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大型バイクの維持費はいくら?中型と比較して説明!少し以上は高くなるぞ

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大型バイクを目指している人、大型バイクが良いなぁ…と思っている人。そんな中には「大型バイクって維持費が高いんじゃないかな…」「でも中型もそんなに変わらないって聞いた」という人がいるかと思います。

1つ忠告しておきたいのは…大型バイクの方が維持費は高くなるという事です。しかし、その高くなった維持費を工面するために生活がままならない程のものではありません。

このページに来た”あなた”は大型バイクの維持費について知りたいと思ってるんですよね?

このページのまとめ

大型バイクは中型バイクと維持費が変わらないという意見がありますが、大型バイクの方が確実に維持費(ラインニングコスト)が高くなる傾向なのは間違いありません。

税金や自賠責保険などの必ずしも支払わなければならないものでは無く「レバレート」「パーツ代」などで差が生まれる為、どうしても高くなってしまうのです。

ただその維持費が生活を苦しめるほどではありません。年間維持費で見ると大きな額ですが月毎にするとあまり心配する必要は無いという額が目に見えてくるから。

こんな感じのページとなっているので、「大型バイクの維持費」について知りたい人には色々知れるページかと思いますよ!

このページがおすすめな人
  • 大型バイクの購入を考えていて維持費を知りたい人
  • バイクに関して毎月の出費はどれくらいなのか知りたい人
  • なんで大型バイクは維持費がかかると言われているのか知りたい人

こんな人におすすめのページです。

目次

大型バイクの維持費はいくら?中型と比較して説明!少し以上は高くなるぞ

維持費につぶされそうな車の画像

バイクはどこまでいっても贅沢品にはかわり無く、どうしてもお金がかかってしまう乗り物です。しかし、そんなバイクだからと言って自分の収入のほとんどを使ってしまう状態だと大変ですし楽しむなんて難しい…

だってバイクに乗っているだけで満足出来るなんて無理で「おいしいご飯も食べたいし」「素敵な服も欲しい」「遊びにだって行きたい」じゃないですか?

バイクは贅沢品だから仕方が無い…ですが、出来るだけ出費を抑えたいという気持ちは当然のわがまま!それを実現する為に大体の維持費を知って乗る排気量を考えたりするんですからね。

自分が大型に乗っても大丈夫かな?なんて悩みはこのページを読んで理解してからの方が結論は出やすいかと思いますよ!

大型バイクになって高くなる維持費に税金や自賠責にほぼ差は無い

はてなを浮かべるカップルのイラスト

まずはここ!「何にどれだけのお金が必要だから維持費はこれくらいになる」というのと「大型バイクは他とどれだけの差があるのか」を知るという事は大切。

漠然と大型は維持費がかかると言われてみても想像できないから生活をベースにして考えられない…じゃいつまで経っても答えは出ませんからね!

大型バイクとその他排気量の自賠責保険(強制保険)

自賠責保険ステッカーの画像

自賠責保険とは、通称強制保険とも呼ばれており日本の公道で自動車に乗る場合は必ず加入しなければならない保険となっています。

法律で定められている事なので加入せずに乗っていて違反を摘発されてしまうと「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」という罰則。更に上記の罰則の他に道路交通法の違反にあたる事なので「違反点数6点および6か月の範囲内で免許停止処分」を課せられます。

そしてそんな自賠責保険に未加入の状態で人身事故なんて起こした日には、高額な賠償責任を負う事になります。バイクに限らず、車など公道を走行する車両には加入が必須なのが自賠責保険なのです。

そして、そんな自賠責保険の金額は以下…

 125cc以下のバイク126cc~250ccのバイク251cc~のバイク
1年間7,070円7,540円7,270円
2年間8,850円9,770円9,270円
3年間10,790円11,960円11,230円

年数が長ければ長い程1年あたりのお得度が上がりますが、そんな先の事は分からない…と思ったりもしますよね?そんな時は2年で入るのが定番だったりします。

いずれにしても大型と中型(それ以下)と変わらないのでそこまで意識しなくて良いかと思います。

任意保険

バイクの任意保険の画像

バイクの任意保険は先に紹介した”自賠責保険”と違い、名前の通り任意に加入する保険です。

任意の意味するものは「加入するかどうかは任意」という点と「加入する保険会社を任意で選べる」という点があります。正直言って任意保険は加入するかどうかは任意なので、加入しなくても法律的な罰則は何もありません。

ですが、バイク乗りのほぼ全てが加入しているのはご存じかと思います。それは何故か?

