バイクのエアバルブの事って一度は考えた事があるんじゃないでしょうか?エアバルブは簡単に言えば2つの種類があって「L型とI型」です。実際はどちらが良いのかな…って思った事があるかもしれませんが、それぞれに良し悪しがあります。
まず結論から言うと絶対にどちらが良く、どちらが悪いという事はありません。どちらも良し悪しであり各それぞれの点をもとに選ぶと良いでしょう!
【I型】
- 標準で付いている物が多く、変更の必要が無い
- L型よりも安価
- ガソリンスタンドで空気圧調整が出来ない時がある
【L型】
- ガソリンスタンドで空気圧調整がどこでも出来る
- I型よりも高価
- 標準でついていない車種が多く、取替の必要がある
なんて事が言えます。ただ一概に全てがこれというわけでは無いので詳しく説明していくのを見てから考えてからでも遅くはありませんよ!
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バイクのタイヤエアバルブがL型とI型どっちがおすすめ?どちらも良し悪し
タイヤのエアバルブは地味な部品ですが、毎度のツーリングには重要であり考えて選ぶだけで不安や快適性が変わります。このページを見ているという事は少なからずエアバルブに興味があるという事ですよね?是非検討材料にして下さい!
I型バルブは標準装備されているバイクが多い
I型バルブは標準装備されているバイクが多いので、意識していなくてもI型バルブが装着されているバイクに乗っているライダーは多いでしょう。先に大体の特徴を話したので説明していない部分をまず説明しておきます。
I型バルブは走行中にL型よりも空気が抜ける可能性があるのです。
▲エアバルブにはバルブコア(通称:ムシ)という画像のような物が入っており、一番上(頭)の突起が押される事によって空気を入れたり出したりする事が出来ます。そしてI型の場合はバルブの向きと同じで直上にムシが配置されているのだ。これによって良くない事が起こる場合がある…
I型エアバルブのムシはエアバルブの中に頭がホイール内側を、お尻がホイール外側を向いて入っているのです。頭が押される事で空気の出し入れが行われる構造となっているので遠心力によって頭が押された状態になる事があると言われていたりもするんですよね。
たくさんのライダーから言われている話では無いので、I型バルブが絶対に走行中に空気が抜けていくというわけでは無く、「タイミングが合えば」「上手く事がハマってしまったら」という珍しい場合に起こると言えるでしょう。可能性の1つです。
あとは最初に簡単にまとめた通りですね!
- 標準装備されているバイクが多い(最初からI型が付いている)
- L型よりも安価
- ガソリンスタンドで空気圧調整が出来ない場合がある
という感じですね。文字で分かりづらいのは最後のでしょうか。
▲こんな感じでガソリンスタンドに置いてある空気圧調整器具は硬い棒状のエアチャックが付いている物が置いてある所が多いです。そんな時にはI型エアバルブでは空気圧調整が出来ない時があるんですよね…
I型エアバルブはこんな感じの良し悪しがあります。
L型エアバルブは空気圧調整がしやすい形状
すぐ前で書きましたがI型エアバルブはガソリンスタンドで空気圧調整が出来ない場合があります。その逆にL型エアバルブはどのガソリンスタンドでも必ず空気圧調整をする事が出来ますね!(空気圧調整サービスが無いパターンは別…)
L型バルブで冒頭で説明していない事は、L型バルブはI型に比べて劣化が早い傾向にあると考えられている点です。
▲L型エアバルブが標準で付いていたり、I型から取り替えた場合はバルブキャップの向きがホイールの横を向いていいます。これによってバルブ先端(頭)が遠心力でホイール外側へ押され、それに伴い根本側が引っ張られる事になります。
この遠心力からの作用によって根本のゴム部分が劣化しやすいと考えられています。正確に言うと劣化した状態から破断までが早くなると考えられています。
しかしながら筆者がバイク整備士をしていた時は年間500台以上(少なくとも)見てきましたがI型・L型同じくらいの数の劣化及び破断具合だった気がします。
ですが、L型の方が破断しやすいと言っている人もいるのでその可能性も否定は出来ません。
※年間500以上と言うのは整備の大小問わずです。
そしてI型の不安要素である空気が抜けやすいという点についてL型はバルブコア(ムシ)が横向きについているのでこれはI型と違って走行中の空気抜けの不安はゼロと言っても過言では無いでしょう。
その他は冒頭で説明した通りの良し悪しとなっています。
- I型よりも高価
- 標準でついていない車種が多く、取替の必要がある
ガソリンスタンドで空気圧調整が問題無く出来る点については、もう説明したので省きます。残りの2つはデメリットになり得る事ですね。
とは言ってもI型よりも高価と言うのは数百円程度の違いであり、バルブ自体の金額も数百円なので取替の際にL型にしてもそんなに負担になる事はありませんね!
