このページでは発売を控えているSHOEIの新作ヘルメット「グラムスター」について説明していきます。
”見た目はクラシック(古臭く)、中身は新しい”というのがネオクラシックバイクであり、そんな見た目がクラシックなバイクに似合うヘルメットといえば同じくクラシックなヘルメットですよね!
ということでネオクラシックバイクの流行りと同時にクラシックルックスな見た目のヘルメットも流行っています。
特にクラシックなヘルメットというのは結構万能なもので「ネオクラシックバイク」の他にも「ネイキッドやアメリカン」にも似合うので、この広いジャンルへのマッチングの高さも合わさってかなりの人気を持つ事となっているんですよね!
そんなクラシックなヘルメットの新作ということで大注目を浴びているのが「 SHOEI:グラムスター」であり、これを紹介していきます。
- グラムスターめちゃかっこいい!欲しい!
- このヘルメット気になるけど買って後悔はないかな?
- ネオクラシックバイクに似合うヘルメット探してんだよね
基本的にクラシックな見た目なヘルメットは「機能性よりも見た目」に比重をおいており、全てのクラシックなヘルメットが全て買って後悔は無いか?と言われればNOでしょう。
しかし、グラムスターは機能性・見た目共に”買い!”なヘルメットでしょう!
そんなグラムスターの魅力や、買い!な理由を深堀していきましょう。
ネオクラシックなバイクヘルメット「SHOEIグラムスター」をどう見る!?
SHOE Iは日本はもちろん、世界的に見ても最高峰のヘルメットメーカーです。
そんな SHOE Iでは2018年の11月に発売された「EX-ZERO」が記憶に新しいですが、あのヘルメットはめちゃくちゃ人気が出て売り切れ続出だったのが印象的です!
EZ-ZEROも見た目がクラシックなヘルメットであり、現代に登場したってだけあって機能性もそこそこに作られています。
そんなSHOEIの中で「グラムスター」はクラシックヘルメット後発組となるわけですが、EX-ZERO以上の期待をしても良いモデルと言えるでしょう。
EX-ZERO以上の機能性
見た目は違ったタイプのモデルになりますが、同じクラシックなヘルメットというのと同メーカーということもあるので比べる対象としては丁度良いでしょう。
そして、グラムスターはEX-ZERO以上の機能性を持っていることがわかっています。
【EX-ZEROの機能性】
- AIMシェル
- E.Q.R.S
- フル脱着可能内装
- 収納可能ハーフシールド(アイガード)
- バイザー装着可能(※オプション)
- アルミナムメッシュフィルター(口元のエアベンチレーション)
これくらい。
EX-ZEROはかなり見た目にステータスを振っているヘルメットであり、機能性はほぼ無い。と言われても仕方が無いとも思います。
しかし、今時代のヘルメットという事もあり最低限欲しいと思う部分は持っていると思っても良い。
そしてグラムスターの機能性は次の感じ。
【グラムスターの機能性】
- AIMシェル
- E.Q.R.S
- フル脱着可能内装
- チンガード、額部にエアベンチレーション
- ライナーのエアルートを通って首元で暖まった空気を排気
- PINLOCK EVO LENS(ピンロックエボレンズ)
- フラットシールドCPB-1V
こんな感じ。
文字だけ見ると表立ってわかりやすい機能性の違いって伝わりにくいと思いますが、はっきり言ってEX-ZEROよりも機能性は期待して良い。
グラムスターも正直言って見た目にステータスを振っているヘルメットに変わりは無いが、それでもしっかりとライダーの事を考えている機能性な感じはしますね。
何よりベンチレーション以外で隙間が無いのが今時代のフルフェイスのスタンダードであり、EX-ZEROの様なスタイリングだとどうしてもいろんなところから風が入ります。
「風切り音」などのせいでインカム通話や音楽が聴こえにくいというのは簡単に想像できるかと思います。これだけでも大きな違いだと思って良いでしょう。
ライダーの悩みはしっかりとケア出来るはず
グラムスターの機能性で注目したいのが「チンガードの2つのエアベンチレーション」と「シールド」です。
どちらもライダーの快適性を上げる為の機能であり、更にどちらもクラシックなヘルメットデザインも兼ねているものなのです!