重大な事故を起こしてしまった時に自賠責保険では賠償責任全てを賄える場合が少ない事を知っているからなんですよね。任意保険の役目は、賠償責任が大きくなってしまった時に自賠責保険では支払い切れない分を任意保険で支払うという役目を持っています。

バイクを含む自動車というのは、一歩間違えてしまうと一瞬で人を殺める凶器へと変身してしまうものであり、被害者が亡くなる程の事故を起こしてしまうと確実に自賠責保険では賄う事が出来ません。

そんな保険なのですが、これは…「保険会社」と「選択する条件」によって金額が変わります。

保険については、あなたの”年齢”はもちろん”排気量”によっても差が出るものであり、大型は他の排気量よりは高く設定されています。

これから乗る予定のバイクや、保険の見直しを考えているなら一回見積もりしてみてはいかが?

保険会社や条件で金額が結構変わるから数値としてみせづらい!だから自分で見てみてねって事ね…(ゴメン)

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軽自動車税

税金が重くのしかかっているイラスト画像

バイクは排気量に限らず”軽自動車税”と言うものがかかります。これは毎年4月1日時点でバイクを所持している人に対して発生する支払い義務であり、排気量によって違いはありますが、1年に1回支払うと考えると比較的安いです。

バイクの軽自動車税は以下…

排気量軽自動車税
50cc以下2,000円
50cc~90cc2,000円
91cc~125cc2,400円
126cc~250cc3,600円
251cc以上6,000円

大型に乗っていたとしても1年に1回の支払いで6,000円は他の自動車に比べても安いです。中型バイクと同じなので維持費の差にはなりませんね!

ちなみにコストコの年会費は4,000円くらいだよ!

それじゃ参考にならないよ…現行4輪の自家用軽自動車は7,200円、普通乗用車は15,000円~40,000円とかだね!

大型バイクは軽自動車よりも大きい排気量のモデルもたくさんありますが、一律6,000円と考えるとお得な感じがするのはあるかもしれませんね

重量税

重量上げをする女性のイラスト

重量税は文字通り”重量にかかる税金”でもありますが、バイクの初年度登録年によっても金額が変わってくる税金です。

重たい自動車ほど道路との摩擦抵抗が大きく、その大きな摩擦を発生させながら走行し道路を傷めやすいとされている為、重量税というものが設けられています。

重量税は基本的に車検を受ける時に支払う税金となっており、あまり意識して支払っているという人はいないでしょう。

じゃあ、車検の無い排気量のバイクは重量税は不要なの?

車検の無い排気量でも重量税はかかりますが、支払いは車両の購入時(届出時)に支払う事になります。

そしてバイクの重量税は以下…

排気量重量税
~125cc0円
126cc~250cc届出時に4,900円
251cc~年1,900円
(登録後12年まで)
年2,300円
(登録後13~17年)
年2,500円
(登録後18年以上)

125ccまでのバイクは重量税がかからず、126~250ccまでは新車で購入され今から公道へと走りだしますという届出を出した際に4,900円が1度だけかかります。

251ccからの排気量は車検が必要になり、その車検毎に重量税の支払いが必要になりますが車検は2年毎に1度なので重量税も上記の金額の2倍を支払う必要があります。

そして車検必要排気量の登録後○○年というのは、新車時の登録年数からという意味であり古い車両ほど重量税が高くなる事になります。

しかしながらこちらも大型バイクと中型バイクに差はありませんね!と…ここまでは絶対に支払うものとなる税金関係などでしたが大型バイクと中型バイクに差はほとんど無かったですね!

じゃあ「大型バイクは中型と比べ維持費が高くなる」とはどこから言われるのもなのか…?

大型バイクの維持費が高くなる理由はコッチ!整備関係です

バイクを整備している人の画像

大型バイクの維持費が高くなる傾向としては「整備」に関わることになります。何故整備に関わることが維持費が高くなる理由になるか…

  • レバレート
  • パーツ代および消耗品類
  • 車検費用

これらが原因だからです。

上記の3つはバイクの整備をお店にお願いする上で切っても切れない関係であり、排気量が挙がれば金額も上がっていくものなのです。

レバレート(時間あたりの工賃)

レバレートの簡単な説明の画像

レバレートと言うのは、バイクの整備士が「時間当たりいくら工賃を頂けるか」を算出したものです。例えばレバレートが10,000円の場合…

  • 1時間かかる整備の費用が10,000円
  • 0.5時間かかる整備の費用が5,000円
  • 0.2時間かかる整備の費用が2,000円

となります。

そしてレバレートは基本的に排気量毎に設けられており、排気量が上がれば上がる程、レバレートも高くなっていく仕組みです。

レバレートは排気量で変わってきます…

  • ホンダ:CB400SFはレバレート7,000円
  • ホンダ:CB750はレバレート10,000円
  • ホンダ:CB1300SFはレバレート13,000円

だとします…この場合1時間かかる整備のお願いすると3,000円ずつの差が生まれ、「CB400SFとCB1300SFの差は6,000円」となります。これだけでも小さくはありませんよね?

