スマートヘルメット…バイク乗りなら聞いたことがあり、一度は憧れた事があるんじゃないでしょうか?
AR技術を使用し、目の前にナビ情報などを表示できるし、ヘルメットによっては後ろの状況まで見れてしまう…まさにハイテクヘルメットというわけだ!
今まででは海外のどこかのメーカーがスマートヘルメットを作って販売していて、それが日本でも話題になっていましたが、ついに日本のヘルメットブランドも販売する事となったようです。
しかも信頼と実績のSHOEIからの登場ということなので十分な製品に仕上がっている事は間違いないでしょう!
そのSHOEIのスマートヘルメットの名前が「オプティクソン」であり、これを詳しく見ていこうと思います。
- 新時代のヘルメット体験をしたい
- 安心の日本国内ブランドのスマヘルなら気になる!
- SHOEIファン
こんな人におすすめでしょう。
ただし、これは結論の一部になりますが「ハイテク技術盛り盛り」なスマートヘルメットを求めていた人にはおすすめ出来ません!
ハイテク盛り盛りでは無く、HUD(ヘッドアップディスプレイ)技術を使用して一部便利に快適になったスマートヘルメットなので先駆者と言えるX(クロス)ヘルメットなどと同等だと考えているならオプティクソンは期待外れとなってしまうかもしれませんね。
とは言え大注目のSHOEIのスマートヘルメットなので詳しく見ていきませんか?
欲しくなった人の為に先に伝えておきますが、発売日は2022年12月17日となっています。先行限定販売という形の予定なので「SHOEI Gallery」各店にてのみ販売となるようです!
価格は13万7500円(バッテリー1万1000円)で購入が可能だ。
インカムでの通信以外はいつもの事が目の前で出来るオプティクソン
まずオプティクソンの核心に触れる「出来ない事」について説明しておきましょうか!
- インカム通信
- カメラ搭載で後ろの状態も前を見ながら確認
これらの事は出来ません!これらってX(クロス)ヘルメットで出来る事の中に入っているのでこれと比べるとSHOEIのオプティクソンの方が出来る事は少ないです。
じゃあオプティクソンの何がスマートなのか?何がハイテクなのか?
オプティクソンはスマホでしている事が目の前に映し出せるからずっと前を向ける
オプティクソンで出来ることと言えば簡単に言うとバイク乗り達がツーリング時にスマホを使ってやっている事が出来ます。
- 音楽を聴く
- ナビを確認する
- 時刻を確認する
などなど…
の事が目の前で出来るのです!
上記のことをHUDに表示する事でバイク乗りのツーリングを便利に快適にしてくれるのがオプティクソンというわけだ!スマホって大体ハンドル周りに設置して割と近くにあると思っていますが、確認する時は結構慎重になりますよね?
だってスマホって少なからず頭よりも下に設置している場合が多い上に快晴などの光の程度によっては見えにくい時だってある…そんなスマホを確認する時って一瞬以上の時間は前方から目をそらす事になるんですから!
車に限らずバイクだって前方から目を離すのは危ない…そんな事自分が一番よくわかっていて怖いから見るタイミングなどが慎重になってくる。
しかしHUDでそれらの情報を目の前に出せたら前方を見ながらでも情報を確認出来る。これは普通のヘルメットには無い特徴だ…これぞスマートヘルメットの醍醐味という事ですね!
でもさナビって音声でも案内してくれるよね?そもそも視覚情報いる?
音声だけじゃ不安な人も多いと思うよ?筆者は最低でも何m先で曲がるとか知りたいみたいだし。
ナビって音声だけじゃ不安だからスマホを見てチェックしますよね?知らない土地なんて特に道路情報わからないですし…チラチラ見ちゃいますよね?
それが解消されるという事ですね!
SHOEI:オプティクソンにはどんな情報がどのように表示されるのか?
オプティクソンにはこのようなHUDが装着されており、このレンズみたいなやつに映ることで情報を視認する事が可能となります。ちなみにこのレンズ?モニター?の名前はコンバイナと言うそうですね!
このコンバイナの位置は右目元に配置されているらしいので器用な人であれば、前方を見ていると同時に情報が読み取れるかもしれません。
器用じゃなくてもスマホを確認するよりも素早く見れるのは間違いないでしょう!このコンバイナを見る時をイメージするのに丁度良いんじゃないかなと思うのは自分の前髪の先を見るような感じかと…(前髪短めに限ります)
前髪を見る事が出来る人は恐らく普段何気ない視線の時でもぼんやり前髪が見えていたりしませんか?そんな感じでHUDが存在するような感じになると予想できますよ!
オプティクソンのコンバイナ(ディスプレイ)にはこのように映りだされます。そして映し出される情報は以下…
- 目的地到達推定時間
- 経由地到着時刻
- 交差点名称
- 次の案内通知
- 目的地残距離
- 経由地残距離
- 電話発着信
- 時計
という感じの表示が出来るという事ですね!
