外に見せない工夫としてバイク用ジャケットにはプロテクターが最初から内蔵されている物が多いですよね?でもバイク用ジャケットって「バイク感が出過ぎている」だったり「あまり好みのものが無い」なんて事をよく聞きます。
最近ではバイクウェアブランドもバイク感が薄くカジュアル感が強いものを多く開発しているので一概に全てのバイク用ジャケットがバイク感が強く、ダサいものが多いというわけではありません!
とはいえ、人の好み・ライダーの好みは千差万別でありたくさんある中でもお気に召さないなんて場合もたくさんある。そんな時に考えてみて欲しいのがインナープロテクターというわけですね!
コミネのインナープロテクター「SK-820」はベストタイプのフロントファスナー方式なので着脱がしやすく、腕の動きも邪魔しないインナーとなっています。
胸部と脊椎(背中)をCE規格レベル2プロテクターが守ってくれるので安全性は高く、装着している時の安心感はデカい!プロテクターとして十分な性能を持っています。
ただこのインナープロテクターについては上着を選ぶ堅牢さと厚みがあるので、パーカーなどには合わずらずジャケット系に合わせるのがおすすめだと言える。
という感じのページとなっています。
コミネインナープロテクター「SK-820」レビュー!ジャケットに合わせよう
「コミネ SK-820
その為、春夏秋なんかの比較的温かい季節でも使う事ができますし、もちろん肌寒くなってきた季節でも十分に使用することが出来ますね!
その上プロテクターはCE規格レベル2プロテクターを採用している為、安全面でも高いスペックを持っています。
CE規格とはヨーロッパで設けられている安全基準であり、欧米でプロテクターを販売する際に必要な認証となっています。
認証テストでは「寒冷時や雨天時」などの実使用状況に近い状態でのテストが行われ、レベル1とレベル2の基準があり、レベル2の方が厳しい安全基準をクリアしたもの。
という事で装備されているプロテクターの安全品質は高いものが採用されているというのは間違い無い!
着用時は外に出すとダサいが、動き自体は十分で不快感は無い
着用時の丈の長さはみぞおちあたりとなっており、ガッツリプロテクターな見た目はそのまま外に出しておくにはダサい…まぁインナーとして着用するものなのでそんなもんですね!
着用時に着用のズレなどの不快感を出さない為の工夫がしっかりとされており…
- 肩にはプロテクターでは無いがメッシュのパッドが付いている
- 脇部にもメッシュパッドが付いている
- 脇のメッシュパッドの上には体格に合わせられるように調整可能な伸縮ベルト
が装備されているし、ベストタイプなので動きやすさは抜群だ!
これを着用し、キャッチボールなどの運動もしましたが全くズレる事なくしっかりと体にフィットして留まってくれましたね!
パーカータイプなどの柔らかい系の上着は使用を選定する必要があるかも…
このインナープロテクターはCE規格レベル2が採用されており安全性は高いのですが、ハードタイププロテクターとなっている為、柔らかい系の服には結構影響します。
▲正面ではあまり分かりませんが「左:装着時/右:非装着」となっていますが、左の姿のほうがガタイがいいと思いませんか?インナーとして追加着用しているのでもちろんガタイが良くなりますよね!
▲特に影響があるのは横向き状態となっており、ガタイのよさがすぐに出てしまいます。数値的には胸囲が5cm程アップしているので見た目が変わるのは当然と言えるでしょう。
▲横の姿の変化はバイクに乗った状態をしてみても同じで変わってきます。背中にもハードプロテクターが採用されており、背中のプロテクター全てが体のラインに合わせて曲がってくれるわけでは無く、終端部がややハネる形になるので背中の裾がやや上がる。
全ての写真が「左:インナー着用/右:非着用」となっていますがこれらを見てみて別に問題ないのでは?となったライダーさんならパーカーに合わせても問題はないと言えますね!
素材が丈夫なジャケットタイプなら比較的変化なしだ!
パーカーなどの柔らかい素材がフルに採用されている上着はプロテクターの堅牢さの影響が結構大きいが、逆に素材が丈夫なタイプのジャケットなら変化は少ない。
▲合わせているのは「Schott341」という本革を採用したシングルライダースジャケットです。バイクウェアブランドが販売している物では無いのでプロテクターなどは装備されていません!
そしてそのジャケットにインナープロテクターを合わせた感じが画像の通りだ。(左:装着/右:非装着)どちらだと言われないとあまり分からない。
▲横姿になると違いが分かりやすいですが、左右並べればわかりやすいですが片方だけで見た場合は全然違和感が無いと感じると言えるかと思います。
▲そして乗車姿勢をとると一番分かりやすくなり、やはり背中のプロテクターがハネるという部分で裾が体から離れるのと…ハードプロテクターの厚みがあるので体の厚みも増して見えますね!
3つの比較画像を見てもらいましたがレザージャケットのような比較的丈夫な素材で出来たジャケットだとハードプロテクターからの影響も少なく、見た目的な違和感が出づらくなりますね!
パーカー着用の画像で見たものに大きく違和感を感じたのであれば、このような丈夫な素材のジャケットを合わせるのがグッドというわけだ。
上着は選ぶが運動性能が良く、胸部を守れるのは助かる!
この手のインナープロテクターを選ぶ際に気にする事と言えばおそらく見た目というライダーさんが大半でしょう!
オシャレに気を遣うライダーさんは多く実際にオシャレだと思うライダーさんも多いから…なので上着を選ぶインナープロテクターと言うのは否定できません。
ですが、胸部をしっかりと守れるというのは大きい!バイク事故の中でも胸部の損傷で最悪のケースになる場合が多いというのが統計上明らかになっているからですね。
というわけで「肩・肘」は守れないが、事故時の最悪のケースになりやすい胸や背中を十分な防御力で守ってくれるというのは大きな安心感につながります。
暖かい季節でもさほど気にならない
温かい季節でも走行風が当たる事でエンジンと同じく、体を冷やす事が出来るライダーはジャケットなどにも風を通す構造が必要だ…
夏用メッシュジャケットのようにね!そしてこのインナープロテクターにも同じようにメッシュ素材が採用されています。
インナープロテクターを装着していない時よりは、しっかりと着用している感は増しますがこれ1枚で夏には耐えられない程の暑さになってしまう…という事にはなりません!
追加の1枚なのである程度の変化はありますが、そこまで心配する事では無いと感じましたね。
実際に無い時の方が涼しさはもちろんありますが、これのせいで汗をかいていない状態から汗をかく…夏の暑さに耐えられなくなった…という事にはならなかったので夏にも十分に使用出来る仕様と言えますよ!
まとめ:インナープロテクター「SK-820」は仕様は十分!だが使用には違和感の無い上着を
「コミネ SK-820
- 安全面
- 動きやすさ
- 快適性
が十分に確保されているインナープロテクター(ベストタイプ)となっています。なので使用についてはおすすめだと言える!
ですが、持っている上着はどんな物があるのか?と言うのをしっかりと確認してからの購入が必要になってくる可能性があります。
例えば…
- 自分の体のラインが出るサイズばかりの上着となっている
- 裾丈がベルトが見えるジャストサイズのものばかり
という場合だと注意が必要。
自分の体のラインが出るサイズの上着だとプロテクターの厚みが大きく見た目に影響を与えるし、裾丈がベルトバックルが見えるくらいの上着だと乗車姿勢をしたときに背中プロテクターが跳ねて腰回りがあらわになってしまうからだ。
なので余裕のあるサイズか、レザージャケットなどの丈夫な素材を持っている場合は一度その上着を着て店頭で合わせて見るなどしてみると良いかもしれませんね!
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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