レバレートの数値はどのお店も一律では無く、それぞれのお店毎(企業毎)に設けられているのでそこでも差はあります。ですがそのほとんどは大型バイクと中型バイクのレバレートに差をつけています。

レバレートってそういうものだったんだ!

同じ整備でもすればするほど差が生まれるって事だね。ちなみに比較的簡単で安い「レバー交換」「オイル交換」「チェーン調整」なんかでもレバレートはもちろん適用されるよ!

パーツ代および消耗品類

タイヤ交換をしている画像

パーツ代も中型バイクなどに比べると大型バイクは高くなっている傾向があります。わかりやすい部位で言えばタイヤです。

ホンダのCB系で例を挙げるとすると以下のようになります。

【CB400SFのタイヤサイズの場合】

Fr:120/70ZR17 Rr:160/60ZR17であり「ピレリ:ディアブロロッソ2」だとセット価格で30,950円

【CB1300SFのタイヤサイズの場合】

Fr:120/70ZR17 Rr:180/55ZR17であり「ピレリ:ディアブロロッソ2」だとセット価格出36,973円

となり、その差は6,000円ほど…

※価格ドットコム調べ

フロントタイヤサイズは同じなのでリアタイヤサイズ違いによる価格の違いという事が出てきます。

他にもエンジンの大きさの違いで、1度のオイル交換使用量が大型バイクの方が多い事で費用が高くなったり、同じ部位のパーツだとしても販売価格が割高に設定されているのがほとんどなのです。

これにプラスでレバレートの差が上乗せされるので、乗れば乗るほど…整備をお願いすればするほどその差は広がっていくと言えます。

CB400SFのレバレート7,000円…
CB1300SFのレバレートが13,000円…
前後タイヤ交換にかかる整備時間を1.2Hとします。

  • CB400SF:8,400円(工賃)+30,950円(タイヤ)=39,350円
  • CB1300SF:15,600円(工賃)+36,973円(タイヤ)=52,573円

こんな感じに差が13,223円も生まれるという事。

車検費用

車検を行っているイラスト

車検はご存じの通り250ccまでのバイクは不要であり、251ccからは必要になります。なので同じ中型でも400ccよりも250ccの方が大型バイクとの差は大きくなってくる事は容易に想像がつきますよね?

車検は様々な要因でその金額は変わってきます…

  • 依頼するお店
  • 乗っているバイクの排気量
  • バイクの状態(消耗品や不具合など)
  • 諸経費(重量税、自賠責保険など)

お願いするお店によって金額が変わる事はとりあえず置いておきましょう…

車検の場合はここまで説明した「レバレート」「パーツ代」がモロに違いとして浮き出てきます。

車検代行費用レバレートにより中型/大型に差が生まれる
車検点検整備(2年点検)レバレートにより中型/大型に差が生まれる
消耗品の交換レバレートでの差+パーツ代の差

こんな感じで車検内での差は生まれます。そしてその点検という整備自体にもレバレートが適応されるのと、知らない人が多いかもしれませんが車検代行費用にも中型と大型に金額差があります。

車検と言うのはバイクの点検の中でも一番診てもらう事が出来る整備なので、行き届いていない部分があればあるほど要交換パーツが増え、その分の差が生まれます。

さらにそのパーツを交換する工賃にはレバレートが適応されるのでそこにも差が生まれるという事です。

ガソリン代(これはあまり考えない方が良いかも?)

ガソリンスタンドのイラスト

説明するまでも無く必ずかかる費用がガソリン代ですよね!ガソリン代と言うのは維持費を考える上で外す事が出来ない項目の1つとして言えます。

しかし、ガソリン代に関しては

  • 中型バイクよりも大型バイクの方が燃費が良い
  • 大型バイクよりも中型バイクの方が燃費が良い

なんて事が色々な車種で比較するとあり得ますので、あまり意識しなくても良いかもしれません…

燃費については欲しい大型バイクをいくつかピックアップしてその中で燃費の良い悪いをランキングした方が良いかも!その中で折り合いの付く車種を選ぶ…なんて感じかな。

排気量別、維持費比較(年間/月毎)

ここまで説明してきた内容を全て合わせて、1年間でどれくらいの差が生まれるのか?と言うのを見ていきましょう!

