バイクのサイドミラー(バックミラー)は保安基準的にも必要ですし、走行中の後方確認をするためにも必要なバイクのパーツです。
最近ではロースタイルの助けになるバーエンドミラーが流行っていますが、これは大きな特徴としてはバイクのスタイル・見た目の変更がメインとなります。(見え方も変わりますが)
バイク乗りはかっこいいスタイルが好きなのでバーエンドミラーが流行っているのは納得できます。
ですがバイクのミラーというのは本来安全確認をするためのパーツだ!じゃあ後方確認のしやすさとか見えやすさとかは求めないのか…?と。
ミラーが見えやすくなると後方確認のスムーズさも安全性も上がるので結構おすすめなんですよね!
このページではそんな後方確認のしやすさをアップさせてくれる「広角ミラー」というのを紹介していきますよ!
バイクの広角ミラーってそもそも何?簡単に言うと見える範囲が広いミラー
広角ミラーというのは文字通り広い角度を映すミラーとなっています。
普通のミラーの場合の見える景色
広角ミラーの場合の見える景色
画像は普通のミラーで見える景色と、広角ミラーで見える景色を例とする画像なのですが、広角ミラーの場合だと見える範囲が広いので多くの情報を一目で見る事ができるというわけです。
簡単に言うと広角ミラーにするだけで死角を減らせるということになります。
しかもミラー交換はDIYカスタム初心者でも簡単にできる部分でもあるので、整備工賃を抑えるとともに割とパッとカスタムできるので手軽に取り入れられるという意味でもおすすめですね!
アウトバーン:広角ドレスアップミラー(一番簡単!貼るだけ完了)
ミラー交換は簡単なのでDIYカスタム初心者にもおすすめ!とは言いましたがこの「アウトバーン広角ドレスアップミラー」の場合はそれ以上に簡単にカスタムできます。
メーカー的には30分で取り付け完了!と謳っているのでちょっとした暇時間にパパっとカスタムできちゃうレベルだ!
どんな感じのカスタム方法かというと、純正ミラーの上からこの広角ミラーを貼り付けるというカスタム方法なので簡単っていうタネです。
取り付け説明には9ステップという割と多い工程が書かれてはいますが、テープをはがすというのでさえ1ステップで説明してくれているくらい細かな説明だからこそです。細かく手順もわかるので失敗もしにくい!
この広角ミラーには広角の曲率というものを変えてバリエーションを出しているので、バリエーション内の1000Rなら純正ミラーよりやや広い範囲が、600Rならさらに広い範囲が見えるというになります。
4本の赤いコーンが置いてある後方を見ている状況ですが、純正ミラーだと約3本、1000Rだと約4本、600Rだと4本すべてが見えてその余白まで見えるような感じに広い範囲が見えるようになります。
とても簡単に効果的な広角になるのでかなりおすすめなのですが1つ注意点として、貼るだけのパーツだとしても汎用品ではなく専用品という事なので、自分のバイクに合うものを購入する必要があります。
ラインナップの対象車種に自分のバイクが無ければ問い合わせるか諦めるしかないという結果もありえますね…
上記は各日本国内バイクブランドのラインナップされている車種の一部抜粋です。ちなみにヤマハはこれが全部!(公式ページ内で確認)
ヤマハは置いておいて…カワサキやホンダはもっともっと対象車種があるので、気になる人はチェックしてみてください!載せてはいませんがハーレーもあります。
➡ほかのラインナップも見てみる
デイトナ:ハイビジ貼り付けタイプミラー(こちらも簡単貼り付け)
デイトナでも貼り付けタイプの簡単カスタムできる広角ミラーが登場しています。
先に紹介した「アウトバーン広角ドレスアップミラー」の600Rに比べると広角でひろがる範囲は狭い曲率1000Rしかありませんが、薄暗くても見やすいゴールドと目が疲れにくいブルーが用意されている見えやすさの追求がされています。
ラインナップとしては”HONDA1/HONDA2/YAMAHA1/SUZUKI1/KAWASAKI1”の5タイプとなっています。
それぞれのパターンがこれらの車種に適応する形のラインナップになっています。
対応車種を見るとフルカウルモデルがほとんどであり、それもそのはずでいわゆるフルカウルモデルに採用されているとがったミラーに対応する貼り付け式の広角ミラーだからですね!
それぞれがこんな形のミラーに対応しているという事なので、それぞれの車種所有のバイク乗りさんは心当たりがあるでしょうね!
