今やタッチパネルを採用したスマートフォン(スマホ)を知らない人はいないでしょう。
何がスマートなのかについては言うまでもなく”いろいろな機能を有していてスマートに使える携帯電話”というのが早い話でしょう。たくさんの機能が入っているということは自動的に必要となるガジェットが減り、それもスマートなスタイルにつながりますね!これが現代で言うスマート化だと言えます。
そんなスマートな携帯を何気なく使用している私たちですが、バイク界にもそんな”スマート化”できる用品やガジェットが登場し始めていますよね!ご存じですか?
これからのバイク界の肝になるスマートな用品やガジェット類「視覚情報」が鍵
これから続々と登場していくバイク乗りが”スマート化”していく背景に出てくるのは、視覚情報についてのものが多いです。
車よりも走行中の自由度が低いバイクの視覚情報についてのアイテムがスマート化されるとどういった効果が得られるでしょうか?
- 安全性の向上
- バイクへの装備品の最小化
少なくとも上記の2つの効果(メリット)を感じられるのが視覚情報のスマート化です。
ではどんな用品やガジェット類が登場し、どんな効果が得られるのかを考えてみましょう!
スマートヘルメット、最有力は「SHOEI:オプティクソン」
スマートヘルメットはヘルメット内にバイク乗りが必要とする情報が投影するようにHUD(ヘッドアップディスプレイ)が搭載されたものとなっています。
最有力はSHOEIのオプティクソンであり、オプティクソンより前にX(クロス)ヘルメットというものが登場してはいましたが頑張りすぎた為か、重さなど色々とバイク乗りにとって不都合があったようで残念ながら割とすぐに下火状態になってしまった。
めちゃくちゃかっこよく筆者もかなりの期待をしていましたが金額が結構高いのにそんな状態ということで結構残念でしたね…
そんなパイオニア的なXヘルメットがややコケてしまった状態の中で頭角を現しているのがSHOEIのオプティクソンというわけですね!
オプティクソンには上記のようなHUD(ヘッドアップディスプレイ)が右目上部のほうについており、下記の情報を映し出してバイク乗りの助けになってくれます。
- 目的地到達指定時刻
- 経由地到着時刻
- 交差点名称
- 次の案内通知
- 目的地残距離
- 経由地残距離
- 電話発着信
- 時計
これだけの情報をHUDに投影することができます。
- スマホを使用したナビをちょくちょくチラ見する必要がなくなる
- スマホをカバンやポケットにしまっておけるので「スマホの故障」「スマホの紛失」の心配が不要
- ナビに使うガジェットや時計などの情報端末をバイクに装着が不要になる
このような効果(メリット)を得ることができるでしょう。
スマホやナビ、時計などをバイクに装着する必要がなくなるので”バイクに余分なものをつけて見た目を阻害することがなくなる”というバイクの見た目に対するメリットがあります。
年々スペックが上がり金額も決して安くはない金額で購入しなければならない”スマホを走行中に落として破損、紛失する”心配もなくなります。(ウォレット機能も付いているので紛失は致命的)
スマートグラス、最有力なのは「BMWモトラッドのスマートグラス」
BMWモトラッドというのを聞いたことがある人がいないかもしれませんが、BMWの用品ブランドです。
そのBMWモトラッドから登場しているスマートグラスは画像の「コネクティッドライド スマートグラス」なのです。このスマートグラスも先に紹介したスマヘルと同じようにHUDを搭載しており、視覚情報をサポートします。
スマートグラスはスマヘルと違って”新しいヘルメットを購入する必要”がなく”ガジェットを追加するだけ&ヘルメットが変わっても問題なく”HUDの視覚情報の効果を体験できるメリットがありますね!
バイク歴が長くなってくるとヘルメットの数が増える特徴のあるバイク乗り目線で、長い目でみてコスパにスマートグラスはコスパが良いと言えるでしょう。
BMWモトラッドのスマートグラスにも右目部分にHUDが搭載されており、ほとんど目線を変えることなくほしい情報をすぐに得られるというスマートさがありますね!
- 走行速度
- 制限速度
- ギア
- ナビ情報
HUDには上記の情報が投影されます。走行速度も表示されるのでチラチラとスピードメーターで現在の走行速度を確認しながらツーリングしているバイク乗りにも目線を変えずに走行を続けられるメリットがありますね。
- スマホを使用したナビをちょくちょくチラ見する必要がなくなる
- スマホをカバンやポケットにしまっておけるので「スマホの故障」「スマホの紛失」の心配が不要
- ナビに使うガジェットなどの情報端末をバイクに装着が不要になる
- 手持ちのヘルメットを変えることなくHUD機器の効果を得られる
スマートグラスのスマヘルと違うメリットとしては”ヘルメットを選ばない”というのが大きいでしょう!
いくつかのヘルメットを持っており、インカム1つを装着し直して使いまわしている人もいるくらいバイク乗りというのは歴が長くなるとヘルメットを複数持ちたくなるので、そういった場合にもスマートグラスは楽です。
そしてフルフェイスからジェット、ハーフヘルメットなどにもスマートグラスは使用可能なのでヘルメットを選ばないというスマートグラスは多くのバイク乗りが享受できるスマートガジェットなのです。
スマートモニターは各社参戦しており、製品層が厚くなる可能性大
バイク用品やパーツを扱う大手ブランド「デイトナ」でも登場しているスマートモニターはバイク乗りのスマホによる煩わしさを解消してくれる可能性のあるスマートガジェットです。
スマホをバイクに装着する代わりにスマートモニターを装着することになるので、言ってしまえばそこまでスマートになる感じはありませんが、スマートモニターはスマホの変わりになるものとなるのでバイクにスマホを装着して走行することで故障する心配を持っている人にとっては良いガジェットだと言えますね!
