、覚えてしまえばなんて事は無い整備(メンテナンス)であり、整備初心者でも不器用さんでも十分に自分で行えるものなので最初にチャレンジするものとしてはかなりおすすめですね!
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https://www.subablobike.jp/points_to_watch_out_for_chain_adjustment
初心者でも出来る!バイクのチェーン清掃方法、必要なものも紹介,動画付き
バイクのチェーン清掃は整備初心者でも十分に行う事が出来る、軽整備です。なのでDIY整備にチャレンジしたいと思っているライダーさんにも結構おすすめですね!
工具や道具さえあればすぐに始める事が出来ますし、揃えるのに必要なものもそんなにたくさん必要ではありませんので是非チャレンジしてみませんか?ここでチェーン清掃のやり方を解説していきますので…
やり方とか見て見ないと自分で出来るかイメージ付かないし…
やりたいとは思ってるんだけど…どうやれば良いかわかんないし。
という人は見ていって下さい!最後に筆者がチェーン清掃をやりながら解説している動画を載せますので、参考としては分かりやすくなっているかと思います。
「やり方は分かった!でもやっぱり不安…」という人は冬などのバイクに乗らない時期の長期休暇など、時間のある時に行ってみて下さい
バイクのチェーン清掃に必要な道具(工具は無し)
バイクのチェーン清掃をする時に筆者が揃える物は画像のなかのものです。
- チェーンクリーナー
- チェーンルブ
- ブラシ
- ウェス
- ジャッキ
- 軍手
が画像に写っているものになります。
チェーンクリーナーは、チェーンについている古いチェーンルブ(グリス)とそれに付着した砂などのゴミを落とす為の溶剤で、チェーンルブはチェーン専用のグリス(潤滑油)となっています。
▲筆者が使用しているのはDID(大同工業)のチェーンクリーナーとルブのセット製品です。DIDはバイクのドライブチェーンそのものも販売しているメーカーなので信頼性は十分であり、みんな大好きAmazonレビューでは4.4の高評価を得ています
ブラシというものについては説明はいりませんね!汚れを書きだすあの”ブラシ”ですね。ブラシってどんな物か?については知っているかと思いますが、注意する必要がある点があります。
ブラシの選び方のポイントは「毛」です。チェーン清掃のブラシは歯ブラシのようにナイロン製の毛が付いたものを選びましょう!
- 鉄製
- 真鍮製
のブラシ製品もありますが、それらだとシールチェーンのシールを傷めてしまう事があるのでナイロン製のものにしましょう。
▲よく紹介される定番ブラシ、でも普通の歯ブラシみたいな形の物でも全然OK!
ウェスは「汚れを拭く、余分なクリーナーやルブを拭きとる、吹き出るルブなどを受ける」という使い方をするので汚れても良い物を用意。
▲おすすめペーパーウェス。バイク整備以外にも部屋の掃除なんかにも使用出来るので、やや高く感じますが買う価値ありです
軍手は手を汚さない為と思われがちですが、手をケガしない為に重要なものなのです!軍手では無く、整備や作業用の手袋でもOKですよ!
リアタイヤを上げるジャッキは筆者は車用の2tジャッキを使用していますが、これは安定した状態でリアタイヤを地面から上げられる事が出来れば何でもOKです。
▲筆者は車用のジャッキを使用していますが、このような簡易ジャッキもあってこういう簡易ジャッキは扱いが簡単なので初心者でも使いやすい!そして載せたものは前輪ブレーキをかけておけるブレーキホルダー付きなのでお得。
こんな感じのものを揃えればバイクのチェーン清掃を行う事が可能です
バイクのチェーン清掃手順
バイクのチェーン清掃は実に簡単に行う事が出来ますよ!チェーン清掃後の触って汚れてしまった箇所の清掃などを除くと以下の3点のみですからね。
- リアタイヤをジャッキアップ
- チェーンクリーナーとブラシで汚れを落とす
- チェーンルブで注油
これだけですからね!
言葉だけでは無く実際にやらなければならない事も簡単です
1.まずはリアタイヤを地面から離す(ジャッキアップ)
ジャッキアップできるなら何を使用しても問題ないので、バイクが倒れないようにジャッキアップをしましょう!画像は筆者が実際に撮った動画のを使用していますが、分かり辛いかもしれませんね…
▲このようにリアタイヤを安定させて浮かせられるならOKです。
筆者はバイクのリアタイヤを浮かせる(ジャッキアップ)する場合は車用の2tジャッキを使用していますが、簡易的なバイク用ジャッキもあるので金額や使い方などで選んでみるとよいかもしれませんね!
2.チェーンクリーナーとブラシで汚れを落とす
チェーンの汚れ落とし用のケミカル「チェーンクリーナー」で古いチェーンルブ&それに付着した砂などの汚れを落としていきましょう!