曲率R1000でも純正ミラーよりは各段にミラー越しの視界を広くする事ができるのは確かで、比較してみると割と違いますよね!
カスタム方法も工具要らずで、簡単に説明すれば拭いて貼って完了だ!
フルカウル車種がほとんどの対応車種というカスタムパーツですが、ミラーを見えやすくしたいと思っているフルカウルバイク乗りにはかなりおすすめですね。
デイトナ:ハイビジミラーバイク用ラウンド ロー/ハイ(レトロ系バイクにおすすめ)
デイトナの貼り付けタイプの広角ミラーにはスポーツ系のフルカウルバイクが基本的に対応車種になっています。
しかしデイトナのハイビジミラーという広角タイプのカスタムミラーには、貼り付けタイプ以外にも用意されており、それがZ900RSなどのネオクラシック・ネオレトロ・クラシックと呼ばれるレトロルックスなバイクにピッタリのラウンド型(丸形)なのです!
こちらの普通のミラータイプも曲率が1000Rなので少しミラー越しの視野が広くなる感じですね!とは言え画像2台の車が結構欠けていたのに対し、ほとんど全体が見えるくらいに視野が広がっている違いがあります。
汎用型のハイビジミラーラウンド型の場合はミラー取付ボルトを緩めることである程度位置を変える事が出来るので、調整範囲が割と広いものとなっています。
カワサキのZ900RSなどのレトロ系に向けたタイプの「ハイビジミラーZ2モンスターミラー」の場合であれば、ミラーロッドに沿って上下させる事は出来なくなっています。
ですが、「ハイビジミラーZ2モンスターミラー」には内部に亜鉛性の重りを入れてあることで振動を軽減する工夫が施されています。
一応汎用性のハイビジミラーにも振動軽減の工夫はされていますが、それはあくまでミラー部分(鏡の部分)をロッドへの取り付け強度を上げているという点なので、重りなどの工夫はないので「ハイビジミラーZ2モンスターミラー」のほうがしっかりと工夫がされていると言えますね!
「ハイビジミラーZ2モンスターミラー」はカワサキのZ900RSなどのレトロ系バイクをターゲットにしているだけで専用品ではないのでM10ボルトであればほかの車種にも使用できるこちらも汎用品と言えば汎用品です。
汎用型のハイビジミラーも、Z2モンスターミラーの両方ともロー/ハイとバリエーションがあります。
色もブラックとメッキがあるので、好きなものを選べますね!
質感や振動軽減の施され具合からしてZ2モンスターのほうがおすすめですが、ミラーの細かな調整を求めるなら汎用型のほうもアリです。
ハイビジミラー(広角タイプミラー)のラウンド型はレトロ系バイクにおすすめだが、それ以外のバイクにも合わせやすいようにラウンド型以外のハイビジミラーは用意されています。
デイトナハイビジミラーは割と多くの種類が用意されているので、自分のバイクにピッタリのアイテムを選んでみて欲しい!
広角ミラーは後方確認時の視野アップで安全性もアップ!でも距離感に注意!曲率1000R程度が無難
広角ミラーはミラーを使用して後方確認をするときの視野が広くなるので、しっかりと安全確認ができるようになります!しかしながらあまりに視野が広くなると距離感が狂う場合もあります。
よく言われる話ですが、同じ距離離れていても大きなトラックと小さなバイクでは感じる近さが違うというものがあります。
同じ距離離れていても、大きなトラックは近く感じ、小さなバイクは遠く感じるというものですね。
つまりバイクのミラーに大きく映る車両は近く感じ、小さく映るものは遠く感じる場合があるという事だ!これが走行中の後方確認というパッと見の場合だとなおさら錯覚として作用しやすくなります。
広角ミラーを使う事で視野が広がると同時に物体の大きさは曲率がキツい(曲率数字が小さい)ほうが物体は小さく見えるようになります。
トラックとバイクの距離感の感じ方の違いの例を含めると、広角ミラーで視野が広くなったぶん、ミラーに映るものは小さくなるので距離感がつかみにくくなる可能性があるということ。
曲率1000R程度であれば少しの変化で済みますが、600Rまでキツくなると結構見える大きさが変わるので注意が必要だ!なので広角ミラーを選ぶなら1000Rの曲率のほうが無難だと言えるでしょう。
とはいえ広角ミラーは確かに後方確認の視野を上げてくれる安全性にも寄与するカスタムパーツなので便利で優秀なのには変わりない。しっかりと考えて選ぼうという事ですね!
という事で、現場からは以上です!
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