このページではカワサキのネオクラシックバイク”Z900RSのカスタム”についての紹介と、インプレ(印象)についてのページです。
正直言ってZ900RSのカスタムは難しい。
何が難しいのかというと「出せる個性の幅と自己満足とのバランス」が難しいという事です。
カスタムの醍醐味は
- 快適性、機能性アップ
- 見た目の変化
- 個性の主張
上記の様な事が言えます。
この中でもライダー達の多くが求める物は”見た目の変化”であり、いかにかっこよく個性を出して自分だけのバイクにしていくかが満足感を高める要因だと言えるでしょう。
ただ、カスタム欲の源である”個性を出す事”についてZ900RSはとても難易度が高いと感じます。
そんなにZ900RSは難しいの?
と思うかもしれませんが、その理由を深堀していきます。
この記事がおすすめな人
- Z900RSのカスタムを始めようと思っている人
- 自分だけのZ900RSを目指す人
- カスタムベースをZ900RSと考えている人
どうして難しいのか?やっぱり難しいよね…とどちらの考えの人でも参考になるかと思います。
このページを参考にすれば個性の出し方が見えてくるかもしれませんよ?
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Z900RSのカスタムは難しい、個性と自己満足がものを言う!
Z900RSのカスタムについて説明していきますが、完成形をイメージしておらず部位毎に気に入ったパーツを取り付けていくタイプの人はこの”難しい”という理由が分かりにくいかもしれません。
逆にカスタムを始める前に完成形をイメージしてからと言うように自分のイメージに合う参考スタイルをネットで探していたりする人であれば”難しい”という意見はちょっと分かるかも…と感じるかもしれませんね!
Z900RS程の人気車両であればカスタムパーツは豊富です。
では何故個性を出すのが難しいのでしょう…説明していきます!
フルノーマルで既に完成されている
まず第一にZ900RSというバイクはノーマル状態でかっこいい事にあります。
これはZ900RSに乗る予定や乗っているライダーにはとても良い事であり、カスタムの必要性を感じない人も出てくるでしょう。
そんな話をするとこのページ意味ないじゃんと言われてしまいますが事実なので認識として必要でしょう。
しかし、このノーマル状態で既にかっこよさが確立されている事が結構個性を出すのが大変という事の要因の1つとしてもあるんです。
カスタムパーツメーカーの開発が大変
簡単な考え方をすると、多くの人にノーマルではダサいと感じられてしまうバイクはカスタム欲が湧きやすくかっこいいと思われるスタイルに出来るパーツを出せば売れる。
という事なんです。
つまり多くの人にノーマルでかっこいいと感じられるバイクはそれを超えるかっこいいスタイルのカスタムパーツを出さない事には売れません。
個性を出したいと思っていたところで、現状よりもかっこ悪くなってしまうカスタムパーツは欲しいと思いませんよね?
これがカスタムパーツメーカーにとってのハードルとなります。
メーカーにとってもZ900RSのカスタムパーツを出す事はかなり大変な事でしょう。
素材違いや色違い、デザイン違いが多く占める事となる
パーツメーカーのハードルが高いからと言ってZ900RSのような人気車種を見逃せるはずはありません。
人気があれば乗っている人の絶対数が多く、売れる可能性は高いのです。
その為、人気が出ると分かっている時点で新製品競争は始まっていると言えるでしょう!
しかしノーマルのスタイルで既にかっこいい…となるとどんな事が起こるでしょう?
素材違い・色違い・デザイン違いという製品が多く出され、シルエットが変わるようなスタイルのカスタムパーツが出てこないという事になります。
え、そんな事ってあるの?カスタムパーツメーカーだよ?
いやいや何言ってんのさ、メーカー毎にちゃんと違うじゃん!
そんな意見も確かにあるでしょう、でもとりあえず以下を見て下さい。
▲OVER RACING製カスタム
▲TTS製カスタム
▲BEET JAPAN製カスタム
▲K-FACTORY製カスタム
▲ACTIVE製カスタム
引用元
いやーかっこいいですよね!まぁ…当たり前なんですが。
だって上記5つのZ900RSフルカスタムはプロが手掛けたカスタムバイクなのですから!かっこいいのは当然と言えば当然です。
しかしちょっと気になりませんか?どのフルカスタムも純正のシルエット、スタイルからの変化ってほとんどありませんよね。
これが私達一般ユーザー達には困った事なんですね~…ぱっと見で違うのが分かるのはマフラーやビキニカウルぐらいかと。
えー、でももっといっぱい変わっている所あるよ?
そうそう細かい所まですごくキッチリとカスタムされているよ!