ただちょっと分からないのが、カーナビ的な表示が出来るという部分です。SHOEIの公式的な説明文だと既に搭載されているガジェットで使用出来そうな気もしないでもない…でもスマホと連動出来るので、どのガジェットを用いてナビを表示するのだろう?という事。
▲最初からこんな感じのスイッチモジュールと言うのが付いていますが、これにナビシステムがあるのか?スマホナビの情報を映せるのか?という感じでちょっと不明です。
もしスマホナビの情報を使用すると言うなら「Googleマップ、Yahoo!カーナビ」どちらでも良いのか、同じ映像になるのか?「iPhone、android」どちらのスマホOSでも使えるのか?などなど疑問が出てきますね。
いずれにしてもHUDに表示される情報でナビはされるのでどちらにしても問題はありませんけどね!
オプティクソンの初期装備
オプティクソンはスマートヘルメットという事で初期装備が普通のヘルメットと比べて充実しています。
- スイッチモジュール
- 内蔵スピーカー
- マイク
これらが標準装備となります。
簡単に説明するとインカムのような装備がまるっと一式付いているような感じですね!ただ誤解しないで欲しいのはインカム通話は出来ませんと言う事。
このスイッチモジュールはこのヘルメットの脳みそみたいなもんでしょうか。HUDのシステムから内蔵スピーカー、マイクやスマホと連動する為のBluetoothなどのシステムがこれに詰まっているようですね!
なのでこれが破損してしまうとスマートヘルメットとしての真価を得られなくなってしまうという事…まぁインカムを壊したりした経験が無いならよっぽど大丈夫かと。
内蔵スピーカーは窪みに埋まっている感じですね!もちろん専用設計品なのでしょうからその収まり具合もピッタリとなっており、スピーカーワイヤーの通し溝もあり、この上にイヤーマフを付けるのだから全く気にならないでしょうね!
まぁ恐らくインカムを付けたりなんだりで、こんなような装備は見慣れていますよね。
で・す・が!これはちょっと注意が必要です。スマートヘルメットとして「HUD(ヘッドアップディスプレイ)」を使用するには専用バッテリーが必要であり、このバッテリーは別売りとなっています。
はい出ましたバイク用品のちょっと悪いところ…スマートヘルメットとして使う為にバッテリーが必要なのに、そのバッテリーは別売り…どういう事なんでしょうね。これはバイク用品を買う時に毎回思います。
オプティクソンのちょっと気になる点
オプティクソンの全体を見てみるとスイッチモジュールが本当にインカムのようであり、インカムと同じような所に装着されています。ですがこのスイッチモジュールではインカム通信は出来ません。
つまりインカムを装着しなければ今までのようにインカム通話が出来ないという事にほかなりませんよね?
じゃあインカムってどこかにつけられるのかな…?スイッチモジュールが付いている所には絶対につけられないし、かといってインカムって多分ヘルメット左側につける用の形になってるし…(スイッチモジュールは左側)どこにつける想定なのか?
こんな感じになっているので、バイク乗りみなさんがおおよそインカムを装着しているところにスイッチモジュールがあります。でもスイッチモジュールではインカム通話が出来ません…ん?どうしようってな感じですね。
オプティクソンの仕様や品質
オプティクソンの帽体仕様/品質は下記。
- 軽量+高剛性のAIM+構造で圧倒的な安全性
- 適切なエアインテークやアウトレットで帽体内の快適さをキープ
- 歪みが無く視界良好なCNS-1シールド&防曇シートDRYLENS標準付属
- E.Q.R.S(エマージェンシークイックリリースシステム)
という感じになっており、SHOEIのヘルメットの品質という事ですね!多分特に変わった点は無く、今までの通りの最高品質の安全性と快適性となっているようです。
ちなみにEQRSはバイク乗りが事故をして意識を失っているときに第3者がヘルメットを簡単に外せるようになっている緊急的な安全構造です。
まとめ:オプティクソンはおおむね十分なスマート具合だが、インカム通話出来ないかも?
オプティクソンはスマートヘルメットのエントリーモデルとして丁度良い程度のスマート具合を持っていると思います。なんでも盛り盛りなスマートヘルメットもそれはそれで良い!
ですが、なんでも盛り盛りだと全ての機能をしっかりと使うには難しい…なんて事にもなってしまうなんて思いませんか?その点オプティクソンは確かに機能盛り盛りスマヘルに比べて機能面は劣りますが、いつも見ている情報がより見やすくなるという点においてはかなり未来に進んだ感じしますよね?
まさしくスマートヘルメットのエントリーモデルとして十分な機能となっています。問題はインカムを使用出来るのか?スイッチモジュールもといHUDと併用できるのか?というのが疑問ですね。
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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