 250cc400cc401~999cc1000cc~
自賠責保険5,080円車検費用内車検費用内車検費用内
任意保険----
軽自動車税3,600円6,000円6,000円6,000円
重量税4,900円
(新車購入時)
1,900円1,900円1,900円
車検費用-50,000~60,000円60,000~80,000円70,000~100,000円
ガソリン代
(年間1万km)
30,000円
(燃費40km/L)
40,000円
(燃費30km/L)
40,000円
(燃費30km/L)
60,000円
(燃費20km/L)
消耗品
メンテ代
20,000円30,000円40,000円50,000円
駐車場代5,000円5,000円5,000円5,000円
年間維持費計63,500円82,900円92,900円122,900円
年間維持費計
(2年間)
127,000円225,800円265,800円345,800円

多くのファンがいる主力の排気量帯で表を作りましたが上記の感じです。

あくまで概算なので、これよりも低くなる可能性も高くなる可能性ももちろんあります!しかも高く見積もった計算と言えるので…初バイク購入!から1年や2年で上記の額になる可能性は低いと思ってOK。

ただ確実に中型と大型では維持費に差が生まれるよ!と言う事の確認程度に使って下さい。

任意保険については「保険会社/年齢/条件/免許証カラー」などで結構変わってくるものなので気になる場合は自分で見てみるのが一番ですよ!もし気になる場合はインズウェブバイク保険見積りサービス見積もりチェックがおすすめ。

大型バイクでも年間の維持費を月毎にした場合はそんなに高く感じないかも?

年間の維持費合計金額を見ると結構高いな…と感じるかもしれませんが、月々に割って見ると意外とそうでもないんですよ?

【表の合計値をひと月あたりにした場合】

 250cc400cc401~999cc1000cc~
1年計をひと月に5,291円6,908円7,741円10,241円
2年計をひと月に5,291円9,408円11,075円14,408円

こんな感じになります。

リッターオーバークラスでも月々15,000円貯金が出来ている人は維持だけを考えれば出来ると思えますよね?月30,000円貯金出来ているならバイクの維持費にあてても15,000円貯金出来るという計算になります。

年間維持費で見てみるのも良いですが、自分がそのバイクを維持できるか?という点のイメージの仕方はこのように月々で計算した方が自分の生活により密着した考え方が出来るのでおすすめですね!

年間で見ると額が大きくて自分には無理そう…って思っちゃうけど、月毎にすると意外に少なく感じたりもするね!

そうそう、バイトでも正社員でも月毎にお給料をもらえるのがほとんどだから月毎に見た方がイメージつきやすいね!

覚えておこう!維持費を上下する要因

さっきの表はあくまで概算となり、維持費というのは様々な要件が重なることで高くも低くもなります。代表的な要因は以下で…

維持費を上下する要因…

  • 走行距離
  • 保管状態
  • メーカー
  • 乗り方

故障や事故などのトラブルは急に起こることがあるので入れませんが、上記の要因が大きいです。

  • 「走行距離」が伸びれば、その分の燃料費も増えますし消耗品類の減りも早いのでお金がかかり、距離が伸びなければその逆。
  • 「保管状態」が悪いと、部品の劣化が早くなり交換時期などが早く来てしまう場合があります。
  • 「メーカー」は分かりやすい所で言うと、国内か海外です。

レバレートは海外モデルの場合は排気量が同じだとしても国内モデルよりもレバレートが高くなる傾向があります。

乗り方は急アクセル急制動などをしていれば燃料やタイヤの減りが早くなりますし、エンジンをぶん回すような場合も燃料消費が早いです。

表現が難しいですが、あまりにも変な乗り方をしているとバイクのエンジン系や駆動系に負荷がかかり故障トラブルにつながりやすくなったりもします。

同じバイクだとしても乗り手が別人であれば維持費が同じになる事はまずありません。

大型バイクの維持費まとめ

家計簿を見て焦る女性のイラスト

「大型バイクってやっぱり維持費高いんだよね…」と質問されるのであれば、迷わず高いよ!と答えます。レバレートやパーツ代など大型バイクの方が費用がかかるという事実があるからですね。

しかし月々計算をしてみると全然手が届く金額であり、バイク本体をローンで購入していたとしても学生でも十分に乗り続ける事が出来たりするレベルかと。

大型バイクに乗りたいのであれば、自分に維持できるのか?では無く、維持する為にはどうすれば?と言うのをシミュレーションするのが大切かと思いますよ!

このページで見せた”年間維持費の表/月毎にならした表”という概算はいわゆるシミュレーションなのですから。

という事で、現場(@su_ba_ru)からは以上です!

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