まずは画像のようにチェーンが下に見える部分からキレイにしていきましょう。チェーンクリーナーを吹きかけ、その後にブラシで汚れを掻きだし、ウェスで拭くという繰り返しになります。とりあえず見えている部分をやり終えたら、リアタイヤを回してキレイにしていない部分を次々と行っていき、チェーンを丸々1周キレイにしていきましょう。
▲バイクの下に出ている部分をキレイにしようと思うと、どうしてもチェーンの内側しかやりようがありません…じゃあ外側はキレイにしなくても良いのか?そうではありません。
▲こちらのドリブンスプロケットに巻き付いている部分から外側をキレイにしていきましょう。内側の1周をキレイにしたので、同じように外側も1周キレイにしていきましょう!
チェーンの内側も外側も「チェーンクリーナーを吹きかけて、ブラシで擦って、ウェスで拭く」という方法となります。
ブラシで擦る時は、歯ブラシで歯を磨く時と同じように汚れを掻きだすイメージを持って強く押し付けてはいけません。
シールチェーンのシール部(Oリング)はゴムの製品なのでナイロン製のブラシでも強く押し付けてしまうとシールを傷めてしまう可能性があります。
3.チェーンルブを注油
チェーンクリーナーとブラシを使ってキレイにしたら次はチェーンルブで落としたちゅん滑油を再び注油してあげましょう!
▲シールチェーンは画像のような構造となっており、「上の赤い矢印」の穴の中に「下の赤い矢印」の棒が刺さっている部分の潤滑が大切になってきます。
その為には下記の黄色の四角で囲ってある部分
ここに注油してあげる事で潤滑が必要な部分にチェーンルブを行き渡らせる事が出来ます。なので、スプレーの先端をこの辺へめがけるようにしましょう
チェーンルブを塗布(散布)した後は、ウェスを使って必ず余分なチェーンルブを拭きとるようにしましょう!ちゃんと余分なチェーンルブを拭きとらないと、ツーリングに行った時などにチェーンから余分なチェーンルブをまき散らし、チェーン付近のバイクパーツなどを汚してしまう事になります。
バイクのチェーン清掃は難しくない
と、こんな感じでバイクのチェーン清掃を行う事が出来ます。「リアタイヤを浮かせ、チェーンを清掃し、チェーンに注油する」この3ステップが出来れば誰でも出来る事であり、初めて行うライダーさんでも以下さえ注意すれば難なく終える事が出来るはず…
リアタイヤを浮かせる時には、安定した状態を確保しましょう!
具体的には3点で安定させるようにしましょう。更に安心感のある安定をさせるなら前輪のブレーキキングも忘れずに、という感じです。
具体的に説明します。
▲ジャッキアップ時のバランスの取り方としては、「フロントタイヤとサイドスタンドの2点」を基にジャッキアップをします。バイクのいつもの停止状態はフロントタイヤ、リアタイヤ、サイドスタンドの3点ですが、そのリアタイヤ部分に代わる所が必要というわけなんですね!
ジャッキアップ時には青点2つは常に地面についている状態になります。なので安定を得るにはその2点を起点に赤矢印の方へ動くように浮かせる必要があります。となると…サイドスタンドより後ろの方へジャッキをあてる必要があるということです。
黄色の点は参考のジャッキあてポイントになります!サイドスタンドの横らへんでもエンジンが積んである前方の方が重たいので安定はしますが、ふとした瞬間にバランスを崩す可能性が高いので、出来ればサイドスタンドよりも後方へジャッキをかけるのが望ましいですね
サイドスタンドしかついていないバイクのリアタイヤを浮かせるためには、レーシングスタンドを使用するか、ジャッキなどを使うかでしょう。で、この安定させてジャッキアップさせる方法はレーシングスタンドを使わないジャッキでの方法ですね!
この安定させてジャッキアップする方法さえ覚えてしまえば、その次のチェーン清掃と注油は時間をかけて行うだけなので、このコツさえ知っていれば初心者でも安心して整備を行う事が出来ます。
- チェーン交換
- リアタイヤ脱着及び交換(それに連なる整備)
- パンク修理(応急処置)
などなど…
と、このジャッキアップが難なく行えるようになれば、そこから広がる整備の汎用性も広がっていくのでおすすめです
バイクのチェーン清掃方法(動画解説)
youtubeはまだ始めたばかりなので動画撮影/編集の経験値が浅すぎる為に、見づらい分かり辛い点があるかと思いますが、良ければ参考にしてみてください
まとめ:バイクのチェーン清掃は初心者にもおすすめな簡単な整備
バイクのチェーン清掃は整備初心者でも十分に行う事が出来る簡単な整備です。しかし、ジャッキアップするので安定させる必要がありますのでそこには注意が必要です
もし整備初心者で、自分でやるのに不安というのであれば冬などのバイクに乗らない時期の長期休暇などの時間がある時に行うのがおすすめですね!しかしながら、バイクのチェーン清掃はバイクのボルトなどを外すなどありませんので、そんなに不安も無く時間も必要ない整備と言えますので、初めてのDIY整備にもおすすめなのです。
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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