それで実際はどっちが良いの?
「それで実際はどっちが良いのか?」という疑問が出てくるかと思いますが、これについては何度も言いますが、どちらが良いというのはありません…なので良い部分とされるところを基準に考えると良いでしょう!
もともとI型が付いているバイクに乗っており、それについては特に不満は無い。空気圧調整もできない状況に遭ったことはないので問題はない。
劣化し交換が必要になったとしてもI型には不満は無いので、数百円でも安いのであれば安い方が良い。
▲こんな人はI型で良いでしょう!
よく行くガソリンスタンドの空気圧調整器が固い棒状のエアチャックで、他のガソリンスタンドでも空気圧調整がしにくい、出来ないなどの経験がある。
空気圧の抜けが早い気がすると思った事がある。
▲こんな人はL型で良いでしょう!
つまり…I型が付いており不満が無いのであればそのままで良く、I型バルブが装備されており空気圧調整が出来ない経験だったり、もう空気圧下がってるという経験があるならL型にする事で色々な事が改善されると言えるでしょう!
I型からL型への筆者の対策方法
タイヤのエアバルブのI型やL型なんてものは意識をしないとどっちが良いのかなんて考えたりもしません…つまりこのページを書いている筆者自身も意識させられることがあったからですね!そうです、空気圧調整が出来ないと気づかされてしまったんです。
それで解決策としておすすめなのが「エアバルブエクステンション」というものですね
▲筆者が選んだバルブエクステンションは画像のものです。これを追加するだけで、どこのガソリンスタンドでも空気圧調整が出来るようになりました!このパーツはI型バルブにL型バルブを追加するという改善になります。
着脱はとても簡単で、ペンチやプライヤーなどがあれば出来ますし、L型を追加したからと言ってバルブの根本がダメになってしまったなんて事は筆者のバイクには起きていないのでそのまま付け続けていますよ
▲筆者が選んだのはキジマ製のバルブエクステンションです!
▲キジマ製の他にもキタコ製のバルブエクステンションもあるので好きなメーカーの方を選べば良いでしょう。
このパーツを追加した時のレビューについて詳しく知りたいのであれば下記のリンクページを読んでみて下さいね
https://www.subablobike.jp/cant-adjust-the-air-pressure-of-the-bike-in-gas-station
まとめ:不満が無ければI型、不満や不便があるならL型を選ぶ!
結局のところI型バルブに不満があるのであればL型に変えるというのが一番手っ取り早く不満を解消する方法です!何故ならI型バルブが標準で採用されているバイクが多いので、不満があればL型にというルートが多いでしょうからね。
逆にI型が付いている状態で空気圧調整などの不満が無いのであれば、そのままにしておけばお金はかかりませんし、何も変わらないので問題無し!と言った具合。
そしてI型からL型へ交換したいと思っても…
- 根本ごとL型に交換
- I型にL型を追加
という2パターンの方法で変更する事が出来るので、変更したいと思った場合でも”お店に行かなきゃ…”と気負う事もありません。
更にI型の走行中に空気が抜ける可能性や、L型の根本が劣化しやすくなるという可能性に関しては「万が一」とは盛り過ぎかもしれませんが「千が一」程度の可能性と考えてよい程度なのでどちらが付いていてもそこまで心配する必要はありませんよ!
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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