スマートモニターはスマホよりも簡単にいろいろなことができると言っても過言ではないガジェットです。
その理由のポイントは”簡潔化されている”ということ、これがどういうことかというとできることがあらかじめ決められているが、それらはあると助かるものってところです。
- ナビが見れる(地図)
- 音楽が聴ける(音楽)
- 電話対応ができる(通話)
- LINEが返せる(SMS)
- Youtubeが見れる(動画)
- ドラレコの映像が見れる(視覚補助)
だいたいスマートモニターは多くのスペックを有しているものだと上記のことのすべてができます。
結構できることが多いかと思いますが、スマホよりもできることって少ないですよね?スマホって自分の使いたいアプリを入れまくるのでたくさんのアプリで溢れているのでスマホを触っているだけで時間って結構経っちゃいますよね?スマートモニターはできることは多いですが、必要最低限であり助かるものが揃っているのでそれで完結できる良さがあります。
走行中にYoutubeを見ることはないかと思いますが、Youtubeを聞きながらツーリングをする人もいるかと思いますのであると助かりますよね?
基本的にスマートモニターは自分のスマホを「アップルカープレイ/アンドロイドオート」を使用してミラーリングする感じになりますが、基本的に上記リストに挙げたことができると謳っているものが多いのでそれ以外はできないと考えられます。そうなると必要最低限におさまるという事ですよね!
迷いなくその場その場の使いたいものをすぐに使えるというのは制約があるツーリング中にはサッと必要なものを選べるのはメリットとなるのです。
- スマホをカバンやポケットにしまっておけるので「スマホの故障」「スマホの紛失」の心配が不要
- スマホよりも大きな画面でナビなどが見れる
- マルチウィンドウ化できるモニターなら必要な情報をいくつか出してサッとチェックできる
スマホをスマートモニターに置き換えるだけになってしまうと考えるとそこまで良いものと一見思えないものですが、上記の効果に関して良いじゃんと思ったバイク乗りにとっては有力ですよね!
※筆者も注文して届くの待ち状態なので届きましたら動画とブログでレビューをお届けしようと考えています(2023年12月予定)
ドラレコ付きミラー、最有力は「ピットガレージダクト:D-ride」
2023年度開催した名古屋モーターサイクルショーにてピットガレージダクトという企業がバックミラー型ドライブレコーダー「D-ride」を公開しています。
前後独立式のカメラとドライブレコーダーを内蔵したミラーは世界初となり、車検対応品なので登場したらすぐにバイクに採用することができる状態だと言えますよね!
ミラーはもちろん2つで1セットとなっていますが、片方のミラーに前後が記録できるカメラが搭載されているので、片方のミラーだけで前後のレコーディングができるものであり、カメラ自体は片方にしかついていません(右側)
ドラレコ映像を記録するSDカードはカメラが装着されるミラー側に格納される仕組みとなっているので、右側ミラーにドラレコに必要な「カメラ、記憶媒体」のすべてが搭載されているというわけだ。
- 前方用カメラ
- 後方用カメラ
- 記憶媒体格納兼、メイン部分
現状バイクにドラレコを装備しようと思ったら上記の3点が配線で繋がれたものを購入し、バイクに装着する必要があるのでバイクの前後から配線を伸ばす必要があります。
しかしこのドラレコ搭載ミラーであればミラーを装着し、ミラーから伸びている配線に電源取りをしつつ配線するだけなので搭載の手間も少ないし、バイク自体も余計な筐体などを装着する必要が無くスマートにドラレコを搭載できるのです。
- 装着の手間が少ない
- バイクに追加で筐体などを装着し、見た目が変わる部分が超少ない(配線くらい)
効果としては上記の程度であまり大きなメリットは感じづらいかもしれませんが、ドラレコのカメラのつける場所に困っていたり見た目が変わるのを嫌がってドラレコを付けれていなかったバイク乗りには朗報でしょう!
続々と登場しているバイク用スマートガジェットは視覚情報の強化に向いている
「スマートヘルメット、スマートグラス」はバイク乗りが欲しい視覚情報を目線の移動を少なく得られる事ができるガジェット類となっています。
「スマートモニター」はスマホの安全を守りながら欲しい情報やできる事を集約してモニターに投影することができるので、色々なことがモニターを覗くことでできる事になるというもの。
「ドラレコ付きミラー」はバイクの見た目を変えることなくドラレコをバイクに搭載できるというもの。
上記のようなガジェットが続々と発表、登場しているのだ!ドラレコ付きミラーに関してはちょっと視覚情報の観点からすると違いますが、ほかのガジェットはバイク乗りの視覚情報を”より見やすくしている/集約している”というようにされているガジェットだと言えますよね?
これらのスマートガジェットですが、先端技術好きや新しいもの好きのバイク乗りなら欲しいと感じるものは1つくらいはあるんじゃないでしょうか!?
筆者はとりあえずスマートモニターが届くのを待っているよ!
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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