チンガード左右にあるエアベンチレーションでは、EX-ZEROと同じアルミナムメッシュフィルターで常時開放型のベンチレーションとなっておりいつでも風をヘルメット内へと取り込みます。
ここから取り込まれた走行風は、ヘルメット内の衝撃吸収ライナーに設けられたエアルートを通って首元から排気される構造となっている。
つまり専用の排気ダクトが無くてもヘルメット内部の空気循環が出来る仕組みなのです!
アルミナムメッシュフィルターはクラシックデザインにする上で、今では最良のエアベンチレーションの形だよね!
続いて「シールド」ですが、フラットシールド”CPB-1V”という新設計のものが採用されています。
このシールドは開閉時に偏心軌道を描く事で、ライダーが顔を見せている窓ゴムとの干渉を防いでスムーズな操作性を実現しているのだとか。
窓ゴムはクラシックなデザインにマッチする上に、密着性を高める為に外せない…でもシールドと接触が。
となった時に開発されたフラットシールドCBP-1Vなのでしょう!
クラシックデザインに合う窓ゴムを付ける為にシールドを新設計するなんて、クラシックデザインに余念が無いね。そういう努力しているからこその見た目だね!
そんな窓ゴムで密着性を高めたら…次に心配になるのは「曇り」ですが、それは曇り防止定番アイテムであるピンロックエボレンズが標準セットで問題無しとくるわけなのです!
ぱっと見のヘルメットデザインだけでは「クラシックデザインは良いけど、機能性大丈夫なのかな…」と心配にはなりますが、十分にライダーの欲しい!をおさえていると感じますね。
大本命は打倒「Arai:ラパイド・ネオ」だろう
丁度良い比較対象として大人気クラシックヘルメットである「EX-ZERO」を挙げましたが、大本命はやはり”ラパイド・ネオ”でしょうか。
フルフェイスの同じスタイリングで後発ながら登場させてきた所を見ると、EX-ZEROの勢いでラパイド・ネオを喰っちまおうという感じも否定できませんよね!
恐らくグラムスター登場で購入を悩んでいる人の中でラパイド・ネオとどっちを購入するかを悩んでいる人は多い。
グラムスターはクラシックな見た目も魅力的であり、機能性も兼ね備えた次世代ネオクラシックヘルメットで注目度が高いが、ラパイド・ネオも強みがあるのです。
ラパイド・ネオの強みは…
・先行組でカラーラインナップが豊富
・Araiヘルメットの有名な高い安全性能
・グラムスターより快適そうなベンチレーション
これらがAraiの…もとい「ラパイド・ネオの強み」だと言えるでしょう。
まず先に登場しているラパイドネオなので、カラーラインナップがかなり充実しています。
無印ソリッドカラーを始め「HA、NUMBER、OVERLAND、VISTA、ROARS」とグラフィックモデルだけでも10カラー、ソリッドを合わせると14カラーものラインナップがあります。
国内発表されているのは現状ソリッドカラーのみで5カラーだもんね…その内増えるんだろうけど。
と、現状から発売まででは5カラーからの選択しか無くグラフィックモデルはまだ先になるでしょう。
次にAraiは「Arai基準」という世界で最も厳しい安全規格とされるSNELL規格を含んだ独自の安全規格を設けており、かなり安全性能を重視しています。
ヘルメットは本来、保安用品であり安全性が重視されているのが分かっていればライダーの安心感も違い、選ばれる理由の1つになりますよね。
この安全性はAraiは超有名であり、世界の一流ライダーがこぞって使用するAraiブランドという事もあるのでこれは強いですね。
最後に結構頑張っているベンチレーションがあります。
グラムスターのアルミナムメッシュフィルターのベンチレーションと同じように、ラパイドネオでもスリット状のベンチレーションが用意されています。
これもクラシックデザインには欠かせないデザインにはなりますが、Araiの場合は開閉が可能となっています。
この開閉可能なスリットベンチレーションを開くと「息苦しさの解消が出来る:インダクションモード」になり、閉じると「シールドの曇りを軽減する:デフロストモード」になるなど機能性は高い。
更には首後ろ部分には大きな排気ノズルを設けており、その両サイドにはスリッド上の排気ベンチレーションがある。
ここまでのエアベンチレーションを用意されていると考えるとグラムスターよりもヘルメット内環境を快適に保てる可能性は高いと思える。
「グラムスター」VS「ラパイド・ネオ」どうなるか?