まさにその通りです、流石プロの技と言ったところ。
でも私が言いたいのはそうじゃないんですよ…
カスタムをして得られる満足感ってどういう時?
カスタムをする時、特に”見た目を変えるカスタム”の時ってどんな目標や満足が欲しいからカスタムするんでしょうか?
- 自分が見てかっこいいと思える時
- 同車種に乗っているライダーとの差別化、個性出し
- 誰から見てもかっこいいと言われるようなカスタム
一番ハードルが低いのが自分視点でのかっこよさ。
でも、欲を言えば自分が見ても誰から見られてもかっこいいと感じられ同車種乗りとは違った自分だけの個性が欲しい!と思っているはず。
そんな時に「こんな細かい所もカスタムしてるよ!」という説明や「ここが全然違うでしょ?」という確認なんてしていたらかっこわるい…
一目見てすごいカスタムされている感、ぱっと見でノーマルとは全然違う個性を出していなければ大きな驚きからくる満足感は無いでしょう。
そして不特定多数にかっこいいカスタムだと思ってもらいたいならバイクを知らない素人でも分かる違いが必要になってくるでしょう。
分かりやすい例が”バーエンドミラー”です。
特に国産メーカーでバーエンドミラーを採用されているバイクは無く、簡単にカスタム感や何かよく見るバイクと違う雰囲気なのが伝わりますよね?
そういうカスタムって人気が出るし、トレンドにもなる。
スタイリング、シルエットがノーマルと変わらない状態では分かりづらいんです。
でも紹介した画像のプロ仕様カスタムは個性が出ているものがありますね。
「カスタムペイント」をしているか「ノーマルには無いビキニカウル」によるカスタムがされているからでしょう。
現にOVER RACINGの黒いZ900RSはカスタムした感じが一番分かりづらいと思いませんか?
お金をたくさん出せるなら話は別
カスタムにかけられるお金が何十万とあれば、あれもこれもカスタム品に交換してカスタムペイントまでしちゃうぜ!と簡単に個性を出す事が出来ます。
でもほとんどの人ってそんなに出せませんよね…出せるならこのページ読まないでしょうし。
手っ取り早く個性を出す為にはバイクの面積を大きく占める部分を、個性のあるパーツに変えるという事。
ポイントを絞って優先的にカスタムする事で最速で理想のスタイルに近づける事ができ、細かい部分は少しずつという感じでやっていけます。
ただZ900RSは”パーツはたくさん出ているけど個性があるのが少ない”からそれさえも難しいという事なんですよね…
見た目を大きく変えられるおすすめのカスタムパーツ
正直言ってそこまで特別なパーツというわけではありませんが、視覚的に大きな変化が得られるカスタムパーツを装着する事でノーマルからの変化を得られる事は間違いありません。
【アンダーカウル】
アンダーカウルは本来付いていないものを付ける事になる「追加パーツ」です。
ノーマルのネイキッドらしいスタイルからスポーティな雰囲気を上げる事が出来るカスタムです。
クラシック感は薄れますが、無いものを付けるというあたりは個性を出すには効果が比較的大きいカスタムの方法です。
【ビキニカウル】
ビキニカウルもZ900RSにはノーマルでついていません。カフェ仕様には付いていますが、カスタム品を仕様する事で好みにグッと近づける事が出来るのは間違いありません。
ビキニカウルも同じく無いものを装着するパーツなので、効果は大きめですよ!
【マフラー】
マフラーカスタムはバイクのカスタムでは定番中の定番ですね!
人気のある理由は排気音が重厚になったりレーシーになったりと音に大きな変化が得られるからですが、見た目にも大きく影響してくるんですよね!
まとめ:個性と自己満足がものを言う
Z900RSを自分だけの1台のような個性あるバイクにカスタムするのは正直言ってかなり難しいかと思います。
理由は…
- パーツメーカーの製品が似たり寄ったり(メーカーも大変?)
- パーツメーカーが作るプロ仕様のカスタムでも個性を出すのは大変
上記が大きく、個性のあるパーツ自体があまり無いので一般ユーザーだと「明らかにノーマルとは、他のZ900RSとは違う」というものがつくりづらい。
そして自分が見ても、他人が見てもかっこいい!というレベルまで持っていきづらいです。
そうなってくるとカスタムペイントで個性を出すって話になったところでお金がたくさんかかってくる…
このような個性が出るカスタムをしづらい環境での落としどころは…「何が何でも良いパーツを探し個性を出す」という方法か「ここまでできれば自分の中で満足出来る」という線引きをしっかりして心を静めるかのどちらかでしょう。
人気のある車種だからこそ色々とパーツはあるのですが、そのパーツ展開は狭く深くと言った感じでありバリエーションはそこまで無いのが辛い所ですね…
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