ラパイド・ネオは正直言ってかなり手強いライバルかと思いますが、それでもグラムスターは良い線いけると思います。
理由は「EX-ZERO」で出たプレミア感と、しっかりと温めてから出すタイミングがライダー達の期待度をかなり膨らませているから。
なんだそれ!中身の話じゃないんかーい
となるかと思いますが、これは結構大きいでしょう。
物を買う時のワクワク感って購入したソレを楽しむ時以上に楽しい場合がありますし、何よりここまで説明してきた通り「見た目&機能性」はライダーが”買う”に値するものです。
前回バイク界を騒がせた「EX-ZERO全然変えない問題」もかなり記憶に刻まれていますし、現状でかなり注目度が高くなっているグラムスター登場と同時に飛びつく人は必ずいます!
筆者もそうだしね!
グラムスターはまだグラフィックモデルの日本発表がされていないとしても、クラシックデザインが好きな人はソリッドモデルで十分に満足出来るという事もあるし、逆に下手にグラフィック入れているよりはシンプルな方が好きという人も多い。
価格自体も発売を待っているライダーの中では予想よりも安かったという嬉しい誤算だったという人も多く。
税別43,000円というのはこの手のヘルメットとしては普通…よりは少し安いと言った印象なので、これが決め手となる人も多いでしょう!
ちなみにラパイド・ネオの低下は税別46,000円なのでグラムスターの方がちょっとだけ安いんですよね。
もろもろの事を考えてもグラムスターはかなり人気が出て、ラパイド・ネオとも良い勝負が出来るかと思います!
グラムスター選ぶならどの色?
グラムスターはどの色を選んでもクラシック感が出ており、かなりかっこよく仕上がっていますね!
シンプルなデザインは色々なバイクに合わせやすく「SS、ネイキッド、アメリカン」などなどイメージが膨らみます。
あなたならどの色にしますか?
ちなみに筆者は「マットブラック」だよ!バサルトグレーはEX-ZEROで持ってるからね!
有名バイクサイトWebオートバイさんサイトアンケートを見ると…
- バサルトグレー
- マットブラック
- オフホワイト
- ラグナブルー
- ブラック
- リザレクション
って結果が出ていました!(2020年6月29日現在)リザレクションは8月末頃に追加情報がありました。リザレクションモデルが良いと思っていた人には朗報ですね!
自分のバイクカラーに合わせて選ぶのが良いかもしれませんね!
SHOEI:グラムスターまとめ
かなり注目と期待を背負っているグラムスターですが、登場が楽しみですね!
個人的な機能性のイメージとしては「EX-ZERO<グラムスター=ラパイド・ネオ」ってな感じでしょうか。
正直言ってEX-ZEROはクラシックヘルメットの中では機能性は”中間層”にあたるヘルメットな感じです。
ラパイド・ネオは”高水準”であり、発売を控えているグラムスターも同じく高いレベルでは無いかと思っています。
レースシーンやツーリングシーンに重きを置いているヘルメットに比べれば見た目を重視しているクラシックヘルメットなのでやはり機能性は劣りますが…グラムスターはしっかりとライダーの機能的快適性を確保してくれるものだと期待が持てますよ!
かなり注目度が高いヘルメットなのでEX-ZEROでもあったように「グラムスター全然買えない問題」になる可能性があるので、購入を決めている人は情報を漏らさないようにしましょう!
という事で、現場からは以上です!
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